VOICE(掲示板)
高齢出産VOICE

高齢出産の悩みや心配事、そして生んでよかったこと。

【妊娠出産】帝王切開について
エアー -- 2007年05月14日 10:12:10

お久しぶりです。エアーです。
こちらで悩みを聞いていただいて、出産や育児に対して前向きな気持ちでいられるよになりました。
ありがとうございました。

あれから、出産・妊娠について、目や耳が反応するようになり、どうしても解消できない疑問を持つようになりました。

今月はじめくらいに、お昼の有名なトーク番組にカリスマ・バイオリニストと呼ばれる女性がゲスト出演されて
「私は痛みに弱いので、高齢出産であることも考えて、最初から帝王切開希望で、でも特別な事情がなければ帝王切開はできないことになっていて、無痛分娩をすることになりました」
とおっしゃったのに対して、ホスト役のタレントは

「えー、女性は痛みに強いんでしょ!?」
・・・という発言に、まずひっかかりました。
どういう発想をしたら、女は痛みなど感じていないなどと思えるのでしょう・・・。

そして“特別な事情がない限り帝王切開はできない”という事実。
高齢出産は、それだけで特別な事情と判断して欲しいのですが。

実は、私の母は離婚後、再婚相手の子供を高齢出産し、病院に帝王切開を願い出たところ、同じ理由で断られ、最終的に帝王切開になったのですが、ぎりぎりまで自然分娩を強いられ、手術の際に血管が切れて、出血多量で死にかかったのです。
そんなショックが、私にいままで出産への恐怖感を与えてきたのかも知れません。

さらに嫁ぎ先の三男のお嫁さんも、小柄なのに赤ちゃんが大きくなりすぎて、誰が見ても自然分娩なんか無理なはずなのに、1昼夜自然分娩を強いられた挙げ句に、帝王切開となりました。

女性は、出産だけが大仕事な訳ではなく、出産後の育児にも大変な体力を使うのに、いったい日本は、母体や女性の尊厳をなんだと思っているのだろうと、そのタ○リさんの発言で、とうとう私の怒りは抑えられなくなってしまいました。

男女平等というのは、女性の尊厳をないがしろにしていいという事ではないでしょう?

昨年『フランスの女は産んでいる』という本に出会いましたが、日本の帝王切開はお腹を縦に切るそうですが、フランスは横に切るそうです。
それは手術の跡がビキニラインに隠れるようにとの配慮で、手術跡が下着に隠れるかどうかって、女性にとっては大切な問題だと思います。

著書には『日本の男性は、女は母になったら女でなくなるとでも思っているのでしょうか』と書いてありました。

世界的に帝王切開の選択の自由は、どうなっているのか詳しくは、わかりませんが、日本は少子化問題について騒いでいる割に、まだロクに、母体の安全や、母という存在の社会的地位や経済的保証について、考えていないのだなと思いました。

私は、自分の体力に自信はないし、選択の自由があるなら帝王切開を希望します。「縦に切るか横に切るか」と聞かれたら横だと答えると思います。

帝王切開とは、そんなに自然分娩にこだわらなければならないほど危険なものなのでしょうか?
それとも、日本の男性に根強く残る母性神話によって、敬遠されているのでしょうか。

今の私の知識では、判断しかねて、こちらに書き込ませていただきました。

少々感情的になって、極論に走ったかも知れません。
ご不快に感じた方もいらっしゃったかも知れませね、ごめんなさい。


体の悩みは・・・
エアー -- 2007年05月17日 19:06:46

  特に女性に関する悩みは、なかなか打ち明けられなくて、ひとりで抱えがちなのですが、ここでは、本当に辛いご経験をお聞かせいただいて、申し訳ないくらいです。

マンゴぷりんさん、本当に辛い思いをされたのですね・・・。なんてヒドイ医者なのだろうと、マンゴぷりんさんのご返信を読んだ日は、マンゴぷりんさんのお気持ちを思うと、その医者への怒りで眠れませんでした。

でも、2通目の結びに子供の無事への感謝のお気持ちが書かれていて、なんてなんて心の高い人なのだろうと、苦しみを抱えながらもこんなことを書ける強さが私にあるだろうかと、自分が恥ずかしくなるばかりです。

私の心臓には、不整脈というのでしょうか、ときどきドロドロとしたものが心臓の中を通る感覚があるのです。
1年に1回あるかないかで、小学生のとき、そのことを母に相談したら、母方の家系的にみんなその不整脈があるとかで、心臓で入院した親戚はなく、いままで検査を受けないでいました。

一度、きちんと検査してみます。
ご心配ありがとうございます。
主婦って、会社勤めの男性と違って、定期的に健康診断を受ける機会がなくて、うっかり病気を見過ごしがちになるそうですね。

