先端的不妊治療の中で
babycom 特集「不妊」第1回目の『
コウノトリはやってくる?』では、不妊治療に踏み出す前の不安や、そのボーダーの越え方について考えてきました。
不妊と一口にいっても、もちろんいろいろなケースがあり、それぞれに事情は異なっています。
babycomの人気コーナー「
高齢出産VOICE」にも、毎日、不妊治療に通っている方の意見が寄せられてきます。
治療中の人、治療が成功して「コウノトリがやってきた」人などなど。それぞれの思いが綴られています。さまざまな検査からはじまり、タイミング法、人工授精、体外受精、顕微授精と、その治療は必要に応じて次第に高度な医療技術へステップアップしていき、もちろんそれに比例して、かかる費用も増していきます。
不妊医療は年々、その技術をグレードアップさせていきますが、治療が長期化する場合には、カップルの心身の負担や金銭的な負担は次第に多くなっていき、次々登場する治療の変化についていくことも大変です。中には、治療内容やその可能性について、十分に説明がなされていない場合もありますし、説明を受けたとしても、それをひとつひとつ理解していくことは容易いことではありません。
結果的に、不妊治療に成功した人は、たとえ長く辛い道のりであっても、それを受け入れることができますが、長く続けば続くほど、その道はトンネルのようになり、行き場を見失ってしまうようなケースもあります。
今回は、体外受精に焦点をあて、そこで今、何が行なわれているのか。その中で、治療を受ける人たちと、医療を提供する医師たちがどのような思いでいるのかを紹介しながら、
先端的不妊治療の可能性と問題点について、考えていきたいと思います。
babycom では、みなさまからの体験、ご意見などをお待ちしております。
不妊治療について考えることは、生殖医療について、またこれからの「いのち」のあり方について考えることでもあります。babycom では、それぞれの意見を交換し、「いのち」について考える場にしていきたいと願っています。ご協力をお願いいたします。
不妊治療体験レポート
dさん/体外受精4回 神奈川県
eさん/タイミング法→人工授精→体外受精 東京
先端的不妊治療の現場から>>
生殖医療|顕微受精
森本 義晴先生 産婦人科医
施設紹介>>
不妊治療専門クリニック「大阪IVHクリニック」