子ども環境問題
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子ども環境問題

ライフスタイルという環境

データで見る「子どものライフスタイル」
『こどものからだと心白書2004』から
(掲載:2004年12月)

『子どものからだと心白書2004』から、今の子ども達のライフスタイルや“おかしさ”など、気になるデータを紹介します。
今のライフスタイルと照らし合わせながら調査を読みとり、それぞれの家庭で今、抱えている問題点の対策方法を見つけるきっかけになればと思います。

夜10時以降に就寝している1歳児が3割も
夜更かしをして何してる?
朝、なかなか目覚めない身体と心
「自分は元気がない」と感じている子どもは多い
恒温動物になれない子ども達の出現!?

子どもの生活環境は誰がつくる?

2007年8月掲載

教えて!上田さん3
データで見る「子どものライフスタイル」


1歳から5歳の男女別の就寝時間を見ると、夜10時以降に寝ているのは1歳児で約3割、2、3歳児になると4割強にもなります。もはや “夜更かし型赤ちゃん”はめずらしくありません。こうした子ども達は保育園や幼稚園へ通うようになると、慢性の睡眠不足状態になり、朝起きるのが困難で、園での活動も活発に行えなくなる可能性も。早めにおふとんへ入るよう、上手に促すようにしたいものです。

就寝時刻別人数割合【1〜5歳男児】



就寝時刻別人数割合【1〜5歳女児】

いずれも本州・九州で調査 出典:「子どものからだと心白書2004」


夜遅くまで起きている子ども達が何をしているのかと言えば、3割はテレビやビデオを視ているよう。これは両親が視ているからつられて、というのが多いのでしょう。子どもの就寝時間になったら一度テレビは消して、寝室へ促すなど、一定のルールが必要なのかもしれません。

午後10時以降の活動【1〜5歳男児】


午後10時以降の活動【1〜5歳女児】

いずれも本州・九州で調査 出典:「子どものからだと心白書2004」


起床してから朝食までの時間の子ども達の半数は、テレビを見ているか何もしていないことがわかりました。身体を動かさず、ぼんやりとしている子ども達が多いよう。夜更かし型が増えるにつれ、朝から元気に活動できる子は減っているようです。

朝食前の活動【1〜5歳男児】


朝食前の活動【1〜5歳女児】

いずれも本州・九州で調査 出典:「子どものからだと心白書2004」

「元気?」。挨拶がわりにも使われるこの問いかけに、迷いなく「元気!」と答えられる子ども達が少なくなってきたよう。それは年代が高くなるにつれ増加傾向にあり、特に女子は男子よりもどの年代でも1割ほど多く現れています。

児童・生徒の感じる自分の体調:元気さ【男子】


児童・生徒の感じる自分の体調:元気さ【女子】
出典:「子どものからだと心白書2004」


からだの“おかしさ”として大きな問題になっている低体温。起床時の体温を見ると、低学年の女子の4割近くが36度以下。「元気がない」と感じている女子が多いというデータがありましたが、これと関連があるのかもしれません。身体がなかなか目覚めず、眠気やだるさを感じているのかも。 逆に、下校前になると体温が37度以上に上がっている子ども達が多いこともわかります。朝は体温が低かった低学年女子に一番その傾向が高く、約半数が37度以上。一日の内に体温の変動の振幅が大きく、体温調節がうまくいっていないようです。

起床時の体温



下校時の体温



徳島県海部郡の小学生の腋窩温分布(2004年10月13日、野井、土田らによる調査)出典:「子どものからだと心白書2004」

Interview 専門家インタビュー3
正木 健雄(日本体育大学名誉教授/子どものからだと心・連絡会議議長)

子どものからだと心がおかしい!?身体が変わることで低下した“生きる力”



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子ども環境問題 インデックス

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2.子宮内環境は今・・・

3.ライフスタイルという環境

4.子どもの脳が危ない/脳の発達と環境リスク

5.胎児・子どもの電磁波感受性

6.未来の子ども達へ


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