妊娠中の働き方

妊娠への準備(2)

今すぐに妊娠、出産を計画していなくても、将来的には、子どもが欲しいなあ、と考えている人は多いのでは。でも、人間のからだというのは生身ですから、計画どお りにはなかなかうまくいかないこともあります。

「まだまだ先の話と思っていたのに 、妊娠した!」という人もいますし、「え!? もしかして不妊?」という、欲しくてもなかなかできないという人もいます。結局、赤ちゃんは授かりもの。なかなか計 画どおりというわけにはいきません。

でも、やはりからだと心の準備はしておきたい。これは、将来的に妊娠するかどうかということより、女性として自分のからだを見つめ直すことでもあります。

..........1.月経不順と貧血を治しておこう

..........2.冷えも大敵

..........3.タバコ、アルコール

..........4.極端なダイエットは禁物

産み時を考える 出産適齢期はあるのか



これも、常識ですが、妊娠中のタバコとアルコールは、胎児に悪影響を及ぼします。
妊娠中は、母親のからだは自分ひとりのものじゃなくて、赤ちゃんも共有しているもの。母が吸ったニコチンや、飲んだアルコールは、同じように胎児のからだにも摂取されます。喫煙者から生まれた赤ちゃんは、ノンスモーカーの妊婦から生まれた赤ちゃんより、生育に遅れがみられ、小さく生まれてくるという報告があります。また、アルコール中毒患者から生まれた赤ちゃんは、生まれながらにしてアルコール中毒者である場合もあります。

タバコ、アルコールは、妊娠中だけでなく、産後も赤ちゃんへ影響します。タバコの煙は同じ部屋で吸っていると、間接的に赤ちゃんも吸い込むことになりますし、母乳をあげている場合には、母親が飲んだアルコールをおっぱいを通して、赤ちゃんに飲ませることになります。むろん、赤ちゃんはからだが小さい分、少量でその影響は 出てきます。
妊娠を意識するのであれば、少なくとも妊娠する6ケ月前には喫煙をやめ、アルコールは極力減量(妊娠したらビールコップ1杯程度)することです。

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急激に体重を減らすための、極端なダイエットはからだに負担をかけるだけです。 昨日まで一定量食べていたのに、急に食べなくなるのでは、そもそもこうしたダイエ ット法が長続きするはずがありませんし、極端な減量は、からだ全体のバランスをくずします。

まず、食生活の見直しから始めましょう。あたりまえのことですが、野菜中心のメ ニューにする。外食を減らし、自分でヘルシーメニューをつくってみる。甘いもの( 市販のお菓子類、ケーキ、アイスクリーム、チョコレート)などは、できるだけ控える(すくなくとも毎日食べない)。ポテトチップ、ガム、フライドポテト、ハンバー ガーなども、毎日食べない。できるだけ、間食をせずに、3食きちんと食べる。これだけで、だいぶ減量できると思います。
極端なダイエットは、月経不順や不妊の原因になります。妊娠する前に、長期的に食を見直し、からだを全体的に整えておきましょう。

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