私は極端なのかもしれませんが、乳ガン検診や搾乳のためだからと、男性に胸を触られたり、ましてお産だからと男性の医者に分娩室に立ち会われるのは、もってのほかと思ってしまうのです。

もちろん土壇場になれば、そんなことこだわっていられないと思いますが、そんな気後れからも病院や保健所の検診の呼びかけに億劫になってしまい、我ながら、そろそろ行かなくては?と、真剣に考え始めています。

私が「女性は痛みに強い」という発言に怒ったのは、尊敬されていないから怒ったのではなくて、お産であるないに関わらず男も女も痛いものは痛いのだという、同じ人間として認めていない発言だから怒ったのです。
これが例え「女は男と違って、女神様だよな」と言われても、気分を害したと思います。

それが「女性は、お産に対して耐えうる力を持っている」という発言だったとしても、私は疑問に思ったと思います。
女性がお産を乗り切るのは、たまたま女性に生まれて乗り越えなきゃしょうがないから乗り越えただけで、お産にあたって亡くなった方はたくさんいます。
もし男性に妊娠することが可能なら、やはり男性も耐えると私は思います。

ごめんなさい、お産を乗り切られた方の発言も、私は大切に読ませていただいています。
自然分娩の大切さと立ち向かう勇気を教えて頂けたことに、とても感謝しています。
なので、私が何に怒っているかを説明したからと言って、自然分娩の大切さを教えて下さった方々へ、怒ったり否定したりしている訳ではないので、もしお気持ちを害されるような書き方をしてしまっていたら、申し訳ないです。

無知な私に、貴重な経験と知識を授けて下さって、とても感謝しています。
本当は、みなさまお一人お一人にお礼とお返事を書きたいのですが、ここでお礼を言わせて頂くことをお許し下さい。
みなさまの優しいお心遣いを真剣に受け止めて、これからを考えて行こうと思います。
ありがとうございました。

ちょっと気なって・・・。
×2 -- 2007年05月17日 13:54:01

  >私は、少し心臓が変な動きをすることがあって、普段の暮らしに支障はなかったので病院に行ったことはないのですが、それで、なるべく体に負担のかからない方法を模索していたのです。


↑この部分が気になって 再び出てきてしまいました。
 と 言うのは、私も「少し(?)心臓が変な動きをすることがある」からです。
(これは術後に発症したのですが。)

私の場合は 少数派のちょっと深刻なケースですので その為の老婆心、
エアーさんの場合 たぶん心配の無いケースだと思いますが、
場所が場所なだけに 一度【専門医(循環器系)】の診断を受けてください!!

もし帝王切開が可能になった場合も 麻酔には何通りかの種類があるようです。
循環器医に相談するなどして 出来るだけ心臓への影響が少ない方法を選んで下さい。

いろいろなストレス(精神的・肉体的)から 今の心臓の症状が悪い方向に行かないように、
「循環器医の受診が無駄足ならラッキー☆」くらいの感じで…念のために受診してくださいね!

(私も…、もしそのような体質と予めわかっていたら、今の症状を避けられたかもしれないので…。)

本当に安全なお産 と 恥骨離開
マンゴぷりん -- 2007年05月17日 01:07:11

  本当に安全なお産とは、「母子ともに生きていること」でしょう。

私の場合、胎児の向きを調べるために、計画出産一週間前にアメリカでは異例の超音波をお願いしたにも関わらず、その際に胎児の大きさを推定しなかったことが一番の原因です。
この超音波での推定には10%誤差が生じるようですが、それにしても先生の目算の2500gと実際の4220gとでは、母体に対する影響は違いすぎますよね?

それとkusukoさん、今年の1月にお子さんのご誕生。本当におめでとうございます。
ウチの娘とは丁度1歳違いですね。懐かしいです〜。
お話拝見するに、私とkusukoさんの違いは、はやり初産かどうかでしょう。

本日、整形外科で骨盤のレントゲンとCTを撮りました。
(日本の医療費は安いですね〜。TVでしか見たことのないCTを経験して感激でした〜。レントゲンもアメリカの20倍位クリアで鮮明な画像でしたよ!)
そして診断の結果、先生から言われたことは「私の骨盤では今後、自然分娩はできないでしょう」でした。
恥骨についている靭帯が前回の出産によって不自然に損傷し、ギザギザ゙に避けた状態でそのまま固まったので、次に自然分娩をしようとしても、靭帯が伸びず恥骨は開きません。
よって、次回以降の出産は自然分娩は無理、ということでした。
出産によって、そんなケースになるのは珍しいそうです。
交通事故当で骨盤を骨折して、恥骨の靭帯を損傷するケースはあるそうですが...

