VOICE(掲示板)
高齢出産VOICE

高齢出産の悩みや心配事、そして生んでよかったこと。

【その他】小さい人間の復讐心
枝豆 -- 2008年09月 9日 14:41:24

こんにちは。
超高齢で不妊治療をほそぼそ続けているものです。

タイトルの言葉は、最近読んだある本に書かれていた小タイトルです。

その本は、ニーチェの言葉を引用してまとめた本で、ぱらぱらとめくっていると、今の自分にものすごく揺り動かされるものがあって、気に入って読み始めた本でした。
ほんとうにいい言葉がたくさんあるのです。

けれども、あるページに来て、びっくりしてしまいました。
本の構成はニーチェの言葉を引用したあと、著者の主観で感想が語られている、というパターンなのですが、

「小さい人間どもに近づくときは気をつけよ・・・云々」という引用に対しての著者のコメントの趣旨は、

ニーチェは「根拠なく批判に明け暮れる人間」を「小さい人間」と呼んだそうで、そういう人間は力強い人間を前にすると自分がいかに卑小かと感じ、そういう感覚を与えた相手に復讐しようとする、というものです。

そして、この引用に対して著者のコメントで引き合いに出されていた実際の例がありまして、それが何と、あの「羊水が○る」失言問題だったのです。


著者のコメントによると、あの発言には配慮は確かになかったけれども、ほんの勢いで出た発言に対してバッシングが集中した。
ネットなどの世界では復讐心や嫉妬心が露わにしても恥ずかしくないという風潮がある、、云々。


わたしはこれらの言葉に非常なショックを受け、また気に入ってよんでいた途中でしたので、がっかりもしました。

受け取りかたはもちろん千差万別だと思いますが、
このような引用句の例にひきあいに出されたこと自体がやはり、
高齢出産、妊娠、不妊治療をしている女性達の現状や気持ちがいかに社会の中で理解されていないか、ということを露わにもしているのだと思った次第です。

ですから、わたしも高齢治療を続ける女性として、こういう著書があった、ということを仲間のみなさまにお知らせしておきたくなりました。
現代の日本社会ではまだまだ出産を希望する高齢女性に対して、偏見や不理解が沢山あるようですから、これからもわたしたちは勇気をもって生きていかねばなりませんね。
でも、頑張ってゆきましょう!


過剰な反応では?
sakura -- 2008年09月13日 23:08:20

  43才 不妊歴10年以上。かなり苦労していますがまだあきらめきれず 悶々とした毎日をすごしています。
そんな私ですからあの「羊水・・」発言は 不愉快ではありました。けれど どちらかというとあのバッシングの嵐の方が印象に残る事でした。やはりネットの普及がもたらしたものと私も思いましたよ。

別に政治家の発言でもなく 若い ちょっと元気よすぎの女性が言ったことにこれほどの反響があろうとは・・・

この本の筆者も 彼女の発言の内容より その後の現象について言及したもので 特にわたし達のような高齢出産組を傷つけるものではないんじゃないかなと思います。

あまり自分の不妊にとらわれない方がいいんじゃないかなと私は自分に言いきかせています。 

つまりは…
私も高齢だけど -- 2008年09月13日 22:22:12

  「羊水発言を非難した人間は小さい人間ども」と定義された気持ちになり、腹をたてられたのかと読み取りましたが違いましたか。

私は例の発言に「けっ。まだまだ青いな。アンタ薄いよ。」とだけ思ったクチです。トシとってますから。
なおかつ「ネット社会の闇」のくだりは素直に頷けます。
匿名性が高いと現実社会では表出させないどす黒い感情や表現をここぞとばかりにぶつける人が多いのは事実だと思います。
それに高齢出産に偏見を持つ人に侮蔑されたとしても、どう思われようとも
われわれは今こそ欲しいのでがんばってるわけで、
そもそも若いときに子作りに向けて手段を講じないでこんな状態を作ったのは自分自身なので、理解できない人に理解を求めようとは思いません(もちろんそれは私のケースでいろいろな事情は個々にあるでしょう)(他トピにその辺の自業自得を嘆いている方もおられました)

「私は高齢出産は負け組だと思っているよ」
数ヶ月前にネットで26歳のママとかいう人に言われました。
その後、高齢出産の人を揶揄する流れになりました。
今のところこれ以上の言葉には出会っていません。
今は「負け組み上等!」と思っています。
高齢で出産するには、ある種の覚悟も必要なんだなあと教えてもらったと思っています。
辛かったけどモチベーションはあがりました。
自分はこの世の中のどこかにどす黒く潜む目に見えない嘲笑を、どう料理していくんだろう、と。
そんな偏見は、絶対にごくごく一部に決まってるんだから、それを心で拡大してかまってやる必要はないと思う。
メディアの怖さは、ごくごく小さな発言が
万人常識であるかのように映ること。


