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高齢出産VOICE

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【事務局より】12/1「新しい出生前検査について考える」
babycom事務局 -- 2012年10月 9日 16:15:39

12月1日(土)に、「語る+聞く リプロダクションのいま」の第3回目として、渡辺麻衣子さんを招いてワークショップ「新しい出生前検査 について考える」を開きます。

8月下旬より「新しい出生前検査」に関する報道をよく耳にするようになりました。
今、話題となっている検査は、妊婦の血液中に流れる胎児のDNA断片を用いて胎児の染色体数を確認する検査法で、染色体数の異常を非常に高い確率で同定することができる、というものです。妊婦の血液中に胎児のDNAが存 在するということが報告されたのは1997年のことです。以来10年以上の歳月をかけて続けられてきた研究成果のひとつが、この検査なのです。

しかし、技術的な可能性や神秘性と、社会的な妥当性、必要性との間には乖離があります。頻発する報道の背景には、特定の障害を対象として、このように簡便な検査が登場することを「どのように受け止めてよいかわからない」という社会心理が反映されているようです。今年10月5日には、倫理的な問題を懸念する日本産婦人科学会からの要請に応じる形で、臨床応用の延期が決定されました。

今まさに、「新しい出生前検査」について、考えることが求められています。しかし、私たちは、一体どこから、この問題について考えていけばいいのでしょうか。
ご報告では、出生前検査一般の普及がいち早く進んだイギリスを事例としたこれまでの検討をふまえて、みなさんと考えてみたいと思います。


詳しくは、このページ上部のリンクからご確認ください。


出生前検査ってつらい
yumi -- 2012年11月 3日 13:36:21

  流産を何度も経験しているので、堕胎という言葉にはとても敏感です。
そして、出生前検査が堕胎に結びつきやすいということは知られています。

出生前検査ということは、お腹にはもう胎児として赤ちゃんがいる訳ですよね。染色体の異常が見つかったとき、母親はとても苦しむと思います。この新しい検査は、母親の体への負担を軽くし、妊娠中の赤ちゃんへの流産リスクは軽くしましたが、根本的な問題の解決にはなっていないと思います。

染色体の異常があっても、元気に生まれてくる赤ちゃんがいる。
染色体の異常がなくても、生まれてから病気が分かる赤ちゃんがいる。

「それでも、染色体異常があると障害のある可能性が高くなりますよ。どうしますか?」と母親に問いかける訳ですよね。


とても残酷です。お腹に命が宿った時点で、母親は愛情を感じているし、胎児に話しかけたり、母親としての幸せを感じたりしている。


「障害があると分かっていても産む」「障害のある可能性があるから堕胎する」、どちらもつらい決断です。
殺される赤ちゃんもかわいそうだと思う。

「障害があると分かって産む」場合、その子を幸せに出来るのか?
共働きでやっと子供を育てることができるような家庭の場合(多いと思います)、つきっきりで世話したり施設に預けたりするだけの経済的な余裕があるのか?
親が死んだ後、その子はどうなるのか?

堕胎した場合の子供の命に対する尊厳はどうなる?
母親の心身の傷はどう癒す?


どちらも重い選択だと思います。

私は日本では認知されていない「着床前検査aCGH」が良いと思います。体外受精でしか出来ないのですが、「流産を予防する」という意味で染色体の異常がない卵だけを子宮に着床させます。
まだ胎児になる前の卵の段階での判断です。

これが高齢出産や障害を持つ母親にとっては、一番良い選択のような気がします。
お腹にいる赤ちゃんをどうするかを悩む必要がないのですから・・・。

生まれてみてからの障害の有無や病気の有無の確立については、羊水検査と大差ないそうです。
それなら、命を選別するようなことはやめて、卵の段階ですれば良いのにと思います。

日本では、どうしてこれが認められず、出生前検査という残酷な方法しかしないのか、疑問です。

 
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