私も出産前は「骨盤底筋」「骨盤臓器脱」や「恥骨離開による靭帯損傷」なんて、人から聞いたことも医師からアドバイスされたこともありませんでしたので、自然分娩をしても、こんなケースもあるということだけ知っていただけたらと思います。

でも、子供が無傷で生まれてきてくれたこと。
これだけは先生、助産師さん、そして神様に心から感謝です。

いえいえ、ありがとうございます
エアー -- 2007年05月16日 22:17:25

  専門的な難しい言葉より、実際の経験の方が何よりの真実だと思います。

自然分娩推奨の病院なら、自然分娩の美点しか言わないだろうし、帝王切開推奨の病院なら、帝王切開の美点しか言わない恐れはあると思います。

貴重な経験をお聞かせ下さってありがとうございます。

『フランスの女は産んでいる』という著書にも、横に切ると胎児に影響する場合があると書いてありました。
ただし低い確率なので、縦か横かの選択をフランスでは必ず聞かれると書いてあったと思います。
(この方は、不倫だってGO!GO!みたいな意見をもっていらっしゃるので、途中で読むのをやめてしまいました)

私は、少し心臓が変な動きをすることがあって、普段の暮らしに支障はなかったので病院に行ったことはないのですが、それで、なるべく体に負担のかからない方法を模索していたのです。

こことは関係のない事なのですが、いまご近所で二人の子供を抱えた若い奥さんがいらっしゃるのですが、私の言ったなにげない一言でも過剰反応されて、まるで私が悪者になったような態度をとられるので、この春から何度か傷ついています・・・。

子供を抱えて、何かを失ったような気持ちになっておられるのだと思います。
逆に私は、子供がいない分、パートに出たり趣味で時間をつぶしているのですが、うらやましがられる筋合いがないのです。
いっそ私がうらやましがっていいはずなのに・・・。

言ってもしょうがない愚痴をこぼしてしましました。
少し我慢すれば、関わり合わない関係になると思います。
今日も、ちょっと過剰反応されて傷ついてしまったので、つい・・・、ごめんなさい・・・。

締め後ですみません、、、自然で巨大児産みました
kusuko -- 2007年05月16日 13:53:14

  エアーさん、こんにちは。
まずは、マンゴぷりんさんへの横レスのようになってしまう事、お許し下さい。
こんなケースもあるという事で。

今年の1月に41才で4210gの赤ちゃんを出産しました。(マンゴぷりんさんのお子さんと10g違いですね)
私もやはりお腹がものすごく出ていて、健診でも巨大児だといわれ、助産院出産を予定していたのですが、「この大きさで予定日超過1週間したらこちら(助産院提携先の病院。節目節目の健診は、こちらで義務づけられていました)で産みましょうね(帝王切開と、明確にはいわれませんでしたが)」と言われていました。
助産院でできるだけ自然に、と思っていた私はショックでしたが、それが子供を守る手段なら仕方がないとあきらめてもいました。すべて受け入れるつもりでした。
実際は、予定日を4日過ぎ、初産並みに時間はかかりました(陣痛開始から約9時間)し、かなりお産はきつかったですが(2人目です)無事助産院で産む事ができました。
その助産院は割と日本のお産業界では有名な、草分け的な存在のところで、腕のいいスタッフ(助産師)がそろっていたし、すごくリラックスできる環境だったので産めたんだと私自身は理解しています。(ちなみに会陰切開もしませんでした)

私も一人目のお産のとき(早産でした)以来、自分なりにいろいろ調べたりしていますが、もし可能なら自然分娩の方が後々母も子も楽なんじゃないかと思っています。母乳育児も軌道に乗りやすいようです。私が産婦人科医だったらできる限り自然分娩を目指すと思います。(もちろん、どうしても帝王切開の方が安全な場合もあるとわかっています)
マンゴぷりんさんのケースは医師の判断の悪さと経験不足?
お医者さんでもいろいろ考え方はあると思いますが、、、
ひとつ言えるのはお産はその時になってみないとわからないという事(が多い)です。
胎児の体重でさえ「推定」でしかないんです。(一人目の時は、分娩一日前に推定体重が3000g超と言われたのに実際は2800gちょっとでした)
だからあらかじめ、不測の事態を完全に予測して帝王切開、、、というのは難しいケースが多いのではないでしょうか。
現在、お産の8割は何の問題もなく自然分娩ですんでいるという現実。
政府は、母子の安全の旗の名の下に医療の集約化を進めようとしています。でもこれがもたらすメリット、デメリットとは。
本当に安全なお産って何なんでしょうか。すべての産科が、緊急医療体制を義務づけられたとしたら、その事によって何が起こるのでしょうか。
この事について語ると長くなってしまいますのでここでは書きませんが、、、
(もし興味がおありでしたら、お産といのちの全国ネット というサイトを検索してご覧下さい。)

