まこさん、はじめまして。
現在46歳になります、すいーとぴーと申します。
今年幼稚園の年少さんに上がった4歳の女の子が一人おります。

私も腎炎（IgA腎症）、そして腎結石の持病がありながら結婚は41歳での晩婚でした。
その上結婚前から子宮筋腫があることもわかっていたので、妊娠を望むに当たって、高齢、腎臓内科婦人科共に持病持ちというかなり厳しい状況でした。
特に腎炎があり私のような高齢だと妊娠中毒症（今は妊娠高血圧症候群と名称が変わったそうですが）を発症する確立が上がりやすいと聞いていたので妊娠した後もそれがずっと心配でした。
なのでまこさんのご心配はとてもよくわかります。

結局結婚して直ぐに娘を自然妊娠、途中妊娠14週目で子宮ポリープが出来てしまったため入院して取ったりといったこともありましたが、その他は妊娠中の体調も経過もすこぶる良く、38週目で帝王切開で無事娘を出産しました。
今では大変わんぱくなプリキュア大好きな女の子です。
妊娠中は娘を出産した総合病院で腎臓内科と産科に診ていただいていましたが、腎臓の検査（血液検査及び尿検査、クレアチニン・クレアランス等）の数値は妊娠中が一番良く、又普段やや高めの血圧もずっと低めでした。（さすがに尿蛋白は常に+1〜2でしたが。）
これは幸い私は腎炎発症後も腎機能はずっと正常値だったことと、あと妊娠中はホルモンの関係上、腎機能が活発化されるため、と腎臓内科の主治医の先生から説明を受けました。
尚、この時「42歳、腎炎持ちです」というタイトルで2005年4月18日付で腎炎を抱えながらの妊娠についてこちらで投稿させていただいています。
（ＨＮはカタカナのスイトピーでした）　その時、同じく腎炎でありながら無事出産された「ぬりんちょさん」という方から大変心強いお話をお聞かせいただけました。
もし良ければバックナンバーでご覧になって下さい。


出産から4年経ちましたが、今でもお陰様で腎機能は正常値の範囲で特にトラブルもありません。
ただし妊娠後期から始まった貧血がなかなか治らず、婦人科では子宮筋腫からきているものと言われ、鉄剤での治療を続けています。

一般的に言って、腎炎を持つ女性の妊娠に対して腎臓の専門医の先生方が結構シビアなのは事実ですが、ただとにかく妊婦の妊娠がタブー視されていた昔と違って現在では腎炎であっても6〜7割程の腎機能があれば多くの場合は母子共に無事出産にいたることがほとんどだと産科の先生は仰っていました。もちろん、それまで腎臓に全く異常がなくても妊娠中毒症を発症することもあれば、逆に数値で言えば決して良くはない場合でも問題なく出産する人もいるので、こればかりは事前に100%予想することは不可能ともつけ加えられていました。
ただ健康な人よりはハイリスクなことは確かなので、出来れば妊娠前に自分の腎機能の現状をよく調べておくことはとても大切だと思います。

まこさんは扁桃腺摘出パルス療法も受けられたとのことですし、妊娠をご希望されていることを現在の主治医の先生とよくご相談されることをお薦めします。
そして、妊娠された後も、心身、とりわけメンタルな面でのフォロー（妊娠中はそれでなくても何かと一喜一憂しやすいので）も受けられるとより一層安心です。

良い結果になられることをお祈りしています。