運動については私も心配になることがあり、いままで何度もあらゆる医師に質問してきましたが
「普段どおりで構わない」と皆おっしゃいます。
普段どおりの運動なら、しようがしまいが、流産の率は変わらないと。
エミリさんの「激しい運動」というのがどの程度かわからないのですが、
それが普段どおりなら、続けていいのではないでしょうか。
「激しい運動」が、ドーバー海峡を泳いで渡る、とか、
南アルプス全山テント縦走、なんかをさしてるんだとすれば、
それは負担が大きすぎてよくないだろうなあ、とは想像しますが…。

運動と妊娠にかんする医師の見解は、妊娠判明後であれば分かれます。
すなわち、先述のとおり「普段どおりの運動を続けて構わない」という意見と、
「控えめにしなさい」という意見と、「やめなさい」という意見。
ですが、妊娠判明前の運動については
どんなに慎重な医師でも禁止をすることはないと思われます。
「“普段どおり”というのは私の場合、どの程度までをさすんでしょうか？」と医師に直接質問しても、
明快な答えは得られないでしょう。
なぜなら、その医師がエミリさんの身体能力がどの程度なのか、
また、エミリさんがしようとしている運動は具体的にどんな動きをして、筋肉や内臓にどんなふうに負荷があるのか、
などを熟知しているわけではないからです。
「激しい」「普段どおり」の程度は、やはりご自分の体と相談しながら判断する、ということになります。

私は妊娠を望んでいますが、高温期だからといって運動を控えたりはしません。
私は６年前に妊娠・出産し、３カ月前に妊娠・流産しました。
１人目の妊娠では７週の終わりに医師から妊娠判定をもらいました。
その直前（正確には当日）まで、ランニングや山登りに加え、
無知ゆえに体を冷やしたり長時間労働をしたりと体を酷使していましたが、
初期にはなんら異常には見舞われませんでした。
ジョギングは妊娠６カ月までしていました。
２人目の妊娠判明前は運動は普段どおりに、週３回の武道、週２回のランニングを欠かさないでいましたが、
冷えには注意し、過重労働にならないように気をつけ、睡眠もきちんととりました。
ですが、８週で稽留流産にいたりました。
２例だけでは結論づけられませんが、運動と流産に相関関係はないのだろうなあと思います。

受精してから着床するまでが約10日、そこから検査薬で確認できるまでさらに10日。
毎周期、高温期に入るたびに運動を控えていたら、月の半分以上は体を動かせませんよね？
筋肉は落ちるし、血行も悪くなるだろうし、デメリットが大きいのではないでしょうか。

スポーツを続けているほうが妊娠はしやすいような気がします（なんの疫学的データもありませんが）。
好きでやってらっしゃるのならなおのこと、精神面にもいい効果があると思います。
おたがい、がんばりましょう。