昨年、奈良の妊婦さんの悲しい出産のニュースを聞いた時、胸のつぶれる思いでした。私も当時、第２子を妊娠中で、とても他人事ではなかったです。私は持病ありのハイリスク妊婦ということでNICUのある、実家から車で10分の大阪の大学病院で出産しましたが、主治医(温和な方です)とお話した時、大阪でも産科医が減っているのに奈良は頼り過ぎ、大阪も必死で産科のネットワークを作ったのに、重篤な患者さんは大阪へって全然努力してないって言われてました。
今回は、不運が重なりました。
救急のネットワークが不備な地域(産科以外もです。内科医も不足している現状)だった。無自覚な妊婦さん。救急システムをよく知らなかった救急隊員。事故。しかし、助かったかもしれない命を思うと悲しいです。お母さんも後悔されてるのではないかと、思います。ただ、私のように奈良在住で大阪の病院にかかっている場合、体調が悪くなっても、かかりつけの病院まで自宅から車で一時間以上かかります。早めに里帰りするまで、不安でした。今の医療のあり方にも、やはり問題を感じます。

　 テレビなどを見ていると病院や行政側の責任追及ばかりで何か
おかしいなあと違和感を感じていました。
もちろん、どんな妊婦さんでも緊急時には万全の体制が整った
病院で治療を受けられるのが一番いいですが産婦人科医の減少で
出産できる病院を探すのも一苦労のご時勢ではありえないですよね。
妊娠後期まで検診を受けていないで、母子手帳すら持っていない
と言うのはちゃんと産む気持ちが無かったのでは、、とさえ思ってしまいます。
※最近は検診を受けずに陣痛が始まったらいきなり病院に駆け込み
出産、中にはそのまま費用を払わずに逃げる人もいるようです。
新聞の記事で読みました。

深夜に一緒にスーパーにいたのが知人男性と言う点などいろいろと
事情があるのでしょうが、妊婦としての自覚はしっかり持っていて
ほしかったと思います。

　 まず赤ちゃんが亡くなったことに、心よりお悔やみ申しあげます。
また患者の搬送に尽力された救急隊の皆さん、現地で産科医療を担っているお医者さん、助産師さん等にも、日ごろの激務、奮闘にエールを送りたいです。

さて、亡くなった赤ちゃんは推定７−８ヶ月だそうですね。でも妊婦さんは、これまでに一度も産科を受診していなかったとか。母子手帳も持っていなかったそうです。
救急隊には「妊娠３ヶ月」と自己申告したそうで、当初は妊娠３ヶ月ということで報道されましたね。で、救急車を呼んだのは、深夜３時近くに買い物に出かけたスーパーとか(まあ夜中に出歩くのは自由ですが)。

どうなんでしょう。
こうした不幸な事故が報道されるとき、マスコミは必ず「医者が悪い」「医療システムが悪い」と報道します。
でも本来、出産は命がけで、生と死は表裏一体です。
どれだけ整った医療システムに支えられ、医師が全力を尽くしたとしても、母子の命を救えないことはあるんです。

リスクを最小限に抑えるには、妊婦の側もきちんと検診に行き、自分の状態を正確に把握しておき、救急搬送の際には病院に迅速に最適な受け入れ態勢を整えてもらえるようにする必要があると思います。

この妊婦さんが、どういったわけで妊娠後期になるのに、一度も産科を受診していなかったのかわかりません。お金がなかったのか。でも１回くらいは、自治体から補助が出ますよね。

無事に出産を終えるには、やはり女性本人の自覚も必要なのではないでしょうか。

　 私も最初、テレビのニュースで
「奈良で妊娠3ヶ月の妊婦がたらいまわしにされ死産。
一緒にいた知人男性が、妊娠しているかも…という内容で
救急車を呼んだ」
ときき、3ヶ月で死産？普通そのくらいだと流産っていうんじゃないの？私の聞き間違いか…なんて思っていました。
その後ネットで見ていたら、3ヶ月じゃなくて24週にもなっていたそうですね。
38歳の高齢妊婦でありながら、そこまで病院にもかかっていなかったなんて。どんな事情があるにせよ、無責任さに腹が立ちました。
確かにすぐに受け入れてもらえていたら、赤ちゃんは助かったかもしれません。でも、ちゃんと病院にかかっていたならたらいまわしなんてされなかったでしょうね。
このサイトではたくさんの人が心から赤ちゃんを待ち望んでいるのに、どうしてこんな無責任な人のところへいってしまったのでしょう。腹立たしさ半分、悲しさ半分…です。

　 現在妊娠中の身なので、他人事とは思えないニュースでした。

個人的な意見ですが、NHKで
「かかりつけの病院がなかったことも、搬送先が決まらなかった一因」と報道されていたので、

?海外在住の人が里帰り出産をしようと日本に帰ってきたら、産婦人科に出向く前に突然体調が悪くなった。

?そもそも、妊娠しているという自覚が本人になかった。

?妊娠には気付いていたが、診察代がもったいなくて病院に行ってなかった。

のどれかではないか、と思いました。

いずれにせよ、救急搬送のシステムの改善も大事ですが、妊婦の健康管理がいかに大切か考えさせられた事件でした。