プロに教わるお金のレッスン Lesson2
子育て世代の貯まる家計管理のコツ(1)
育休中の間に、これからの家計管理について考えてみましょう。プロに教わるお金のレッスンの2回目は、子どもが生まれた世帯が陥りやすい赤字家計の原因と家計改善の具体的な方法についてお伝えします。
子どもが生まれた世帯が陥りやすい赤字家計とは?
わたしたちFP(ファイナンシャルプランナー)が受ける相談内容は多岐にわたりますが、子どもが生まれた夫婦によくある相談の一つが家計診断です。子どもが生まれたことで出費が増え、家族が増えたことでお金の使い道も変わり、以前のように貯金もできなくなったことなどがきっかけとなり、家計を根本的に見直したいという考えに至るのが一般的のようです。また家計診断に関しては、母親からの相談がより多い傾向にあります。.......毎月の家計を赤字から黒字に転換したい
Aさん夫妻の場合
子どもが生まれたら家計が毎月火の車で、不足する生活費を貯金から取り崩している状況です。いままで家計管理をしてこなかったので、黒字にしたくても何から始めていいのかわかりません。
家族のデータ図1【Aさん夫妻の現在の家計】
図2【Aさん夫妻の家計改善実践後】
※ボーナスは別途
家計簿をつけて、支出の内訳を明らかにする
支出の内訳を明らかにした上で、毎月使用する目標金額を定め、決められた金額の中でやりくりすることが大切です。
固定費を削減する
見直すことができる固定費については積極的に見直すことも必要です。代表的な固定費である通信費や保険料については、一度プランを見直す機会を設けてみると良いでしょう。長い目で見ると固定費の削減効果は大きなものとなります。
その他支出をコントロールする
その他支出とは不定期に支出されるお金のことです。更新料や美容院代、お祝い金や贈答品などが当てはまります。お金が貯まらない家庭ほど不定期支出が多いことが特徴です。不定期支出についても目標額を定めて、家計の正常化を図りましょう。
月収支を必ず黒字化させる
家計改善を検討する上では、毎月の収入で家計をやりくりできることが大原則です。ボーナスは額が変動する可能性もあるので、月々の生活費の赤字をボーナスで補てんするという考え方は危険です。家計改善を通じて毎月の収支を黒字化していきましょう。
貯蓄(貯金)は固定費の一つと捉える
貯蓄も計画的に行わないとお金はなかなか貯まりません。毎月決まったお金を貯蓄する、もしくはボーナスの一部を貯蓄に回すことを心がけましょう。将来家計が破たんしないために、税金や社会保険料と同じように貯蓄も必ずかかる固定費の一つとして捉えましょう。
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