職業は管理栄養士です。仕事柄、生物学上、栄養学上に良さそうな事をお伝えしますね。禁煙、適度な運動、これは卵巣にもいえることで血流を良くします。ビタミンＥ、これも血流を良くします。不妊治療にも効果があるといわれています。人参やピーマンなど色の濃い野菜を油と一緒に摂ると効果的です。あとはコエンザイム（Ｃo−Ｑ10など）もいいかもしれません。人体の細胞の中のスイッチみたいなもので老化防止（酸化防止）に効果があるといわれています。あとは環境ホルモンの影響やストレスが精子に悪い影響をおよぼすといわれています。・・・が、あんまりいろいろな事を考えてもよくないですよ。心の芯は強く持って、だけど頭でっかちにならずに頑張りましょうよ。

　 sakkoさん、こんにちは。
留守にしていましたのでお返事が遅れてすみません。

精子の運動率etc.アップのために何がよいかというご質問についてですが、あまり詳しくは知らないのです。
わたしは横浜の薬○堂（○は寿です）から周期療法の漢方薬を処方していただき、それも卵の質の向上につながったのかな、と考えているのですが男性不妊に対するお薬も処方していただけるようですので試してみられてもよいような気がします。
また、”Ｌ−カルニチンのサプリメントを摂取することで、男性の精子の運動率が向上し、前進する精子が５０％未満という無力精子症を改善しそうだとイタリアの研究結果が、生殖医学誌「Fertility and Steility 」に掲載された”という報告を某サイトで見かけました。

ただ、高度医療に頼ってとはいえ過去に無事受精され、着床まで行かれているわけですからそんなに気にされなくてもよいような気もするのですが・・。

私が周期療法を有効に感じた理由は、１周期目で経血の性情が改善された（今までは凝血塊を含んでだらだらと続いた生理が、さらさらの経血となり期間も短縮された）からです。子宮や卵巣の血流がよくなったのではないかと推測しています。
これも医学書から得た知識ですが、40代ともなると卵巣の血流が20代、30代に比べてかなり低下するため妊娠しにくいそうです。
温熱療法が有効と言われるのもこのためだろうと思い、漢方＋温熱を始めたところ２周期目で妊娠しました。もちろん何が良くて妊娠したのかはわかりませんが、自分では漢方と温熱もよかったような気がしています。

今回の妊娠までは不妊治療を続けることが、なんだか妊娠できないことを確認する作業のような気すらして、どこで諦めるのかタイミングを探っているような心持ちがしていました。ですが、早くに諦めなくてよかったと今は思っています。

ちなみに、手持ちの医学書には”３回杯盤胞培養をしてみて、１個も良好な杯盤胞が得られない場合には、今後も妊娠する可能性が極めて低いことを患者に説明すべきである”と書かれています。
sakkoさんは３回も試されなくとも杯盤胞まで育ち、しかも着床までしかけたのですからまだまだ望みはあるように思えます。

不妊治療を続けることは本当に精神的に大変ですが、sakkoさんの幸運をお祈りしています。

　 ＹＳさん、ルビーさん有難う御座います。
採卵し、移植に至らなかった日からちょうど一週間落ち込んでいたわたしをはげましていただき、どれ程心強くなれたか！感謝します。有難うごいざいます。参考にさせていただきます。
回数を重ねて行くことなのかな？もしかして、もうあきらめることを自分が認めていかないとだめなのか？と不安ですが、とにかく
がんばれる所までいこうと思います。
残念ながら、主人のほうが数、運動率ともに悪いので高度医療に
頼らなければなりません。先生を信じてがんばって行くしかないですね。ちなみに精子の質、数、運動率upのためには何が必要なのですか？

　 初めまして。
現在42歳、妊娠３ヶ月目に入りましたYSと申します。
晩婚のため不妊治療を始めたのは41歳でした。その間にIVFを４回行いました。
年齢の割にはホルモン値も悪くなく、卵巣のボリュームもあるため１回目はロング法でいきましょうと言われました。結果は誘発剤に対する反応が不良で採卵も中止になりかけましたが何とか４個採卵できたものの１個も正常に受精せず撃沈。移植にいたりませんでした。

２回目、３回目はクロミフェン＋HMGで共に６個採卵、うち２個は変性卵でした。４個とも受精し胚のグレードもほぼ満点に近いものがそれぞれありましたが着床せず（うち１回は化学的流産）。続く凍結胚移植も撃沈。

新鮮胚にしても、凍結胚にしても決してグレードは悪くないのに着床がうまくいかず同じ誘発法を繰り返すのを苦痛に感じるようになりました。主治医には「あなたにはクロミフェン＋HMGがあってると思う。あとは良い卵にめぐり逢うのを待つこと」と言われましたが、医学書を見ると”誘発法を変えることによって卵の質の向上を期待できる”とありましたので、半ば無理をいって４回目はHMG＋アンタゴニストにしていただきました（HMG製剤の種類も変えてもらいました）。

注射をし始めて３日目の診察では反応不良と言われ、その時はキャンセルも考えましたがその後なんとか育ち６個採卵（うち２個変性）、４個とも正常受精、一番良いものは満点に近い胚でした。
３日目にグレードの一番良いものと３番目に良いものを新鮮胚移植。ここまでは以前とまったく同じ流れです。最初からHMGに対する反応が悪かったため今回も駄目だろうと思っていたところ、意外にも妊娠しました（ちなみに、残り２個は胚盤胞培養をお願いしましたが育ちませんでした）。

誘発法を変えたのがよかったのか、HMGの種類を変えたのがよかったのか、黄体期管理をすべて注射にしていただいたのがよかったのか、はたまた２周期前から始めた漢方の周期療法が功を奏したのかわかりませんが、いずれにせよ妊娠しました。

sakkoさんの不育症の状況などよくわかりませんが、３回のうち１回は胚盤胞まで育っているのですから、望みはあるのではないでしょうか。高齢の場合、HMGの大量投与は卵巣に負担が大きいためクロミフェン＋HMGなどを試されてもよいような気がします。
長文になってしまいましたが、少しでもご参考になれば幸いです。
次回の治療のご成功をお祈りしています。

　 卵の質の改善は難しいようです。私の主治医の話では方法より、回数・・・１０回に１回位は良い卵にめぐり会えることもあるとのこと（ただし私は４５歳なので条件は少し違いますが）。結構有名なドクターですが、お金をかけたり強い刺激で治療の間をあけたりよりも、なるだけ自然に近い人工授精でいった方が確率的にも同じだから・・・とのことで２回の採卵後は人工授精に切り替えました。残す時間が少ない４０代には一理あると思いますよ。ちなみに私は２回とも胚盤胞までならず分割も遅かったそうです。良い卵にめぐり合えたら人工授精でもいけると思います。あなたはまだ若い、いろんな方法も検討してはどうでしょうか？体外受精が治療の最前線ではありますが、ご参考までに。