子どものための快適空気環境-3 結露とカビ対策
結露とカビ対策
梅雨や台風の時期が近づくと、空気がジメジメとしているうえに、家の中に洗濯物を干すことも多くなってきます。
そうすると、気になるのが結露やカビです。
この季節の迷惑な風物詩であるこれらの不快な現象を、少しでも減らして気持ちよく暮らせる対策はあるのでしょうか?セキスイハイムの林哲也さんにお話を伺いました。
取材協力&情報提供/林哲也さん(積水化学工業株式会社住宅カンパニー)
2004年6月掲載・2017年11月再編集
エコ的プラスワンレシピ-4 アロマオイルを使った防カビスプレー
リフォームで結露やカビを予防する
結露やカビ予防するためには、具体的にどんなリフォームをすればよいのでしょうか。1.石油・ガスのファンヒーター、ストーブからエアコン暖房に変える。
石油・ガスは燃焼時に水蒸気を発生します。新しくエアコンを買うとなるとお金がかかりますが、この機会に省エネタイプに変えるというのも手かもしれません。
2.24時間換気設備をつける。各部屋ごとにつけるタイプがあります。
3.一番ひどい窓結露を抑えるために単版ガラスをペアガラスに変える。
ガラスだけの変更もできます。もしくはサッシごと断熱タイプに変える。
収納はものを詰め込みすぎない
「結露しやすい部分がいくつかあるので、その対策は最低限とっておきましょう。まず、湿度が上がりやすい収納内。ものを詰め込みすぎると、空気が滞留して結露の原因となります。空間に多少の余裕を持たせたり、内部にスノコを入れるだけで大分違います。特に北側など温度の低い場所にある収納は、カビが発生しやすいので要注意です」
ふすまの両端をそれぞれ5cm程開けておいたり、時々扇風機で収納内に風をおくるなども対策のひとつ。最近では収納用の小さな除湿器や除湿剤も発売されていますから、それらを利用するのもいいでしょう。
「盲点となりなすいのがタンスの裏側。特に、外壁側に置いている場合は裏側に結露、カビが発生しやすくなります。壁から2〜3cm離し、風の通り道をつくることを忘れずに」
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