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掲載:〜2020年1月3日
ずっと これからも — 卵子提供で家族になった物語
厚生労働省の調査では、2011年の出生児のおよそ25%は母親が35歳以上のいわゆる高齢出産です。
晩婚化・晩産化が続いている現在、妊娠を望む女性の卵子やその他不妊理由により、最後の手段として卵子提供を選択するカップルが増えています。
近年、テレビなどのメディアでも「卵子老化」「卵子提供」が不妊治療や社会的トピックとして取り上げられています。

卵子提供で出産に至った数を把握するのは容易ではありませんが、晴れて父親・母親になった後、課題となるのは「子どもに告知するか」や「どうやって伝えたらよいか」です。
「子どもの出自を知る権利」については、ヨーロッパなど、子どもがドナー(卵子提供者)の情報にアクセスできる権利を認める国が増えてきています。海外の調査では、子どもが小さい時から、親が子どもに出生の経緯を伝えることがよいとされており、日本でも意識の変化が見られます。

絵本『ずっと これからも — 卵子提供で家族になった物語』は、日本で初めて(babycom調べ)、卵子提供で母親になった著者が、子どもにテリングする(出生の経緯を伝える)ための言葉をつづった、画期的な絵本です。
ホームページhttps://www.babycom.gr.jp/ranshi/ehon/index.html

●著者紹介
著者の早坂バジルさんは、米国で卵子提供を受け、1男1女の母親になった当事者です。

●内容
読み聞かせで、卵子提供のいきさつや子どもへの愛を伝える絵本。
やさしい言葉と穏やかな絵です。子どもが「赤ちゃんはどうやってできるの?」と尋ねたところから、ママのお話が始まります。手に手を取って、親子で歩み出すラストは静かな感動と希望を与えます

●テリングの解説書付き
絵本は読み聞かせと、子ども自身が読むためのものです。親向けにeBookによる解説書『テリングのためのガイド』を提供しています。解説は、リプロダクションや生殖技術、不妊治療を専門とする静岡大学教授 白井千晶(しらいちあき)氏によるものです。

読売新聞夕刊(2017.7.26)ずっと これからも — 卵子提供で家族になった物語 読売新聞夕刊(2017.7.26)で紹介
絵本『ずっと これからも — 卵子提供で家族になった物語』
早坂バジル(著)、湯浅宣之(絵)、白井千晶(解説)
発行:babycom
頁数  : 16ページ
サイズ : ソフトカバー 18.2cm×25.7cm
定価  : 本体2,000円+税
ISBN  : 978-4-9903366-5-3
発売日 : 2017年2月20日
販売  : babycomより直販およびAmazon

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