妊娠への準備

妊娠への準備(1)

今すぐに妊娠、出産を計画していなくても、将来的には、子どもが欲しいなあ、と考えている人は多いのでは。でも、人間のからだというのは生身ですから、計画どおりにはなかなかうまくいかないこともあります。

「まだまだ先の話と思っていたのに 、妊娠した!」という人もいますし、「え!? もしかして不妊?」という、欲しくてもなかなかできないという人もいます。結局、赤ちゃんは授かりもの。なかなか計 画どおりというわけにはいきません。

でも、やはりからだと心の準備はしておきたい。これは、将来的に妊娠するかどうかということより、女性として自分のからだを見つめ直すことでもあります。

..........1.月経不順と貧血を治しておこう

..........2.冷えも大敵

..........3.タバコ、アルコール

..........4.極端なダイエットは禁物

産み時を考える 出産適齢期はあるのか


まず、最近、若い女性に目立つのが月経不順と貧血。
10代20代はとくに、スタ イルを気にしてダイエットを実行している女性が多いので、このダイエットが原因で、月経不順や貧血を起こしやすくなります。
こうした症状は、日常生活の中で、気にはなっても、一時的にやり過ごしてしまえるものですから、多くの人は治療が必要なこととはあまり考えないようですが、こうしたことが妊娠やのちの更年期に影響を及ぼします。
まず、極端なダイエットは、月経を不順にさせます。毎月の月経につきあうのは、めんどうなこととはだれもが思いますが、月経が規則的にないと妊娠するのが難しく なります。いざ、子どもが欲しいと思っても、なかなかできない、ということになる 。産婦人科で、まず月経不順の治療から始めましょう。月経痛の激しい人も、からだのバランスやリズムが一定でないことから起こるもので、治療が必要。月経痛はあってあたりまえなのではありません。治療すれば痛みや不快な症状は、改善されます。

また、貧血は妊娠するとさらに強い貧血をひき起こすことがあります。妊娠中は、ふだん貧血でない人も、おなかの赤ちゃんに血液を送らなければならないので、妊娠性の貧血になりやすいもの。母親自身が慢性の貧血であればなおさら、さらに血液中の鉄分は少なくなってしまいます。妊娠中、貧血のまま放置しておくと、出産のとき出血をしやすく、多量に出血した場合には、輸血が必要になってきます。さらに、産後も貧血が続き、頭がふらひらするなどの症状が表われます。産後は、それでなくても赤ちゃんの面倒をみるので疲れやすいときですから、貧血であればなおさら、かなりヘビーな状態になります。


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冷えも、月経不順や貧血、不妊や妊娠中のトラブルに影響してきます。
今どきは、高校生が超ミニスカートで冷えびえしていますし、やっぱりファッション性を考えると、あたたかいパンツなどははけないのかもしれませんが、これがからだを冷やすことに。とくに子宮周辺の器官や機能に影響します。
冷えは、腰痛を引き起こす原因にもなりますし、子宮まわりの機能の低下を引き起こします。子どもが欲しいと思っても、なかなか妊娠しなかったり、あるいは妊娠してもおなかが張りやすいなどのトラ ブルの原因になりやすい。できるだけ、腰まわりは、あたためておきたい。

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