私もエアーさんに同感。私のお産。
チャラ妻 -- 2007年05月16日 11:01:37

  私は、陣痛に対する恐怖不安が非常に大きく、
母子手帳にもはっきり、母親の状態に不安とかかれて
しまいました。
太川陽介夫人が赤坂の有名病院で帝王による出産を
行い、そこで芸能人が帝王で生んでいる事
楽、傷跡がめだたない、ビキニが着られる。
など、長所のみを発言していました。
昼間の長寿番組でです。なんとかの部屋という番組。
それをみて、私もこれならうめる、と。
そのご、完全無痛なるものを本で知り、これだ、とも。
それだけ、陣痛をさけていました。
しかし、パニック障害であることから、
遠出ができず、近くの総合病院産科で、帝王をお願いしたら、
今後様子をみましょう、と帝王に否定な発言。
それで、私は本に紹介されていた完全無痛の
自由が丘にあるT中wクリニックへ。
しかし、その医師とあわなかったこと。
帝王になった場合、意識があることなど、またまた
不安の要因にさいなまれ、
セカンドオピニオンを求めたら、
ハイリスクで帝王の人だ、の一言を言われ、
また、元の総合病院へ。
陣痛も怖い、けれどももっとこわいのは、重症仮死状態で
我が子が生まれることでした。
ゆっぴいのばんそうこう、を読んだとき、
これだけは避けなくては、と、だからどうしても
帝王で生みたかった。
実際、子宮内胎児発育遅延とわかり、あらかじめ
全身麻酔の予定帝王切開で生まれました。2000弱でした。
手術後点滴台で歩くほど、体力消耗し、
これなら、普通の方がよかった、と正直思いました。
術後渡された抗生物質があわなくて、下痢が一週間とまらなかったこと。子宮のもどりが悪く、子宮内に血液がたまったこと。
癒着もあり、今でも痛みが生じていること、傷跡はケロイド
という点が帝王のマイナスでした。
ただ、それでも帝王でよかった、と思えるのは
やはり、子供が健常者でも、これだけ大変。育児ストレス最大強。
出世以前診断を行わず、障害児が生まれたら
果たして、夫婦だけで育てられたかどうか。
NICUに息子が入院していたときには、周囲の医療関係者
から、児童相談所をすすめられたほどでした。
(実の母とは絶縁したため、妊娠中も精神がかなり不安定、
出産後も、精神がかなりゆれました。)
精神科医からあらかじめ、育児困難になることを
いわれて、ベビーシッターさんの助けを得ました。
保育園の毎日の送迎はとても私には無理でした。
双方の親からの助けはなかったので。
切迫早産などで早々入院、糖尿病管理食、インシュリン、血糖値測定などなど、シッターさん代も含め、莫大な費用がかかりました。
25歳のときから病気を発症。
妊娠しても、運動どころか、切迫流産を機に寝たきりでした。
体力など、なく、それどころか、体の抵抗力がどんどんおち、
なくなった、と思った頃に、切迫早産で緊急入院。

筋腫のある人は、場所如何により縦切りになるみたいです
。また、予定帝王でも、その前に陣痛がくると自然だそうです。
レスの中の帝王による呼吸呻吟ははじめて知りました。
田中ウィメンズクリニックの田中医師は自然は
母体にも胎児にもストレス。無痛はそれがない。
とか説明書にかいてありました。
帝王も子供に負担、ストレスがかからないとききました。
子供さえ無事であれば、という希望一身で、
わが身を犠牲にしてでも、というのが私の考えでした。
陣痛に対する恐怖が強かったら、私は親子の精神状態を
考慮し、あらかじめ予定帝王切開ありなのでは、と思います。
陣痛に苦しみぬいて、帝王になったというのは悲惨かな、
と私自身思います。これ以上人生苦しみたくない、
という正直な気持ちもあります。
私は精神科医の助力により、周産期医療を受けることが
できました。その総合病院で。
また、引き続き、成育医療をしています。

まとまりのない文ですみません。



たくさんの返信をありがとうございました
エアー -- 2007年05月16日 09:53:57

  こちらに書き込ませていただくと、いつも自分の無知さに恥ずかしくなる思いです。

こんな私に、みなさま暖かい言葉で丁寧に教えて下さって、ありがとうございます。

みなさまのご返信を読ませていただいて、なんと、私の自然分娩への恐怖感が薄れました。
帝王切開の危険性への事実も正しい知識をいただけて、とても良かったです。
もっと自分なりにお産への知識を学んでみようと思います。

私は、多感な時期に、両親の離婚や出産など衝撃的な事を立て続けに見てしまい、自分の子供もこんな思いをするなら、いっそ産まないと、つい思い詰めてしまうところがあるみたいです。

