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不妊医療に従事している者です。
ここではいつもは皆様と同じ「高齢出産経験者」として参加させていただいております。
最近こちらで感じていることを少し書かせてください。
私たちの世代特有かも知れませんが 私たちって本当に「頑張って」生きてきましたよね。
あらゆる職業で「女性初」がもてはやされ男性と肩を並べて働いてきました。加えて、高年収でルックスもよく理解ある優しい配偶者に恵まれ 優秀な子供と幸せな家庭を築き上げてる女性を「サクセスモデル」としてメディア等で持上げられていました。そのような女性は全体の0.1%にも満たないであろうと思われるのに それを「目標」に設定し人生を歩んできたように思われます。「理想」が高めに設定されていると不充足感ばかりが募るにも関わらずです。
よく診察室で「私に可能性はありますか?」と問われます。ほとんど毎日です。
私は「『可能性』は生き物です。お花と一緒です。育てるものです」と答えます。
「夢」や「理想」は確かに大切です。でも私たちは「今」「現実」を生きています。そのバランスが大事です。
結果を急ぐあまり とてもハードな精神状態の下、きつい治療計画を立てる方がおられます。同時に二つ以上の病院にかかられている方ももう珍しくはないでしょう。もう少しご自身のお身体とお心を大切になされば可能性も広がるのにと残念に思うことがよくあります。
「先生のようにラッキーな人にはわからない」ともよく言われます。
確かにそうかもしれません。
大学を出て安定した職業に就き、出世もし家庭にも(子供にも)恵まれた生活です。
それでも幼少の頃は早くに母親をなくし寂しい想いをしましたし離婚経験者でもあります。夫婦生活は大変円満ですが仲がいいがゆえに夫からは「ずっとそばに居てほしい」と辞職を望まれています。
仕事は大変忙しく診察が終わると深夜なんてこともしょっちゅうです。でもそのような「苦労」が表に出ず、「のほほん」と見えてしまうのはそれはそれで幸せなのかもしれないなと思います(笑)
最近若いナースや女医と話していると「結婚したら専業主婦になりたい」とあっさり言い切る子が多くて驚きます。
貧乏でもいいからゆったり暮らしたい・・・と頑張ってきたキャリアを簡単に捨てるのも厭わないというのです。
きっと無理な理想を追いかけていた私たちを見て、またそういう母親に育てられてそう考えるようになったのかもしれないなぁと思ったりもします。
「努力は報われる」「やれば出来る」
そう力んできた私たちですが そろそろもうそういうのはやめて人生仕切りなおそうかなぁ・・と思い始める患者様が多いのも「今」の特徴です。
「頑張ればできる!!」
を辞めた患者様が
「あ!・・できた」
「え? 何が?」
という感じの、当初からは逆の法則でのオメデタがここ数日続きました。
医療は「有限」だけれど可能性を「無限」にして差し上げる手助けができたらなと思います。
- いろいろな人生 - ぷらむ - 2008年08月 9日 11:56:26
- スレ主さま - かりん - 2008年08月 6日 21:38:12
- 匿名のお医者様へ - 匿名元患者 - 2008年08月 6日 13:12:22
- 可能性かぁ - クレナイ - 2008年07月31日 18:08:24
- 人それぞれでは・・・ - まさみ - 2008年07月30日 20:48:12
- 時代の影響には同意ですが - 綿飴 - 2008年07月30日 04:01:20
- 可能性・・・ - トクメイで - 2008年07月30日 02:16:12
- ? - プルーン - 2008年07月29日 19:26:59
- 矛盾 - 五月雨 - 2008年07月29日 14:36:03
- 力を抜く・・・ - ねむねむ - 2008年07月29日 12:16:26
- うーん…そうかなぁ? - しーちゃん - 2008年07月28日 21:48:58
- 可能性を無限にする、という言葉 - 今回は匿名で - 2008年07月28日 20:51:55
何人かの方がお返事を書いて、中には質問もありますが
このまま初めに投稿しただけで何もお返事はないのでしょうか?
私もぜひお聞きしたいなと思って時々見ていましたが・・・
毎日のように『可能性は?』と聞かれて『可能性は育てるもの』
とお答えとのことですが、依然としてそうお答えになって
いるのであれば、ぜひここでの皆さんの疑問にお返事して
いただきたいなと思っています。
いくつかの皆さんの疑問
1、生物学的に老いていく中で可能性は育つものか
2、可能性を無限にして差し上げる手助けって何?
