赤ちゃんのあやし方や子育ての仕方がよくわからないという親が増えています。また、昨今の脳教育ブームなどの影響で、幼いころから過度な教育を施す親も多く見られます。
子どもの脳の発達を支えるうえで、子育てや教育には今、何が求められているのでしょうか。
この特集では、子どもの発達の基礎知識とともに、最新の脳科学や発達科学の研究成果なども紹介し、環境や発達の視点から、健やかな脳に育てるために親が知っておきたいこと、親ができることを考えていきます。
by babycom&NPO法人市民科学研究室 2006.10〜2007.4
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「早期教育」と子どもの発達のゆがみなど、子どもの発達について長年、研究している神戸大学の広木克行教授の話。
「早期教育」と子どもの発達のゆがみ
人間には「育つ順番」がある
五感の力を伸ばすには、遊びが不可欠
からだの育ちは、心の育ちにつながる
「交わりの力」と「ギャングエイジ」
「よく遊び、よく食べ、よく眠る」暮らしが、発達を促す
夜ふかしは、子どもの脳と体と心に何をもたらすか? 睡眠のメカニズムなどについて研究している脳科学者で、小児神経科医の神山潤先生の話。
「世界一夜ふかし」の日本の子どもたち
赤ちゃんの眠りのメカニズム
夜ふかしは、子どもの脳と体と心に何をもたらすか
眠らなければ学力は身につかない
「早起き早寝」と眠りのしつけ
早期教育は本当に必要? テレビなどのメディアとのつき合い方は?…。赤ちゃんの"心"のメカニズムを研究している「赤ちゃん学」の提唱者、開一夫先生の話。
ヒトの"心"はどのように働くのか
生後10カ月でテレビと現実世界を区別する
「鏡に映っている自分」がわかるのはいつからか?
生まれたときから持っている「初期知識」
早期教育とテレビゲームの是非
親も「実験」を通して、赤ちゃんの心に迫ってほしい
いじめや自殺、不登校などの背景には何があるのか。そして、子どもが健やかに育つには、大人たちは何をすればいいのでしょうか。 教育社会学者で、筑波学院大学長の門脇厚司先生の話。
「他者と現実」を失った子どもたち
家族と地域が変わり、メディアが増えた
赤ちゃんにも「社会力」がある
「人間の脳は、社会的な動物になるためにある」
子どものほんとうの友だちは大人
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