こんなことを周囲の人に話したら、ヒドイことを言われるのがオチなのに、こちらでは、みなさまの冷静で思いやりある言葉に、自分の気持ちが柔らかくなっていくのがわかります。

みなさまの貴重な経験と知識を教えて下さって、ありがとうございました。

患者による選択の自由−医師の説明不足によるリスク
マンゴぷりん -- 2007年05月15日 23:34:48

  エアーさん、こんにちは。
この話題ですと、いてもたってもいられず出てきてしまいました。

私は無痛の自然分娩でしたが、高齢の巨大児初産で、カンシを使っても出てこず、先生が両手を子宮口まで入れてそこで止まっていた赤ちゃんをグイグイ引っ張って、やっと出てきたのだそうです。
その際、骨盤底筋を損傷しました。そして産後、骨盤離開が3週間続き歩行困難でしたが、先生はその様子を見て首をかしげるだけでした。
今は産後一年半たっても骨盤臓器下垂が治らず、いまだに骨盤が不安定で、ちょっと体制をくずすと、骨盤が痛みます。歩いていても立っていても、体の中心がいつもフラフラした感じです。
重い娘を抱くときにも、体制を整えてからでないと、骨盤が痛みつらいです。

私は「出来れば自然分娩が希望だけれど、双子妊娠かと言われる位お腹も大きく突出していて、高齢初産だし、本当に自然分娩で大丈夫でしょうか?」と、妊娠5ヶ月過ぎから医者には何度も聞きました。
その医者は事前に赤ちゃんのサイズを確かめもせず(アメリカだったので、日本のように頻繁に超音波で検査はしないのです)「大丈夫ですよ。出産時赤ちゃんは2500g位でしょうから」(実際は4220gでした)という言葉を鵜呑みにしていました。

そんな私が思うことは...
出産前に医師が自然分娩のリスク、帝王切開のリスクを十分に説明(情報公開)し、患者にも選択権がもっとあっても良いのではないかということです。どうなっても苦しむのは、患者本人です。

それと日本の産科で疑問に思うのは、「帝王切開になった場合には、提携先へ搬送します」という、非常事態に備えるだけの設備を持たないのに、出産をさせる日本の個人病院。日本の医療体制。
緊急の場合はそれこそ一刻を争うわけで、緊急にはじめて患者(妊婦と赤ちゃん)をどこかへ移動させる???普通に考えても、危険極まりないですよね。
そして出産だけが、なぜそんな緊急事態になるまで、妊婦は壮絶な苦しみを強いられなければならないのでしょう?

例えば、心臓のバイパス手術をしていて、その手術の最中に心臓が止まったからと言って、もっと高度な手術ができる医者や設備の整った病院をそれから探して患者を搬送させますか?探している最中に患者は死ぬのを待つだけではないですか?

なぜ出産だけが「緊急な場合になったら、母子の安全を優先して帝王切開にする」のでしょうか?
「母子の安全を優先する」なら、なぜ最初から帝王切開にしないのでしょうか?
極限までいたらなければ、帝王切開にしてもらえないのでしょうか?
最初から帝王切開にしていれば、医者もあわてず準備もよく整えられて、緊急帝王切開にするより、術後の経過も良いのでは?

出産するのは、当の本人です。
医者任せではなく、もっと患者(妊婦)主体の出産方法に選択の自由があるべきだ思います。
経過が悪くても、その体に一生付き合っていくのは、医者ではなく、当の本人なのですから。

お産は千差万別・・・
らら -- 2007年05月15日 00:03:18

  エアーさん、はじめまして。
自分の経験の範囲でしか語れないことをお許しください。
まずは「女性は痛みに強い」という発言。
確かに男性に軽く言われるのは少々癪に障りますが
私は確かにその通りだと思います。
もちろん痛みを感じないわけではないですが、
それでも太古の昔から女性は「産んできた」という事実。
もちろん昔は薬の力など最初から期待できなかったわけですし、
それで命を落とすことも今より多かったでしょう。
たとえ話ですが、事故などで同じような状態の男女がいたとしたら
男性を先に救助するという話を聞いたことがあります。
それだけ女性は強いし、生命力があるということ。
だからこそ男性にはできない大仕事だと思うのです。

