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現在44歳。もうじき45歳になります。
今年に入って初めての体外受精をしましたが失敗しました。
次に再チャレンジしたい今日この頃ですが、主人との温度差で悩んでいます。
主人は体外受精に当初から大反対でした。
付き合っている時から子供は欲しくない、できたら産めばいいけど2人で気楽に楽しく生きていこうよと言っていました。
当時の私はそれ程真剣に考えておらず、その内妊娠できるだろうと考えていました。
主人とは40歳を過ぎて結婚したのですが、38歳の時に当時付き合っていた人の子を自然妊娠したので(止むを得ない事情があって中絶しましたが)、頑張って夫婦関係をもっていればその内妊娠するだろうと思っていました。
ところがなかなか妊娠できず、年齢的なこともあるので機能的な問題がないかどうか調べてもらう為に病院へ行きました。
主人の精子も調べる必要があるとのことで、どうにか主人をなだめて自宅で採取し持って行きました。
幸いどちらも機能的には全く問題ないとのことでしたが、やはり私の年齢がネックになっているとのことでした。
生理は毎月とても順調にあったのですが、その月からクロミッドとデュファストンでタイミングを見ながら夫婦生活をしました。
それに関しては主人も協力してくれました。
時々主人の海外出張があったのですが、その時は事前に精子凍結をして頂き、排卵時期に合わせていわゆるAIHと言うのをしました。
トータル3〜4回しましたが妊娠に至らず、もう治療はやめようかと迷っていた矢先の診察日に、たまたま担当医の都合で代診のお医者さんに診ていただくことになったのです。
そのお医者さんが私のカルテを見るなり、いつまでも今の治療を続けていても正直言って99%妊娠しませんよ、どうしても子供が欲しいなら体外受精をした方がいいです!と強く勧められ病院を紹介して下さいました。
当初の担当医はぶっきらぼうでやる気あるの!?みたいな感じの方で説明も何もなく、ただ指示するだけでした。
疑問点があっても聞きづらく、やっとの思いで質問しても一言二言返しで終わっていました。
代診の先生は一生懸命説明をして下さり、体外受精の可能性が高い理由などを親切丁寧に説明して下さいました。
質問にも丁寧に答えて下さいました。
当初から体外受精は全く頭になかった私も、その先生のお話によって体外受精をしたい!と言う気持ちに変わったのです。
ただし問題点は体外受精どころか子供は居なくてもいいと言う主人にそんなこと言えません。
それに主人は以前何かの話の中で、同級生同士が結婚して体外受精で子供を産んだのを間近で見ており、他人がするのは批判しないけど、自分としては、子供は自然にできるもので人の手を借りて作るなんて自然に反しているから俺は絶対にしたくない、と言うようなことを言っていたのが記憶にあって尚更言えませんでした。
病院に行く度に私がじわじわと不妊治療らしきことをしているのを察知していた主人はそれも気に入らなかったようですが、しかし、君のやりたいようにしなさい、それでできなかったら諦めてねと言う感じでした。
体外受精を勧められた日の夜、悩みに悩んだ末、体外受精をしたいと打ち明けました。
それからはご想像の通りで、一向に首を縦に振ってくれません。
私は主人の気持ちも十分理解している為、今更こんな気持ちになったことに対して申し訳ないのと、でも二人の気持ちが一つにならないこの状況にたいして悲しくなり泣いてしまいました。
紹介を受けた病院へ行くまでの間に何度か同じような事の繰り返しがあり、私が泣く度に主人もいたたまれない気持ちになっていたのがよく解っただけに尚更悲しくなりました。
主人は私を気の毒に思う反面、どうしても体外受精だけはしたくないという思いとの葛藤だったと思います。
ギクシャクしながらも数日が過ぎたある日、ふとベッドの中で「どうしてもやりたいならやりなさい」とボソッと言ってくれたのです。
咄嗟のことだったので、私はどう返事をしてよいのかわからず黙っていました。
その後、本当にいいの?と確認したところ「ただし一度だけだよ。それ以上はダメ!」と言いました。
私にとっては一度だけでも挑戦できることにラッキー!と思い、それから病院へすぐに予約をし、色々な検査を得てようやく体外受精に至ったのです。
結果は最初に記述した通りでしたが。。。
しかし・・・です。
私はお医者さんから陰性だったとの報告を受けても、不思議とそれ程ショックではなく「やっぱりな」くらいの気持ちでした。
