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どんなに頑張っても、どうにもならないことがある。
毎年、朝顔を植えるのを恒例としてきたが、今年初めて会社のベランダに植えた朝顔(発芽4本)は、ついに花を咲かせることも種を残すこともできずに季節を終えた。
朝顔には十分な日光が必要である。
一日のうち、10分ほどしか直射日光が当たらず、まわりを大きなビルに遮られたベランダの朝顔は必死で光を求め、あちこちへ這ってみたが、青白い細い茎から養分を先端に集めて一夏さまよったあげく、力尽きた。
諦めて引きちぎるワタシの顔に、昨日の雨の残りか、水滴が散った。
凡庸だが、この朝顔は泣きたい気持ちであっても不思議ではないと思った。
視点を変えて、ワタシがこの朝顔でない保証はどこにもない。
人間も自然の一部である限り、人生は環境に大きく左右される。
ワタシは人間だから、日当たりのよい違う土壌へ移り住むことも可能である。
それは、案外簡単でもある。
しかしこの日陰の朝顔は、花も実も結ばなくとも憐れみを受けるような生涯ではない。
植えられた土壌がどこであれ、繁殖のために日光を求め続ける間には、光合成もし、しばしの間ではあるものの涼しげな緑の葉を張り巡らせた。
残る物はなくとも、生きているだけで何がしかの影響や恩恵を周囲に与え続けたのだ。
苦しみの原点からのがれる些細な知恵が、枯れた蔓と一緒にワタシの手に巻き取られた気がした。
苦難は多々あるが、自然に枯れるまで与えられた土壌で日常を全うしたいと強く決心する。
何を残すかではなく、どう生きるかにエネルギーを注ごう。
最期まで光を求めてさまよう蔓であろう。
光がそれぞれにとって何であるかは、この際問題ではない。
- 一つの希望の光が消えた時。 - Caraway - 2010年10月20日 10:48:53
- 朝顔 - もも - 2010年10月19日 14:46:58
- カミサマ、と読んでしまいました! - Caraway - 2010年10月18日 10:35:45
- コメントありがとうございます。 - Caraway - 2010年10月18日 10:30:55
- 一日一日を - 花子 - 2010年10月16日 19:28:07
- 女と男という事は - 今回は匿名で - 2010年10月16日 06:53:17
家の北向きのベランダにも朝顔があったんです。そろそろもう力尽きてきています。でもこの夏は、北向きのベランダにも少し太陽がきてくれたし、それなりになんとかがんばって咲いてくれたんです。種は数本あった朝顔の中からなんと今のところ3つしかとれていない。命とはなかなか簡単には授からないんだなと夫と思っております。
私たちももうそろそろ子供を持つことをあきらめる頃です。夫は希望だけは持ち続けるといいますが、実際無理だと思うのです。
毎日それでもなんとか生きていきますよ。幸せをもとめて。
今回は匿名で さん、こんにちは。
おお!あの逆転劇は漫画が元ですか。
子どもを残す残さないも大問題ですが、どちらになっても歳を取って死ぬまで現実のドラマは続きます。
茨の道の入り口は、たいていの場合華やかです。誕生しかり、結婚しかり。
華やかなアーチの向こうには、何があるとも知れない長い長い道があるのですよね。
花子さん、こんにちは。
この頃は、日々成長し姿を変える植物に様々教えられます。
水が不足すればしおれ、鉢が窮屈になれば元気がなくなってくるのは、人間も同じ。
元気でなくても朝目覚めてしまったら、今日一日、明日も生きていたら明日一日と、遠い先の見えない苦労など考えず、飄々と生きていかれたらと思います。
同時代を生きる花子さん。どこのどなたか分からなくても、「今の時代」の喜怒哀楽を共有しているのですね。
返す返すも不思議な気分です。
Carawayさん、こんにちは。
>何を残すかではなく、どう生きるかにエネルギーを注ごう。
ということ、いつも私も考えていることです。
生きている限り、苦しみは様々につきまといますが、
それは、ある意味仕方のないことだと思います。苦しみを
すべて除去することなんてできません。欲望をすべて満たす
こともできません。
でも、だからといって幸せになれないということでは
ないと思っています。
一日一日を大切に、生きていきたいですね。
いま、私たちは、たしかに「生きて」いるんですから。
不思議な生命を、この世で、ともに生きましょう。
「上様!生きると言うことは!・・・生きると言うことは、女と男という事は! ただ女の腹に種を植え付け子孫を残し、家の血を繋いでいく事ではありますまい!・・・生きなさい!・・・上様、・・・好きや!!」
よしながふみの、男女逆転大奥漫画で、世継ぎを残せず絶望する女将軍綱吉に、男の大奥総取締役の右衛門佐がついに愛を告白するシーンです。
私が最近感動した言葉です。
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ももさん、こんにちは。
もう諦めるとき・・・
そう考えることは大変つらいことですね。
諦めきれないお気持ちがよく分かりますから。
無論、諦めた途端にご懐妊ということはよくあることです。
きっと、女性の気が楽になって良い作用を及ぼすのだと思います。
もちろん偶然かも知れません。
どうか焦らず、諦めず、案外やってくれる自然のサプライズを
侮らないの3Aで心静かにご一緒しましょう。