それと、痛みに弱いから帝王切開というのはちょっと疑問です。
私の友人などは一人目自然分娩でしたが二人目で帝王切開になり、
術後に「死ぬかと思った」と言っていました。
帝王切開では陣痛からは逃れられますが、
個人差こそあれかなり辛かったという方もたくさんいらっしゃいます。
お産は千差万別ですがどういう形であれ痛いものだし命がけだと思います。
でも出産にともなう痛みは「苦痛」以外のなにものでもないのでしょうか?
私は違うと思うんです。
ソフロロジーという、お産にともなうイメージトレーニング法を
独学でしていたのですが、そこにとてもよいことが書いてありました。
「陣痛は赤ちゃんが生まれ出てくるための一つの試練」だというのです。
あくまで自然分娩向けのプログラムなので、帝王切開も含めて
「陣痛」という言葉を「出産にともなう痛み」としてもよいと思います。
そして「試練」という言葉がしっくり来なければ
「ひとつのステップ」だと考えたらもう少し前向きにとらえられると思います。
いずれにしろ考え方一つで「お産は痛いもの、辛いもの、
女性だけが味わう苦痛」という考えから、
「この痛みを乗り越えれば赤ちゃんと会える」とプラス思考にすることもできます。
そうでもなければ乗り越えられません、そして多くの場合「乗り越えられる」のです。

もちろん医療側の選択ミスでエアーさんのお母さんや三男のお嫁さんのような
大変なお産になるというのは許されることではありません。
ただ私自身は帝王切開が全てのお産に取って代わる万全の出産方法であるとは思いません。
私はできることなら自然分娩をお勧めしたいと思います。
臨月になると体も胎児も、自然な流れでお産に向かいます。
激しい陣痛にもちゃんと理由があるのです。
なにより陣痛を乗り越えて産んだ瞬間の感動は
他の方法では決して味わえないものです。
もちろんお産は感動を味わうためのものではありません。
やむなく帝王切開になったとしても無事に生まれてくるのが一番だと思います。

日本の男性に根強く残る母性神話というのもちょっと違うかなと思います。
お産をするのはあくまで女性なわけですし、
自然分娩で産めることも女性にとっては一つの特権ではないかと思います。
このように書くと誤解を招いてしまうかもしれませんが、
帝王切開でお産を経験した方も、できれば自然で産みたかったという方が
少なくないのです。
以上はあくまで私の個人的な意見です。


そんなにお怒りにならなくても
匿名 -- 2007年05月14日 23:49:08

  帝王切開の選択の自由・・・出産前は私もエアーさんと同じ意見でした。息子は1歳5ヶ月です。
37週あたりで胎児が大きくなりすぎ、頭がつかえて、下から出てこられないかもという不安があり、私も帝王切開を希望しました。胎児の頭のサイズを測るレントゲンまでとったりしました。
でも、医者は自然分娩にこだわりました。

私の出産は40週2日目、破水後陣痛20時間を経過し、促進剤などを点滴してもどうにも有効な陣痛がつかず、赤ちゃんの心拍も不安定になり、破水から1日経過してしまう前に、お願いして帝王切開にしてもらいました。
ですが、帝王切開による赤ちゃんの不都合・・・ってやっぱりあるのです。結果的に私は自然分娩できなかったけれど、医者がこだわる理由がわかった気がします。
うちの息子は、生まれてすぐに呼吸が呻吟を起こし、NICUに入りました。新生児一過性多呼吸でした。帝王切開では産道を通らないので羊水が肺から抜けず、自力で呼吸ができなくなる現象です。帝王切開が原因です。今では良くなったから話せますが、帝王切開による子供の異常っていうのはあるみたいです。そして、いったんNICUに入ってしまうと、母乳をあげる時期が遅くなり、私も搾乳だけでは母乳が出ず、息子も母乳を吸う力が育たず、結局母乳育児は挫折しました。

もっと悲惨なのは母体です。高齢出産だったせいもあり、帝王切開により体力・免疫力が極端に落ちてしまい、何度も感染症を起こし40度近い熱が出て、子育てどころではありませんでした。さらに傷跡はいつまでも癒着している感じで、普通に歩いたり走ったりできるようになったのは、子供が1歳過ぎてからです。今でも下腹部が癒着した感じがあって、走るとひきつれ感が残ります。激しいスポーツは今後は無理だと感じています。

帝王切開の実際ですが、横切りか盾切りかは選べます。私は横切りにしてもらいました。

こんな例もあるので、下から産めるのであれば、産んでおいた方がいいのでは、と思います(もちろん帝王切開でも術後が軽い方の話はよく聞きましたので私の例は極端かもしれません)。



45才で帝王切開で出産しました。
みわこ -- 2007年05月14日 23:33:56

  45才初産で女の子を出産したものです。今年の夏には2才になります。私が出産した都内の個人病院(わりと有名な個人病院です)では電話で初診の申し込みで年齢を言った時に、「当院では帝王切開になりますが、それでも良ければ」と言われました。

どうしても自然分娩したければ他をさがせば良かったのですが
家から近かったこと、入院中の対応の良さを考慮して迷わずに決めました。

あらかじめ日にちを決めて前日に入院、手術室に入ってから出産まで30分、縫合に30分、とても楽な出産でした。陣痛をしていないので体力の消耗もなく回復も早かったです。