もちろん全くショックを受けなかった訳ではありません。
そこへ至るまでの葛藤があまりにも長かったので、その時はおそらく体外受精に挑戦できたと言う達成感の方が大きかったのでしょう。
あ〜、これで終わったんだ。あとは万が一でも奇跡が起きて自然妊娠してくれればいいなぁ、と思いました。
このようにせっかく諦めかけていた私ですが、外でカワイイ赤ちゃんを見るとやっぱり欲しい!と思うのです。
それに追い討ちをかけるようにお医者さんは、年齢の割りには良い方で、少ないけれど可能性はまだあると背中を押すような事をおっしゃるのです。
ちなみに今回の体外受精では4個採卵できました。
実際はどうなのかよく分からないのですが、良い方だと言われました。
その4個全てが受精、分割し、移植できました。
グレードも良いとは言えないけど、まあまあだったとのことでした。
同じ45歳でも良い方の内に入るとも言われました。
ただしFSHが20もあるので問題もあるけれど、とも。
もちろんあくまで45歳という年齢の枠の範囲内と言うのは十分わかっています。
諦めようと思っているところへこのようなことを言われると、正直気持ちがゆれてしまいました。
でもこれ以上主人には言えません。
今の自分の気持ちと主人の気持ちに大きな温度差があるのです。
最近は不妊治療のことはお互い一切触れませんが、「今度の繁殖日はいつ?」と言いながら排卵時期だけは協力してくれます(いい加減に諦めなさいよ、とは言われますが^^;)。
同級生の友達も現在体外受精に挑戦していますが、そこはご主人もお子さんが欲しくて、とても協力して下さるようです。
本当に羨ましく思います。
ここを尋ねていらっしゃる皆さんならきっとこのような私の気持ちを理解して下さると思います。
歳月は待ってくれずどんどん歳を取っていく今日この頃、焦りばかりが増して毎日悩みと共に暮らしています。
どんなことでもよろしいので何かアドバイスを頂ければ、ありがたく思います。
経験談でも何でも構いませんので、どうか宜しくお願いします。
長々と最後まで読んで下さり、どうもありがとうございます。m(_ _)m
- 子供が欲しくない理由 - 匿名 - 2008年04月28日 15:02:10
- フクちゃんのママさんへ - きっき - 2008年04月24日 00:23:45
- 気持ちはそんなに単純じゃないですよね。 - フクちゃんのママ - 2008年04月22日 20:56:11
お返事を下さりどうもありがとうございます。
文章も長く読んで頂けないかと思っていたので、お返事をいただけてとても嬉しく思います。
おっしゃるように自分の子供を欲しがらない人もいるんだと、私も最初の頃は不思議に思いました。
かと言って頑なに拒んでいる訳でもなく、自然にできたら産めばいいって感じなんです。
とにかく体外受精は嫌だというだけのことです。
「0と1は大きな違い」。
それって「NOとYESの違い」位の差ですよね?
一度でもYESと言ってくれたので、可能性は無きにしろ有りなのかな?とも思います。
ですが、この数日間色々と考えましたが、やはり再チャレンジの事は言いづらくて、最近は自分の情熱も薄らいできているように思えます。
経済的にも決して余裕がある方ではないので、そこへもってまた体外受精したいと言うと、いよいよ夫婦関係がこじれそうで怖いと言うのもあって。。。
悶々としていても仕方がないので、考え方を変えてみました。
主人は私より6歳下なんです。
ごく一般的な解釈としては、自分より若い子を貰っていれば普通に子供を授かれるだろうに、私なんかと一緒になったばかりに申し訳ない、と思うところでしょう。
しかし彼は「欲しくない」「居なくてもいい」派なので、仮に子供が授かれなくてもそれがプレッシャーにならなくて済むからラッキーと、プラス思考に考えようと思っています。
フクちゃんのママさんの夫婦だけの意向では決められない事情と言うのが気になりますが、それぞれの夫婦にそれぞれの悩みや問題があるものだと思います。
お互いの幸せを求めて、前を向いて頑張りましょうね。
フクちゃんのママさん、アドバイスとても参考になりました。
どうもありがとうございました。
きっきさん。よく今の様子がわかりました。
世の中に ご自分の子どもがいらないという ご主人がいると
いうことが、夫婦間のつらい原因ですね。
でも、きっきさんのご主人は 1回だけならと協力してくださったんですよね。
『0と1』は大きな違いです。
それに、『1度あることは2度ある』とも言います。
ご主人にドクターの意向を上手に説明したらいかがでしょうか?