3、諦めたら妊娠した人って何歳の人か
私も初めの投稿を読んだ時からすごく知りたいことです。
ぜひお返事をお願いします。
この掲示板は40代で妊娠した人が、そういう方が集まるいわば
特殊な場所のような気が私自身はします。
一般的には40代で妊娠できる人って、とてもとても
少ないのではないかという気がします。
まだ見ていらっしゃるかわかりませんが、お願いがあります。
私は44歳から不妊治療をしましたが、よい結果が得られませんでした。たくさんある不妊治療専門病院、医学も進んで何回かチャレンジすればきっと子供が授かると思っていたのですが駄目でした。
一番の原因はやはり年齢がもう生殖年齢から外れてしまったのだ、ということだと思います。
こちらの掲示板でも、生理があれば妊娠できると思っていた、という書き込みをよく拝見します。
私たち女性の多くが、妊娠は今の医学をもってしてもある程度の年齢を過ぎると可能性がかなり低くなる、ということを知りません。
高齢になってしまって、卵子が老化していて・・・など聞いても時すでに遅し、もっと早く知っていればと後悔するだけになってしまいます。
産婦人科はあまりかかることもなく、そうした情報を得る機会がありません。でも定期健診など、産婦人科に関係ないときでもよいので、そうした情報を啓蒙していただくことは出来ませんか・・?
匿名のお医者様お一人でどうこう出来ることではない、と思いますが私が不妊治療で感じたことを書かせていただきました。
それから、私の場合最初からFSHも18くらいで高く、妊娠の可能性は本当に低かったと思います。それでも夢を見てチャレンジしましたが、高いお金をかけて夢を見ただけで終わってしまい、
もし最初からだめそうなときはそう言っていただいてよかったかなあ、なんて思います。
やってみなくてはわからない、確かにそうなのですが、何回目かからは先生もあまり気乗りしないような感じになって、ああだめなんだろうなあ、と思うようになりました。
すみません、まだ〆ではないと思い、投稿させていただきました。
お子様の健やかな成長をお祈りしております。
高齢不妊患者のだいたい何パーセントくらいの人が
「諦めたらできる人」なのでしょうね。
本当に可能性が広がるなら、今日からでも諦めたいです。
「諦めたからできなかった人」も沢山いると思いますが
もう医療にはかからないので匿名さんのいる所では
話題にもならないのでしょうね。
そして苦しい思いで治療を続けてやっと新しい命を手に入れた人も沢山いますね。
こうだからよかった というのは結果論なので
自分が何にあてはまるのかは、時が過ぎないと分かりません。
私は今、治療をお休みしています。
自分で決めたお休み期間です。
これで妊娠したら「休んでよかった」
今後治療再開しても妊娠できなかったら「休まなきゃよかった」
になるのでしょうね。
私は40歳。サクセスモデルというのは初めて聞きましたが
とにかく自分で判断して行動することが後悔を少なくすると
思っています。
私も昭和40年生まれです。
楽しい短大生活後、入りたい会社に入り、結婚、仕事は続け、管理職まで往きましたが、離婚。
再婚後に治療の末、43歳で出産に至りました。
出産出来た今こそ、幸せに浸っていますが、仕事は治療時に捨て、育児一筋に頑張っているからこそ、とも思えます。
幸せは人それぞれだからこそ、最後は一人ではなく最初から一人なんだと思います。
サクセスモデルなんて、あり得ないと思っています。私は、です。
私は昭和40年生まれですが、トピ主さんのおっしゃる時代背景とその影響には同感です。
「子供はいらない」と思ったことはないのに、なかなか出来ないことをよいことにDINKS生活をエンジョイしていました。たまに「なぜ40過ぎまで真剣に不妊治療しなかったのだろう?」と考えた時、「時代に踊らされていたな〜」と思い当たるのです。
