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babycomでは、9月22日(土)渋谷光塾にて、AID(DI:非配偶者間人工授精)で生まれた立場から当事者活動をおこなっている医師、加藤英明さんをお招きし、お話をお聞きします。
戦後間もない1949年に日本で初めて、夫婦間ではない人工授精がおこなわれて60年余年。法制度も整備されないまま、男性不妊で子どもが生まれない夫婦を対象に非配偶者間人工授精(AID、DI)が実施されてきました。生まれた子どもは3万人とも6万人とも言われています。
子どもを授かった夫婦のほとんどは周囲にも当の子どもにも隠し、AIDを実施する病医院が夫婦に口外しないことを求めることもありました。その結果、出生にまつわる事実を知らないDI児(AIDで生まれた人)が多く、大人になってから何らかのきっかけで知ることになった人は、情報も当事者との出会いも閉ざされてきました。親子の信頼関係が崩れたり、深い欠損感に襲われたり、出自を知ることができなかったり、DI子はさまざまな困難に直面しています。
諸外国では、法律や制度が整備されつつありますが日本には日本産科婦人科学会のガイドラインがあるだけで、法律も、子どもの求めに応えうる制度も整備されていません。第三者が関わる生殖技術が、技術的にはいかようにも可能になった現在、生まれた当事者はどのように感じ、社会や医療に何を提起するのか、じっくりとお話を伺いたいと思います。
シリーズ「語る+聞く リプロダクションのいま」
第2回 AIDで生まれるということ〜加藤英明さんに聞く〜
◆2012年 9月22日(土)13:00〜16:00
◆光塾COMMON CONTACT並木町
渋谷区渋谷3−27−15光和ビル地下1階 tel. 03-6427-6462
JR渋谷駅の新南口改札から徒歩1分。
◆参加費:1000円 (定員40名、要事前申込み)
◆主催:babycom/NPO法人市民科学研究室/リプロダクション研究会
◆問合せ&申込:このページ上部のリンクからご確認ください。
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