可能性が大きいこと。世の中では不妊治療は多いこと。
前のように ある時『わかった』と言ってくれそうな気がします。
夫婦の間だけの問題ならば、まだ希望は大きいです。
事情で私のように 夫婦だけの意向では決められない立場の者からすると羨ましいです。
頑張ってください。
応援しています。
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現在43歳で、不妊治療を受けています。
私個人の意見ですから、参考になるような心に留め、いらないと思ったら忘れてください。
自然妊娠至上主義というのは、医師の間ですら存在する考えです。実は、30代の頃不妊治療に踏み切るかどうかを相談した医師がこれで、自然な形での妊娠ができるように、夫婦関係を深めていく方が重要だとアドバイスを受けました。結婚して2年目だったこともあり、私はそれを納得しました。私の場合他にも治療を受けにくい事情(先天的な体質)があったので、治療はあきらめ、そのまま10年がたちましたが、やはり自然妊娠は望めませんでした。そしてここに来て、不妊治療を受けることになりました。
ひとつには、今かかっている医師ならば、私の身体的に事情を考慮してくれるからと言うこと、もう一つは、件の自然妊娠至上主義がどういうものなのかわかったから、と言うことです。
私は今回の治療においても、同じその医師に相談しました。今度も医師の答えは同じでした。そのとき気がついたんです。なぜなら、私は既に結婚して10年たっています。その間に夫とのつながりはより深くなり、寄り添って生きてきています。その私に、自然な妊娠ができるように夫婦の絆を深めよと言われても、それは違うだろうと思ったんです。夫婦関係って、子供がいるかどうか、セックスがうまくいってるかどうかだけで判断されるものなんでしょうか? 自然な形で子供がいないだけで、夫婦の絆が証明されないんでしょうか?
ちなみに、この医師は私の母の姉です。そして独身です。
この話を母にしましたら、その答えは、「彼女は理想主義に偏っているから気にしなくていい」でした(妹にばっさり切られてますね)母は、「身体の関係だけでなく心が繋がっているというのはとても尊いことで、それを大切にしなさい」と言ってくれて、後は自分の健康を一番に考えて、治療を判断するようにと言われました。
この話をさっきさんに当てはめるなら、2つのことが言えると思います。ひとつは、夫婦の関係でもっとも大事なのは何かと言うことです。それは子供ではなく、夫婦が互いに向きあうことではないのかということです。もしかしたら旦那様は、子供を否定しているのではなく、互いが向きあうことをもっとも大事に考えているだけなのかも知れません。さっきさんの中に、何かが(例えば子供が)あれば幸せになれるという思いを感じ、それは違うと言っているだけなのかも知れません。幸せになるためには、お互いがあれば、それだけでいいのだと言いたいだけなのかも知れません。
もう一つは、現代において、不妊治療によって命を授かることも、自然に命を授かることも、医学的な意味合いを排除すれば、意味は同じだと言うことです。自然だからどう、治療によるからどうと言うことはないと思います。それがこの10年の私の結論です。
治療は母胎の現在と将来の健康と、命を授かるという可能性を天秤に掛ける所がありますから、賢く選択するしかありませんが、その冷静さを失わなければ、どの選択であっても私はいいと思います。
ただ、旦那様は、そのことがまだ実感としてわからないだけかも知れません。医者でさえそう言う人がいるのですから、この理解は難しいのかも知れません。
そのことについては、良く旦那様と話し合ってみてはどうでしょうか。ふたりの絆がしっかりとしているからこそ、子供を授かる儀式はきわめて実利的であってもいいと言う理屈です。その形によって、ふたりの絆が試されることなどないくらい、ふたりが結びついていると確信するから、安心して治療を試せるのだと。
それから、子供は親の所有物ではありません。子供が大人になるまでの間、親はできるだけ良い環境を与えることの義務を背負うだけです。ただその間に輝かしい子供の人生から、おこぼれのように落ちて来る光のかけらを傍らにいて拾わせてもらえるだけです。そしてその光のかけらが、たまらなく美しいものだということでしょう。きっと、ご夫婦と、子供という2つの人生が、ひとつの家に同居するだけなのですよ。でもそれが結構楽しいのではないかと、想像するわけです。
ただし、お話し合いは冷静に。互いの意見が違うのですから、相手の意見を尊重する気持ちを持たないと、平行線のままですよ。