どの程度かは千差万別だと思いますが、良く言えば「上昇志向」、悪く言えば「物質志向」「ないものねだり」のような世代の特徴ってあると思います。
仕事で20歳前後の女子学生と接することがあるのですが、時代はかなり様変わりしたと感じています。彼女たちは良く言えば「自然体」「地に足がついている」ですが、若い時分から目標を低く設定しているような気がして、「もっと頑張ったら?」と言いたくなることもしばしばです。
トピ主さんの医師としてのスタンスには、「成果を求められないお立場なんだな〜」と感じてしまいました。
確かに高齢で自然妊娠することもあるでしょうが(具体的には幾つの方々でしょう?)、それより遙かに多い数の患者は多額の不妊治療費負担の末、絶望していると思います。
望みすぎの発言だと自分でも思いますが、同世代として親身になって頂けるのであれば、例えば、希望者が国内でも卵子提供をできるように、とか、高齢不妊患者への心理カウンセリング導入とか、一歩二歩踏み込んだ動きをして頂きたいと思います。
日本みたいに40歳を過ぎてもなお体外受精などを繰り返し繰り返し受けられるのは珍しいと聞いたことがあります。
これはある意味では、患者の意思尊重で有難い、ともいえますが、プロセス重視の結果軽視で、不妊クリニックの儲け主義という見方もできると思うのです。
「今回は匿名で」さんと同様、私も産婦人科医ではありませんが医師で、不妊治療のために非常勤で働いていた者です。幸い今は育児のため非常勤を続けています。
今回の投稿を拝読して私が感じたことをいくつか書かせていただきます。
まず私たちの世代は高年収でルックスの良い夫etc.を手に入れた女性をサクセスモデルとして人生の目標に設定してきたというくだり。これって私たちの世代に共通のことでしょうか?
少なくとも私自身はそのモデルに対し反発を感じてきました。
私が私でいられること。
これが私の人生の目標であり、結婚も仕事もこの点が満たされるか否かが選択の基準になりました。そのおかげで晩婚になり、結果として不妊治療も受けることになりましたが今の自分を取り巻く状況に満足し、感謝しています。
次は不妊治療について患者の立場から感じたことを記します。
治療中は、医師という職業でありながら不妊治療の分野となると専門外もいいところ。
知識が無い分疑心暗鬼になり、治療に撃沈する度に、自分にもっと合った治療法があるのではないか、このまま主治医を信頼して残り少ない治療期間をおまかせしていいのだろうか、いつか結果は出るのだろうかと悩みはつきず、心が疲弊していきました。
作家の林真理子さんが自身の出産記の中で不妊治療について、
“不妊は「努力しさえすれば必ず報われる」という人生哲学を根本から覆し、深い虚無感を与えてしまう”と書いていますが、それがそのまま自分にもあてはまるように感じました。
治療期間が長引けば長引くほど、平常心を保つことは非常に難しいと思います。
匿名さんは”先生のようにラッキーな人にはわからない”とよく言われるとのことですが、きっとそうなのでしょう。ご自身も色々と辛い経験をされてきたとのことですが、個人的には他人(ここでは患者さん)に対する想像力がやや欠如しておられるのではないかと感じました。
ストレスがよくないことはわかっているし、肩の力を抜いて日々生活する方がいいなんてことは皆さん頭ではわかっていると思います。ただ、そうできない治療の段階段階の辛さがあるんです。
私は40歳を過ぎてから不妊治療を始めました。
可能性(ここで患者さんのおっしゃる可能性は妊娠、出産の可能性と解釈してよろしいですよね)は育てるものとおっしゃいますが、そのような年齢で生物学的に老いていく中で可能性って”育つ”んですか?可能性の芽をつまないように、という言い回しならまだわかる気がしますが。
可能性を「無限」にして差し上げる手助けってなんですか?
