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高齢出産VOICE

高齢出産の悩みや心配事、そして生んでよかったこと。

【その他】卵子提供:母子とのつながり
pool -- 2009年08月26日 05:42:38

私は、卵子提供を受けて出産した者です。
もし、ご存知の方がいらっしゃれば、教えていただけると嬉しいです。

卵子提供を受けて出産した母と子は遺伝子上の母子ではない、ということは理解しています。
ただ、移植時に数十個の細胞だった受精卵が、胎盤からの栄養を受けて、産まれてくるまでに成長するわけです。産まれてくる子どもの体に、母体からの肉体的な影響は、遺伝子以外のところで、どんな部分があるのでしょうか?

友人が、外国のTV番組で見たと言うのですが「卵子提供で出産する女性からの細胞で、子どもの体に一生存在し続けるものがある」らしいのです(また聞きであいまいですみません)。

お腹のなかで育つわけですから、産まれた後の健康にも、胎内での環境が影響を及ぼすように思えるのですが、、、。どなたかご存知でしょうか?

また、「生前から決まっている事」「生後になってから決まる事」という点についても、ご存知であれば、教えていただけますか?
例えば、「親の声に似る」とかいいますが、それは、日頃聞いている育ての親の声に子どもの声帯が似てくる?のでしょうか、、、。

そんなことを、知ってもしょうがないのかも知れません。
実際のところ、目の前の子どもを大切に育てる以外にはないわけですし。

ただ、生物学的に、どこまでが絶対に決まっているのか(体質や気質など)、育て方や生きる環境によって、どんなことが変わってくるのか、などについて、知識として、知っておきたいと思ってしまうのです。
ご存知であれば、教えて下さいますか?

また、卵子提供で出産し育児中の方で、母子のつながりについて感じられた事や経験談なども、教えていただけると幸いです。


私なりの考えですが
マリリン -- 2009年10月 4日 01:23:11

  私も随分遅いレスなのですが
同じく卵子提供も視野にいれている者として
このトピが気になっておりました。

医学的な知識は全くないので私なりの素人考えなのですが


「生前から決まっている事」は確かにありますよね。
例えば容姿や資質は遺伝子によって決まってしまうのかな
と思います。

一方「生後になってから決まる事」は、とてもたくさんあると思います。

子供は生まれる前からずっと母親の声を聞いて育ちます。
そして生まれてからは親の姿を見て育ちます。

歩く事も話す事も出来ない赤ちゃんは
日々いろんな事を学んでいくのです。
そして一番に学ぶ相手は、やはり母親ではないかと思います。

例えばもともとの声帯は遺伝子で決まっていたとしても
発音やイントネーション、発声の仕方は親のまねをして覚えますよね。

これは余談ですが
私は長い間、派遣社員をしていて色々な会社に勤めましたが
同じ事務所の中にいる女の子の声って
電話越しに聞くと誰が誰だかわからない事が結構ありました。
すごく似ているんです。
これは発音やイントネーション、発声の仕方が似ているからだと
私は思うのです。それも自然に似てくる・・・。

ですから声帯の遺伝子が違っても親子の声が似てくるのは
当然の事なのかなと思うのです。

同様に歩き方やしぐさ、そして表情等も親の影響は大きいと思います。
容姿が似ていなくてもしぐさや表情が似ていると
「似ている」と感じる事ってありますよね。
例えばモノマネなんてそうですよね。
ですからこちらも親に似てくる可能性って大きいような気がします。

性格については、確かに元々の気質というのはありますね。
でも同じ気質だから同じ性格になるなんてはずもなく
育つ環境でかなり左右されると思います。
兄弟姉妹でも性格って違いますよね。
ですから親に似ている似ていないはあまり気にならないかな・・・。

ただ、子供にとってやはり色々な物の考え方の基準は親から学ぶものなので
その部分は特に母親の影響が大きいと思います。
とくに小さい間は母親が世界の全てですから・・・。

長々と書きましたが
子育てって「1人の人間を育てる事」ですよね。
確かに母親の遺伝子は子供の中には受け継がれていないけど
その子供の中には母親から学んだものが一杯詰まっている。
それは人間の「基」になるものだと思うのです。
言い換えれば「魂」でしょうか・・・。
その「基」の部分「魂」を育てるのは母親であり
確実に母親から子供へ受け継がれてゆき
そして次の世代へと受け継がれ続けていくのではないでしょうか?