そして横に切りましたよ。その病院では
「当院の帝王切開は出産1ヶ月でビキニが着れます」が売り文句!(笑)

近い時期に帝王切開した知り合いが何人かいますが、みな横です。最近は横が主流のようです。

妊娠中に、主人や友人と自然食系ラーメン屋さんに行った時に
そのお店の店員さんの奥さんが二人目を自宅出産されたそうで
私が産婦人科で出産する予定であることを言ったら

「どうしてですか?」
「高齢出産だから」
「いくつなんですか?」

って、まるでこちらが悪いことをしているみたいな口調で言われて、少しむかつきましたが、まあ、出産にはいろいろなリスクが
あることを知らないんだな〜と思いました。

無事に生まれてくれることが、すべてです。

自然分娩信仰は、男の人が頭で考えて作っている妄想(?)って
思います。

今になって、自然分娩したかったなあ〜という気持ちは30パーセントぐらいかな。出産よりも子育ての方が大変ですから、子育てしてるうちに、どういう産み方したかなんて気にならなくなりますよ。

エアーさん、いろいろ調べれば、ご希望に添った対応をしてくれる産婦人科を見つけられると思うので、安心なさって下さいね。

私は、予定帝王切開です。
まみ -- 2007年05月14日 23:04:20

  エアーさん、はじめまして。
私は、8年の不妊治療の末妊娠、7月に出産予定40歳のまみと申します。私もあの番組を見ていたのと、妊娠前から、子宮の手術暦があるため、陣痛が起きたら、子宮破裂の恐れがあるため、陣痛が起きる前に予定帝王切開と決まっていたことから、私の意見を言わせていただけたらと思います。

私は8年前に海外で子宮筋腫の開腹手術をしました。30センチにも及ぶ傷ですが、その時は、ビキニラインを考慮して、ギリギリ下の方で横切りでした。
横切りと、タテ切りには、女性の気持ちを配慮する以外にも理由があるといいます。

まず、横切りの場合は、腹筋は縦に切らなければなりません。この場合、赤ちゃんを安全に取り出すにかなり慎重に切らなければならないため、時間が掛かるそうです。
帝王切開の場合、全身麻酔ではなく、麻酔の量も時間に限りがあるので、迅速に赤ちゃんを取り出すために、たて切りにしした方が、安全だという医学的な目的があるといいます。要するに、母体も赤ちゃんにも安全かつ迅速に対応できるのは、タテ切りだということです。

しかし、私のように、全身麻酔で麻酔の量をコントロールできて、時間が掛かってもよい手術のケースで緊急を要さない場合は、横切りで十分対応できたのだと思います。私の場合、横にすでに大きく傷があるので、今回の帝王切開は、横切りにすると、主治医の先生から言われています。これは、術後の癒着を極力防ぐためです。

私は、2人の友人の自然分娩に立ち会った経験があります。自然分娩は、確かに痛みに苦しみますが、ものすごい感動もあります。また、産後、子宮の回復も早く、その後の母体のためには、自然の方が良いと思います。帝王切開は、生むときは、痛みはなくても、術後の痛みにのた打ち回るくらい苦しむ人もいます。
また、傷が治るまで、待ったなしの育児は、大変辛いものになることもあるのです。

先日、わたしの友人は、やはり身長が低く赤ちゃんが大きかったため、自然分娩にするか否か、直前にレントゲンをうけていました。
日本の病院は、母体と赤ちゃんの安全性を重視して自然にするか、帝王切開にするか、また、タテ切りにするか、横切りにするか判断しているのだと思います。

私は、どちらかというと、自然分娩にあこがれていましたし、
できれば、もう手術の経験はしたくなかったので、主治医の先生に色々と相談をしました。しかし、赤ちゃんの命と母体の命、両方を守る最良の方法をとると、私にとっては、帝王切開なのです。もちろん、タテ切り、横切りについても話合いました。その病院は、迅速に赤ちゃんを取り出す方法として、タテ切りを主にしているということでしたが、私の以前の傷に合わせて、今回は横切りにするといわれました。

主治医に疑問に思ったことをぶつけてみれば、なるほど納得することもあります。また、男性が「女は痛みに強い」というのは、ある種女性にたいする尊敬の意味もこめられているのだと私は思います。この世に存在するすべての人間は、女性から生まれてきたのですから。

私も出産までちょうど2ヶ月になりました。出産に対する恐怖に震えるときもあります。無事、赤ちゃんに会うために、どんな痛みにも耐えなければと、自分に言い聞かせています。