こんにちは
43才で一人目不妊治療歴2年弱のものです。
1.匿名さん 先月 「命を繋ぐ」の投稿をされた方でしょうか・・・
それを読ませて頂いたときも思ったことですが 投稿の主旨に対してご自身の状況(お子様に恵まれたとか仕事・家庭が順調とか)をわざわざ説明する必然性が感じられないのです。普段こちらのサイトをご覧になっていらっしゃれば 不妊(これが最多)や夫との関係や経済的な事情をなやんでいる人の投稿が多いのはお判りですよね?。 だから 今回の投稿に反感を持つほどではないにせよ共感は 出来ません。
自分の持っているモノをここに書くなと言いたいわけではありません。 たまにみられる 高齢での妊娠・出産の報告は 治療の有無にかかわらず 励みにも参考にもなると思います。それこそ自分にも「可能性」があるんだと 再確認する機会になると思います。
匿名さんの今回の発言は不妊治療に従事する医師として 多くの患者を見て感じていらっしゃる事を投稿されているわけで 極端な意見かもしれませんが 投稿者の性別 既婚か未婚か 妊娠出産を経験しているのか はどうでもいいような気がします。
2.確かにいまの42〜45才くらいまでの方なら 若い頃にバブルを経験し 様々な職業で女性にも門戸が開かれ 目標をかなり高めに設定できる時期もあったかもしれません。でもそのバブルや就職から20年も経てば 現実とか自分の実力とか 思いしらされている人が殆どだと思います。でも女性として子供が欲しいという本能的な欲求は なかなか 諦めたり 方針転換できるものではないような気がします。そこが 今回は匿名でさんの仰るとおり 当事者(不妊治療を重ねている人)でなければ 理解 出来ないんだと思います。
3.私は 医師に 「可能性は?」と質問したことはありません。多分ゼロではないから 採卵するんだろうし 医師も困ってしまうだろうと思って・・・ でも 質問したのであれば 「OO%」と医師の経験や勘でもいいから数字で答えて頂きたいです。それを100%鵜呑みにはしないと思いますし 不本意な数字であれば転院するなりセカンドオピニオンを求めるでしょう。「可能性は育てるもの」なんて お坊さんとか神父様とか学校の先生に言われそうな言葉であって 医師に期待する言葉ではないです。
私は 治療を始めた時には 一時 女医さんにこだわっていましたが いまでは 逆に 産まない性である 男性医師の方が さっぱりしていていいのかなぁと思っています。性差というより個人差なのかもしれませんが。(そんなに何人も医師を替えてないのでわからないです) 熱意と誠意があって でも淡々と医術を施して頂ける医師が良いです。
矛盾を感じたのですが、スレ主さんのご発言で
>私は「『可能性』は生き物です。お花と一緒です。育てるもので
>す」と答えます。
>「夢」や「理想」は確かに大切です。でも私たちは「今」「現
>実」を生きています。そのバランスが大事です。
と述べながらも、
>最近若いナースや女医と話していると「結婚したら専業主婦に
>りたい」とあっさり言い切る子が多くて驚きます。
>貧乏でもいいからゆったり暮らしたい・・・と頑張ってきたキャ
>リアを簡単に捨てるのも厭わないというのです。
とおっしゃる。
人それぞれ、自分のバランスを整えようと生きていらっしゃるのではないでしょうか。食事の栄養とは違って、判りづらいものですが、例えば、仕事に忙殺される毎日でも、夜中にお菓子作りをすることでストレスを発散して、心身のバランスを保っているといったようなこともあると思います。
生き方そのものをバランスと評するのであれば、他人からみたらバランスの良くないことと映ることでも、本人にしてみたらバツグンのバランスだということもあるでしょう。
不妊治療に没頭する患者さんの生き方や心そのものを操作することは誰にもできないと重々ご承知だとは思いますが、今一度、ご自覚された方がよろしいかと存じます。
私の推察ですが、スレ主さんご自身が日々の仕事でストレスを感じていらっしゃるのだと思いました。患者さんから心ない言葉をかけられ、評価されず、お辛い思いをされたのでしょう。
同じ女性として、理解しようとすればするほど、判らなくなる苦しさを抱えていらっしゃるのではないでしょうか。
同じ経験をしていても、人それぞれ感想は違うものです。
皆、事情も環境も価値観も生き方も違うのですから。
全ての人にあてはまる治療がないように、全ての人が納得するようなドクターもいらっしゃらないでしょう。
そっと寄り添う医療者が、私の求める最良のプレフェッショナルです。
「頑張ればできる!!」を辞めた患者様が 「あ!・・できた」
の言葉にでてきました。
結婚が遅く、治療を始めたのは、40歳になってから。
その時点で顕微授精しか道は残されていませんでした。
3回目の顕微授精を最後に諦めようと、力がぬけての今回。
42歳で初めての陽性反応で現在妊娠7ヶ月です。
もともと子宮奇形だから、妊娠しても早産の確率が高いからといわれていたので、今でも不安はあります。
もうこれ以上傷つきたくなくて、今回駄目だったら、
あれをしてこれをしてと、楽しいことばかり考えていました。
(もちろん子供を持つことと比較なんてできませんが・・・)
120%頑張ることが当たり前として生きてきたので、
35歳でうつ病になった時、どうしたら力を抜いて生きていけるのか・・・?と、ずいぶん考えた時期もありました。
治療歴2年の中で、たった3回しか顕微してないの?
