ずっと これからも
− 卵子提供で家族になった物語
作/早坂バジル 絵/湯浅宣之 解説/白井千晶
本文:16ページ ソフトカバー18.2 × 25.7cm
定価:2000円+税
ISBN:978-4-9903366-5-3
発行:babycom
発売:2017年2月20日
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★ずっと これからも ご案内pdf
卵子提供でママになった著者が
テリングするための言葉をつづった絵本
あたたかな絵とやさしい文章で
誕生のよろこびや子どもへの愛を伝えます
テリングするしないにかかわらず
子どもといっしょに読み聞かせできる絵本です
専門家のテリング解説書付き
たくさんの当事者の方と対話を続けてきた静岡大学・社会学の白井千晶さんがテリングのポイントを解説します。お子さんへの接し方や、テリングを考える際のヒントとしてご活用ください。
すっとこれからも解説書
「テリングのためのガイド」
解説:白井千晶(静岡大学/社会学)
発行:babycom
解説書は、絵本の裏表紙に記載されたURLから無料でダウンロードできます。
こんな方におすすめします
卵子提供を考えている方/卵子提供で親になった方とそのご家族の方/テリングしようと考えている方/テリングについて悩んでいる方/医療関係者/心理カウンセラー/公共図書館/大学図書館 など
絵本のあらすじ
「あかちゃんは どうしたらできるのか、って?」
そんな問いかけから物語は始まります。おなかのなかで、小さなたまごがだんだん大きくなってあかちゃんになる様子。お友だちもみんな同じように生まれてくること。でも、お花はちょうちょが、お手伝いしてくれます。赤ちゃんがほしいのに、たまごがなくて困っていたママ。そこに助けてくれる人があらわれて…。
“卵子提供でママになった方のおしゃべり会”での感想から.........
♥読み始めから、とってもよい内容で、ほっこりひきこまれます。
♥今後、子育てで悩むことがあっても、この本を読み初心に戻ると、
どんなに待ち望んでいた大切な命なのかと改めて感じることができる気がしました。
♥テリングをしようと決めているけど、方法がわからないという方は、
この絵本の読み聞かせから、始めることができると思います。
♥絵本の中のママやパパと自分たちの気持ちが
重なり、心にぐっと入ってきました。
涙があふれてきました。
♥告知するしないにかかわらず、
このまま今、子どもに読んであげられる絵本です。
【発刊の背景】
厚生労働省の調査では、2011年の出生児のおよそ25%は母親が35歳以上のいわゆる高齢出産でした。晩婚化・晩産化が続いている現在、妊娠を望む女性の卵子やその他不妊理由により、最後の手段として卵子提供を選択するカップルが増えています。近年、テレビなどのメディアでも「卵子老化」「卵子提供」が不妊治療や社会的トピックとして取り上げられています。
卵子提供で出産に至った数を把握するのは容易ではありませんが、晴れて父親・母親になった後、課題となるのは「子どもに告知するか」や「どうやって伝えたらよいか」です。「子どもの出自を知る権利」については、ヨーロッパなど、子どもがドナー(卵子提供者)の情報にアクセスできる権利を認める国が増えてきています。海外の調査では、子どもが小さい時から、親が子どもに出生の経緯を伝えることがよいとされており、日本でも意識の変化が見られます。