マタニティ・ヨーガ 14のポーズ

6.立ってからだをねじるポーズ

このポーズは、背骨をねじることによって、背中の緊張をとり、姿勢を矯正するのに役立ちます。
さらに、ゆっくりとした動作によって、からだの動きを感じる練習になります。慣れるにしたがって、腕を動かすときに、からだに流れるエネルギーを感じることができるようになるでしょう。


マタニティ・ヨーガを始める前に

指導/きくちさかえ
日本マタニティ・ヨーガ協会推薦指導者


1.まず、まっすぐ背筋を伸ばして立ちましょう。


妊娠中は、おなかがどんどん大きくなるので、それにともなってだんだんと姿勢がそっくりかえったようになってしまいます。
いつも、まっすぐ、背筋を伸ばして立つことを意識するようにしましょう。

2.足を60センチ幅位に開きます。

まっすぐに正面を向いて、息を吸いながらゆっくり両腕を横に上げていきます。

このとき、上がっていく自分の腕を意識しながら、ゆっくりした動作で。
腕は左右一直線になるように、気をつけます。

3.次に息を吐きながら、ゆっくり右のほうへねじっていきます。

目線は右の指先を見ます。

このとき、自分のからだが、下のほうから、次第にねじれていくのを感じましょう。

からだをねじっていくと、まず、くるぶしから、順番に、ひざ、腰、肩、首とねじれていくのがわかるでしょう。
最後は、目線を、さらに右方向へもっていきます。

※これは、自分のからだがどのように動いていくのか、どのようにねじれていくのかを感じる練習でもあります。
からだの部分部分に意識を向けることは、自分のからだに「聞く」という練習です。からだを感じ、その状態を感じることができれば、妊娠中や陣痛が始まってから、自分のからだの変化に気づくことができるでしょう。

医療に全面的にからだを任せてしまうのではなく、自然に産みたいと思っているのなら、この“からだに聞く”という作業はとても大切になります。
よく、味わいながら、からだを動かしましょう。


4.ねじった姿勢のまま、自然な呼吸でしばらくねじれている背中や、腰などを感じてみましょう。


5.息を吸いながら、ゆっくりと2.の姿勢に戻します。


6.吐きながら、ゆっくり、腕を降ろします。

このときも、降りていく両腕を感じながら、ゆっくりゆっくりと降ろしていきます。
ひと息つきます。

7.左側も同じように行います。左右2回ずつ。





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