(掲載:2007年8月)
babycom的エコライフの提案 1
温暖化時代のエネルギーの選び方〜
グリーン電力って?
電気、ガス、ガソリン…。今、私たちが使っているエネルギーの多くは、石油・石炭などの化石燃料、そして原子力に頼っているのが現状です。化石燃料の使用は、温室効果ガスを排出する直接的な原因となり、原子力は放射性物質を大気に放出し、放射性廃棄物を発生させるため環境に対するリスクが非常に高い。できるだけ、化石燃料や原子力発電に依存しない暮らしを送るには、どうしたらいいのでしょうか。
そこで最近注目されているのが、風力、太陽光、バイオマスといった「再生可能エネルギー」。自然のサイクルを利用しているため、二酸化炭素や硫黄酸化物、放射性廃棄物などを出さないのが特徴です。
欧米には、自分が使う電気が何でできているか、エネルギー源の種類を自分で選んで購入することのできる、「グリーン電力」の仕組みがあります。市民や企業、自治体などが、環境にやさしい電力を選ぶことで、温室効果ガスや放射性廃棄物の排出抑制に寄与できるというもの。日本ではこの取り組みは始まったばかりですが、企業や自治体、イベントなどを中心に、グリーン電力のすそ野は確実に広がっているようです。
具体的には、利用者からの寄付金を基金に太陽光発電や風力発電などの設備に助成金を交付する、電力会社による「グリーン電力基金」、再生可能エネルギーを使用することで温室効果ガスを削減できるといった環境価値に対して証書を発行する「グリーン電力証書」などがあります。
さらに詳しく知りたい人は、
WWFジャパンホームページを参考に。