「下流社会」という言葉が流行語になり、社会の階層化が話題になっていますが、お産における昨今の階層化は?と考えてみると、自然派 vol. 医療重視派というカテゴリーではなくて、セレクト派かノンセレクト派かという分類になってきているようです。
どこで産むかを慎重に選ぶ人と、「とりあえず近所」というようなどこでもいい派の2階層で、セレクト派の中に、自然派と医療重視派のこだわり系が存在するという図式です。
セレクト派はキャリア志向、高学歴、高年齢の傾向があり、セレブ主婦もこの仲間。ノンセレクト派はどちらかというと一般主婦層、ガテン系、ギャル系に多いように思います。
出産をしたあとの満足度は自然であっても、麻酔分娩や帝王切開であっても、たぶんセレクト系のほうが高いはず。というのは、日本の医療は治療技術や設備は高い水準にありますが、ケアの質には大きな差があって均質ではないので、女性のニーズに合わせたケアを提供できる施設が少ないというのが現状だからです。
「医療施設なんかどこでもいいわ」という非積極的な思考のノンセレクト系が、満足のいくお産に出会う確率はあんがい低いのが実情なのです。
急に浮上してきた「出産費用無料化」の問題は、いろいろな見方があると思いますが、すでに無料化している英国などの出産事情を見てみると、公共の医療施設でのケアの質はそれほど高くなく、セレブなセレクト派の方々は、プライベートな保険を使って、無料ではない医療施設で出産することがあたりまえになっています。
出産費用の無料化でケアの質が低くならないように、願いたいものです。
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