子ども環境問題6
未来の子ども達へ(1)
2005年3月掲載
未来の子ども達へ、今、何ができるか?何をなすべきか「妊娠してから食べ物や環境に気をつけるようになった」。
今回、座談会に参加してくれたお母さん達は全員、そうお話ししていました。自分の身体に対して、最も関心を向け、敏感に変化を察知する機会が「妊娠」「出産」なのではないでしょうか。何よりも身体のなかで育ちはじめた新たな命が健やかに育ってゆくことを願い、よりよい環境を整える気持ちへ変化するのだと思います。
環境リスクを見つめると、一番感受性が高く、影響を受けやすいのはおなかのなかの赤ちゃんです。その時期こそ、化学物質や電磁波から守らなければならないことを、妊娠したお母さん達は何となく感じ取っているのではないでしょうか。そして、忘れないで頂きたいと思うのは、すべての女性は妊娠前から赤ちゃんの卵を身体の内に備えているということ。妊娠前からぜひ、環境リスクに対する知識を備えておいてもらいたいと願います。
さて、化学物質やアレルギーの発症、携帯やテレビゲームの依存症を予防するために、生活者のレベルでできることがあると座談会でお話ししました。しかし、もっと根本的な解決を考えれば、化学物質を使わない食べ物や環境があたりまえの社会に整えることはできないのかと思わずにはいられません。政府がもっと化学物質を規制したり、携帯タワーの設置を抑制したりする措置をとることはできないのでしょうか? 私たち市民がそれを願ったとき、どうすればいいのでしょうか? そのあたりを、具体的に市民科学研究室の上田さんに教えて頂きました。
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教えて!上田さん6 未来の子ども達へ、 今、何ができるか?何をなすべきか |
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