最後に・・・
誰が何と言おうとpoolさんはお子様の大事な大事な「おかあさん」ですよ。
自信を持って下さいね。

雑誌NEWTON (ニュートン) 09年11月号
バジル -- 2009年10月 1日 01:36:34

  大分遅れてのレスですが、ご覧頂けるかな?
このトピに関心を持っていました。

ニュートンの最新号が遺伝子の特集をしています。もしかして何か答えが見つかるかな?と思い、買ってみました。

残念ながら、卵子提供者の私達に対して「子宮もこのように影響します」というような情報はありませんでした。残念。

でも、双子の研究の話とか、興味深いものもありました。



五月雨さんが紹介されている書籍、私も読んでみます。サムシング・グレート。私もそういうものがあるような気がします。

アンディさまへ
pool -- 2009年08月30日 19:04:43

  コメントありがとうございます。
双子の妊娠、おめでとうございます。

卵子提供によって抱くことになる母親の葛藤は、ちょっと特殊なケースのような気がします。まず、ほとんどの場合は、親戚や友人に、この事実を伝えませんよね。
となると、周りは、確実に100%母親から受け継いだ子だと思っているから、
遠慮無しに、普通に「似てる」「似てない」の発言をしたり血のつながりについて、話したりするわけです。それを、母親は、ひとりで受け止めなくてはならないんです。
夫も気持ちはある程度分かち合ってくれますが、あくまでも「ある程度」。
養子だと、はっきりしているので、「母子」の容姿について、とやかく言うひともいませんし、夫とも同じ条件下になります。
そんな「外からの圧力?」もあるから、よけいに、「母子のつながり」について、
いろいろ考えてしまうのかなあ、とも思います。

とはいえ、妊娠出産を体験できる卵子提供というシステムは、とてもありがたいことだと思います。お互いに、子どもができた幸せを大切に、暮らして行きたいですね。
安産をお祈りしています。

きっと私も・・・
アンディ -- 2009年08月28日 20:45:18

  poolさん、初めまして。
ご出産おめでとうございます。
私は今、ドナーさんから引き継いだ2つの命を宿しております。
大変興味深くトピと皆さんの回答を拝読いたしました。

出産してから自分がどんな心境になるのか?どんな生活が待っているのか?楽しみでもありますが、正直不安が尽きることはありません。
でもきっと生まれてきてくれたら、poolさんと同じように遺伝子よりも深い繋がりを求め続けながら子育てをしていくのだろうと思っています。
提供を受ける前に養子を真剣に考えていた時期があったため、主人の遺伝子を継いだ子供を授かる卵子提供はとても魅力でしたし、自分自身も特別な抵抗も全くありませんでした。
でも出産する前なのに、ふと血の繋がりを考えてしまう瞬間があるのです。
本当に情けないのですが…。
そんな不安は提供をうけた母しかわからない感情なのではないでしょうか?
そんな風に考える事も母になるための試練なのかな?と。

トピの内容にそぐわない内容でごめんなさい。
提供卵で妊娠、出産できたことは、poolさんにとってもきっと縁あっての事だと思います。
素敵な家族を築いていってほしいと願っています。
この場をお借りして、自分の弱音が吐けてよかったです。
これでまた一歩前へ進めます。お互いに頑張りましょうね。

五月雨さま、かなさま、マーガレットさまへ
pool -- 2009年08月28日 01:30:32

  五月雨さま
興味深く拝読しました。「知りたい」などと尋ねながら、遺伝子について、全く学んでいませんでした。オンとオフがあるなんてことも、知りませんでした。
やはり、生命には神秘の部分が残されているのですね。こわくもありますが、同時に勇気もいただけました。「遺伝子以外に、私は何を与えてあげられるのだろう?」なんて考えちゃったりして、自然妊娠よりも肩に力が入りがちです。あまり意識しないでおこう、とは思うのですが、毎日のように「お母さんに似ていないね」「他所の子みたいだね」と言われると、いやがおうでも考えさせられます。「不思議な絆」はきっと存在するはず、と私も思います。