ところでショックを受けた著書を紹介したら、ショックを受ける人が自分以外にも増えてしまうとは考えませんでしたか?
レスできない(したくない)程のショックを。
「そーだよねー、ひどいよねー」と言い合えるのも掲示板の醍醐味だけど、私はちょっと悲しい。
もちろん悲しみや悔しさを吐く場所でいいけど、愚痴ではなく仲間?を鼓舞したいという結論に、ちょっと痛々しくて悲しい。

枝豆さんの現状に、どんな背景があるのかはわかりません。
もしかして若い頃から10年以上とかの長きに渡って辛い治療に耐えてこられたのかもしれませんよね。
それなら尚のこと、胸を張って「その時」まで希望を繋いでください。
女性という性は、どんな時代でも、軽視されても重視されても、結局その環境でひたむきにがんばってきたと思います。誰のせいでもないし、嘆いてもせんかたないこと。違いますか。

愚痴ならまたいつでもお聞きしたいと思います。
がんばってください。

ニーチェの言葉
枝豆 -- 2008年09月12日 15:31:44

  ちゅんさん

はじめまして、お返事ありがとうございます。
ちゅんさんはニーチェをかなり読まれているのですね。
わたしは今回はじめてひもときましたが、感動したのでもっと読みたくなり「ツァラストラ〜」を買いました。


「女性の気持ちがいつも置き去りにされている」ほんとうにその通りのことを私も感じます。
そうですよね、禿の治療に保険がきくとか、ニコチン中毒治療とか、整形とかそういうもののほうが話題にもなりやすいようですね。

高齢治療は、高齢患者が多く通うクリニックでさえ、ぐぐっとくるような物言いをされることがありますから、どうか気にしないよう、めげずにご自分の今一番大切な夢にむかって(子供)ください。
わたしは治療が長くなるので、そろそろあきらめる覚悟と決心も、、という段階です。ですが治療はとにかく、自分の道をみつけてゆくためにも避けては通れない道でした。
まだ完全にリタイアしていないので、どうなるかは解りませんけれど、、
お互いにこれからも頑張ってゆきましょう!

わたしも、この著書に対しては出版社に一筆、一読者として感想を書いて送りたいと思っています。


フラメンコ さん

はい、その題名です。
いい言葉を選別してくれていますよね。
治療中はもう、希望、絶望の繰り返しで様々な自分の想いに悩んだり苦しんだりします。
そんな中、この本に出会い、ニーチェをひもとき、言葉がすっと入ってくる。
今が時期だったのかもしれません。
昔だったら出会っても素通りしていたでしょう。
フラメンコさんもそんな出会いを得て、感動に出会ったのですね!
いろいろな場面で、支えになるような力がありますね、ニーチェの言葉。

著者の主観はともかくとして、、(笑)
ほんと、いいきっかけを与えてくれる本だと思います。

これからも頑張ってゆきましょうね。

ニーチェ
フラメンコ -- 2008年09月12日 06:59:55

  座右のニーチェ・・・ですよね。私も、この本に感銘し、くじけそうになったり、自分が嫌になったり、結婚・出産にあせったりした時、何度も読み返しています。仕事場に行けば、若い同僚の結婚式の話や年配の同僚の子育ての話。「子育てした事ないから、わからへんねん。」と、言い返され傷付いたり、いろいろあります。でも、ニーチェの言葉を思い出し、毎日、生き生きと生活できるよう、頑張らなくっちゃね!このサイトで、本当に救われています。しかも、この本の話を共有できるなんて!うれしくてレスしました。みなさんも、読んでみてください。納得〜〜しますよ。

こ難しくなってしまいました。
ちゅん -- 2008年09月11日 03:04:03

 
枝豆さん はじめまして

ご意見、ごもっともだと思います。

戦前は    「産めよ増やせよ」
高度経済成長で「ニューファミリー」→核家族と捉えています。
バブルで   「女性も社会進出を」
バブルはじけて「やっぱり家族」

誰が決めたわけでもないのでしょうが、社会の風潮が変わる度に
女性の気持ちが置き去りにされている気がします。

某大臣の「女性は産む機械」という言動もありましたしね。
だったらきっちりメンテナンス位させてくれよって思いました。
不妊・高齢治療よりプチ整形の方が、許容度高いのでは?

私は高齢治療の準備を始めたばかりなので、面食らう場面の連続です。
ダメ出しのオンパレードで・・・。自分がダメなのかなあと責めてしまいそうでした。

≪超人≫になるべくの精神修養だと思えば、何か乗り越えられそうな気持ちになってきました。

自分の純粋な意志を見極める事、結果を恐れずに気の済むまでやりぬく事。
う〜ん、まさにニーチェ思想の本懐ですね。

この本を読む機会があったら、匿名でなくきっちり苦言を呈したいと思います。

 
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