と思われるかもしれません。私も、そう思います。
でも、生理が3日で終わり、ホットフラッシュなど更年期の症状もあり、交通事故の後遺症のある私には、医者の言うとおりに、どんどん採卵したり等、挑戦することができませんでした。
常に、自分の体に耳を傾けながら、『私のからだ、大丈夫?』と自問自答しながらの2年でした。
治療に良いものも全部やりたいと思っていましたが、
自分の心の声を聞くと、『無理したら駄目』と言われてる気がして、医者の薦めていたものも、やりませんでした。
3回目の顕微の前、なぜか、この世に自分が誕生した事に心から感謝でき涙があふれてとまらない毎日でした。42歳まで生きてこれたことは、決して当たり前では無く奇跡なんだ、と思えたのです。
もしかしたら、良い意味で力が抜けていたのかな〜と振り返って思います。
長々と申し訳ありませんでした・・・。
うーん…。
「私たち特有の世代…」と始まりますが、そうでしょうか?
高学歴・高収入・社会的知名度・ルックスの良い夫・優秀な子供に恵まれた生活、うんぬん。私はここに書かれている「サクセスモデル」なんて目標にしたこともないですし、「理想」でも「夢」でもありません。これは匿名さん独自の価値観や人生観ですよね。
色々と沢山書いてありますが、匿名さんは「勝ち組」志向がとて強い方でご自分の人生を自慢したかったのね、というのが正直な感想です。
結局言わんとしている事は「不妊治療を受けている高齢患者さんは理想が高いから現実に充足感を感じることができない。無理な理想を追いかけずに現実をみることが必要。頑張るより諦めた方がうまくいっている。」ということですね。そして、私はサクセスモデルを叶えた人間だから皆さんとは違うけど。という隠れた強いメッセージを文章の中に忍び込ませて。
このような投稿をされる方が本当に不妊専門医ならば、かなり引きます。匿名さんからみたら不妊高齢患者は負け組みの代表のような人生かもしれませんが、それぞれ一生懸命頑張って生活しているのですよ。
最近不妊治療に従事しているお医者様の投稿がちらほら見受けられますね。私も婦人科ではありませんが医師です。不妊治療をするために、数年前から非常勤で働いています。
匿名さんの人生、私から見ても女性として医者として、「十分サクセスモデル」だと思います。やはり、そのような方が医者の目線で不妊治療に必死になる患者を見たら、「もっと体を大切に」とか、「可能性は育てるもの」とか、お考えになられるのだと思いますが、私は自分が不妊治療を受ける立場になって、一日も無駄にしたくない焦り、今の治療方針は自分に合っていないのではないか?という疑問、いつまでこんなことが続くのかという漠然とした不安など、ありとあらゆる感情を経験しました。多分この気持ちは経験者でないと本当の意味での理解は不可能だと思いました。
可能性を「無限」にするという言葉、それは良く考えれば患者にとって「希望」になりますが、悪く考えれば医者にとっての「逃げ道」なのではないでしょうか?患者の立場を理解し、共感に努める必要はあると思いますが、無責任に希望を与えるような事は、言わない方がいいのではないか、と私は思います。
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1%でも可能性がある。とすれば、可能性にかけたいです。
高度生殖医療を一旦お休みした後でまもなく妊娠したという話はよく聞きます。でもそれは妊娠できた時の話です。ごく僅かと思います。
私が通院していたクリニックでは「最高齢の妊娠は45歳ですが、43歳以上の妊娠はごくわずかです」とうたっています。
2回目の顕微授精がだめだった時、ドクターから「このまま治療を続けるのも、別の人生を考えるのも1つですね」と言われました。
経済的な事情もあり、通院を断念してしまいました。
「こんなはずではなかった」と思う事、毎日ですが考えを切りかえ、前向きに生きていくようにしています。
ここでは悲しい気持ちでいる人がいる事、分かってくれる場と思っています。