かなさま
明確なご説明、ありがとうございます。
「遺伝子配列」「遺伝子の発現しやすさ」、なるほど、ここに違いが出てくるのですね。卵子提供は父、提供者、産みの母の3人の子、と聞いたことがありますが、実際にそういうことなのですね。私がひどいアレルギー体質だったり、ど近眼だったりするので、それって遺伝なのかなあ、生活環境なのかなあ、など、まだこれから育つ子どもへの影響を、つい想像してしまいます。「ここからここまで」の線引きはできないのだろうし、できる範囲で、良い影響を与えてあげたいなと思います。

マーガレットさま
無事、ご成功を祈っています。妊娠できる確率は高いので安心してのぞんでくださいませ!また、一緒にいろいろ考えましょう。

興味深いです
マーガレット -- 2009年08月27日 14:10:41

  来月提供を受けます。
一日一日渡航の日が近づき、不安のほうが大きくなっています。
必ず成功するとはいえないものの、成功できたら色々思い悩むんだろうな、と思っています。

こちらでは先輩方にいつも参考になり励みにしてきました。
でも実際にその立場になることは少しこわくもあります。

poolさんは出産されたんですね!
おめでとうございます。
あとに続きたいです・・。

あなたの子宮で育たなければ今のお子さんはいません
かな -- 2009年08月27日 01:48:14

  医学系の研究者です。

現在分かっているのは受精卵の段階で遺伝子の配列は決まっている、胎児期、新生児期の環境でその遺伝子の発現しやすさが決まるということです。

身体、精神ともに遺伝と環境によって決まるので、体の特徴、精神的な特徴ともに両方の影響があります。提供者の卵とご主人の精子と、受精卵を育てた環境としての母体と、新生児期の環境があってこそ今のお子さんになった訳です。同じ受精卵でも他の環境で育ったら、健康状態も性格も違った子になっていたことになります。

経験者ではないのですが・・
五月雨 -- 2009年08月26日 15:19:48

  卵子提供の経験者でないのですが、「母子のつながり」について私もコメントさせてください。

40歳で男児を出産。今45歳です。
出産前に「生命の暗号」という本を読みました。

その中で印象的だったのは、遺伝子は、偶然や人為で出来たとは考えにくいという言葉です。つまり科学の常識や人知を超えた大きな存在を想定しており、それを「サムシング・グレート」(偉大なる何者か」と呼んでいるそうです。

いわゆる、血が繋がっていなくても、一緒に暮らしているうちに「似てきたね」と言われるステップファミリーの父子を知っています。

遺伝子のプログラムには、精巧な生命の原理という定義があるのかもしれませんが、何とも説明のしがたい不思議な奇跡によって創造される場合もあるようだ、と解釈しています。その創造者こそが、偉大なる何者かでありサムシング・グレートなんだと思っています。

我が家では、時々血の繋がりのない里子を迎えていますが、この子には不思議な縁を感じています。前世・・・というのがあるとしたら、我々はきっとそこで親子だったんだと確信しています。愛しくて仕方ありません。里子には、実親が存在しますから、私達はただ見守るだけの存在ですが、私は里子のもうひとりの親になったつもりでいます。親子って何だろう、どういう風に親子になるんだろう、どうなったら親子といえるんだろう、と親子の不思議をいつも考えていました。

遺伝子について確認したいと思われるpoolさんのお気持ち、よくわかります。私の勝手な解釈ですが、親子には、遺伝で結ばれた何かと、もうひとつ魂の世界で結ばれた絆もあるように思えて仕方ありません。poolさんも、お子さんと日々暮らしてゆくうちに、遺伝よりももっと強くゆるぎない何かをお感じになられるのではないかなと思うのですが。。。。

最後に「生命の暗号」で最も印象的だったのは、遺伝子にはON/OFF機能というスイッチがあるという事です。いつも前向きで元気はつらつとしていると、全てが順調にいくようになりますね。そういう時の心の状態は、良い遺伝子をONにして、悪い遺伝子をOFFにする働きがあるのだとか。

心の持ち方や生きる姿勢など精神的な作用によって、遺伝子のON/OFF機能に違いが出るなんて、まるで自己啓発のようですね。

 
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