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初めまして。
43歳で3ヶ月の長男の育児に奮闘中のYSと申します。
5月7日のアネきょんさんのご発言の中でとりあげられていた本のタイトル、著者を
ぜひ教えていただけないでしょうか。
私自身、高度不妊治療で結果的には幸い長男を授かりましたが、治療中の精神的な
辛さは忘れ得ぬものがあります。
引用されている内容を拝読して、ぜひ一度読んでみたいと思いました。
よろしくお願いいたします。
- ありがとうございました - YS - 2008年05月13日 01:10:48
- お役にたてず、すみません - アネきょん - 2008年05月11日 22:21:29
YSさん、こんにちは。
先日の私の投稿で用いた一節は、私がおそらく10年位前に読んだ雑誌のものなのですが、正確なタイトル、書かれたものが残念ながらわかりません。
当時、インターネットに縁の無かった私は、とにかく情報が得たくて不妊治療に関わる本や雑誌を片っ端から読んでいたのですが、少々記憶もあいまいです。
私も40歳の時に息子を授かり、しばらくはそれらの本を読み返したりしていたのですが、2人目をあきらめた時にすべて処分してしまったのです。なんとなく、いつまでも未練が残る気がしたのと、息子が物心着いた時に目に触れるのは良くない気がしてしまって。今思うともったいないことをしてしまったなあと後悔していますが。
私のつたない記憶では、おそらく主婦の友シリーズで刊行されていた「赤ちゃんが欲しい」という雑誌(当時は今のような定期刊でなく、不定期に発行されていました)の一桁台の刊だったと思います。
不妊治療、とくにIVFを受ける患者のメンタルケアが立ち遅れている、という内容の特集のなかで、ある病院が積極的にIVFに失敗した方へのカウンセリングを行っている、という内容でした。(具体的な病院名については掲載されていたものの全く記憶していません)その病院のカウンセラーの方(お名前はわかりませんが、男性の方だった記憶かあります)が書かれた文章の中に「小さな死の経験」という言葉が用いられており、当時非常に感銘をうけ、かつ、「ああ、自分もそうだったんだ」と心が少し軽くなったのを、10年たった今でも覚えています。
バックナンバーを手に入れるのもおそらく難しいかと思いますが、可能ならば私ももう一度読みたいと未だに後悔することがあります。私が書いた文章では、多分に私観も混じっているでしょうから、もっと正確な内容で皆さんにお伝えできたら良かったのにと今更ながらに思います。
当時このような場所が私には無かったので、不妊治療は孤独を感じる治療でもありました。メンタルな部分を置き去りにして突っ走っていたなあ、と思い返すこともあります。
私はいまだに不妊治療を始めて出会った卵たちに思いをはせることがあります。不妊治療をしている頃は「命の始まりはいつからを言うんだろう」と常々考えていました。つらかったけれど、息子に出会えたからこそこう思えるのかもしれないけれど、私にとっての不妊治療をした5年間は、命について真摯に考えた宝物のような時間です。
せっかくスレを立てていただいたのにお役に立てず申し訳ないです。
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アネきょんさん、こんにちは。
ご丁寧にお返事をくださりありがとうございました。
「小さな死の経験の積み重ね」。
アネきょんさんの記憶による要約とのことですが、不妊治療を繰り返すうちに
なぜ心が疲弊していくのか、真実に気付かされた思いでした。
単に(いつまでたっても妊娠できないかもしれない)という不安や焦りだけでは
ないんですよね。
10年ほど前に書かれた文章とのことですが、10年を経た今でも不妊治療患者への
メンタルケアが十分になされているとは言えない状況ですね。
私自身は8ヶ月という、年齢の割には短い治療期間で息子を授かりましたが、
それでも妊娠判定で撃沈する度に、精神的に追い詰められていきました。
卵胞がうまく育ち、無事採卵でき、正常に受精し、胚が育ち、着床、正常妊娠、
妊娠の維持、出産と一つ一つの道のりがすべてうまくいかないと赤ちゃんは産まれて
こない、そのことが途方もないことのように思われました。
お産翌日、息子と初めて過ごした夜は息子の寝顔を見ながら、夫、治療を応援して
くれた両親、主治医の先生、先生を紹介してくれた主人の同僚、相談にのって
くれた友人、妊娠した時におめでとうと声をかけてくれた病院の事務さんetc..
そして無事産まれてきてくれた息子に対する感謝の気持ちが溢れ出し、涙しました。
本当に、子は授かりものだと思います。
バックナンバー、それこそ今はインターネットもありますし、探してみます。
アネきょんさんもまだまだ育児真っ只中でいらっしゃいますね。アネきょんさんと
ご家族のご多幸をお祈りします。また色々なお話を聞かせてくださいね。