もし、気を悪くされた言葉があったら、どうぞお許しください。




帝王切開のリスク
なおゆうぎ -- 2007年05月14日 17:20:23

   こんにちは、約二年半前、10数年ぶりに3人目を出産しました。
その時私は42歳でした。 出産間近に妊娠中毒症になってしまい、その後胎盤剥離のため緊急帝王切開となりました。

上二人は自然分娩ですからどちらも経験しています。

お産は決してどちらも100%安全ではありません。
それでもやはり病気ではありませんから、出来れば自然分娩の方がやはりリスクは少ないと思います。

緊急帝王切開の場合は、瞬時の判断がとても重要だと思いますが、
この場合も帝王切開のリスクより、普通で出産することの方が危険だと判断した時に行っているようです。

それほど帝王切開は決して安全ではないのです。
まず、麻酔によるショックを起こす人も考えられますし、切らなくてよいことにあえてメスを入れるわけです。
後々化膿したり痛んだりする人もいます。
また、下半身麻酔で足がしばらく動きませんので、そのため血栓もおこしやすくなります。
私の場合は術後にかなり全身がむくみ、息苦しくなりました。
気持ちの悪い日が何日か続きました。

手術自体は簡単で30分くらいだったでしょうか、、。
陣痛の苦しさと、術後の苦しさを比べたら、私は断然陣痛の苦しさのほうが、痛いなりにも自然に身体に受け入れることが出来ました。 自然分娩は生んだ瞬間すっきり楽になります。

ですから私はただ高齢というだけで、帝王切開を選択するのはどうかと思っています。

それにまれに帝王切開は、数年後内臓癒着する人もいるそうです。
子宮を切るわけですから、出来ればしないにこしたことはありません。
健康診断の問診にも、帝王切開の有無を書く欄が必ずあります。
それを書く度に不安な気持ちになったりします。

また私は縦に切りましたが、安全面、赤ちゃんのためには縦のほうが良いと聞かされました。安全面はくっつきの関係でしょか、、。
傷口に関しては痛みも化膿もせず、今はほとんど傷跡もわかりません。

男性の発言は別として、陣痛は人工的なものではなく自然なものなので耐えられないことはありません。

それを全く知らない男性に言われることにはもちろん抵抗ありますが・・。

横に切りました
ちょこれーと -- 2007年05月14日 14:13:52

  「日本はお腹を縦に切る」というのにびっくりしました。

私は妊娠中毒症で胎児があまり育っていないという理由で
陣痛促進剤を使っての出産途中、
胎児の心拍が弱ってきたため
緊急帝王切開になった者です。

「お腹は横に切り、子宮は縦に切るので
ビキニは着られますよ」と先生に言われました。
ただしそれは余裕のある場合で
差し迫って危険な状況であれば
縦に切るのだそうです。

自然分娩を希望していながら、
出産の恐怖でいっぱいだったので
帝王切開になって内心少しほっとしました。

ビキニを着る勇気がないので
着ていませんが・・・・。

お怒りはごもっともです。
×2 -- 2007年05月14日 13:20:13

  お怒りはごもっともです。
性格的に かなり辛口タイプの私は 自分に先天的な母性があるとは ほとんど感じていません。
子供が3歳くらい、会話が成立するようになって ようやく‘可愛い’という感覚がわかってきました。
(かなり極端なタイプなのでしょうか?…私。)
ですので、エアーさんのご意見には心から同意できます。
ただ…、帝王切開は外科手術。
麻酔により(病院側の万全!の管理が足りなかった場合)肺塞栓などで最悪の結果になる可能性は あります。
手術自体に何も問題は無くても、本来外気にさらされる事のない 内蔵が空気に触れることによる術後の‘腸閉塞’のリスクは負わなければなりません。
(産科医でもこのリスクを知らない場合がありますが、消化器専門医に聞けば確かな事です)
私のように、帝王切開後の傷のケロイド化に 4年経ても悩まされるなどのマイナートラブルも起こり得ます。
(因みに 無痛分娩に使う麻酔による半身不随などの可能性も0ではありません。)
縦切りと横切りの話は、日本人の体型が欧米人に比べて細い為、横切りの方が 僅かながらリスクが大きい…という話を読んだ気がしますが、ちょっとうろ覚え…はっきり言える自信はありません。
お母様の事がおありですから 自然分娩に通常以上のプレッシャーを持たれている事、その中で帝王切開という選択を一方的に奪われる事は辛い事だとお察しいたします。
精神的なプレッシャーの事も充分に聞いてもらえ、各方法のリスクも☆正確に☆伝えてもらえる信頼できる医師をお捜しになるのが良いのでは…と思います。
どの方法を選ぶにしても 御自分で納得して出産に望めますように♪お祈りいたします。
(怖いことばかり書いてしまい ごめんなさい)



 
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