災害現場で、要救助者の発する声や物音を聞くために、作業や重機を止めて「騒音の発生を禁止」する時間のこと。
阪神淡路大震災のとき、報道や取材のヘリコプターが多く飛びまわり、がれきや倒壊した家屋の下敷きになった人の助けを求める声が聞こえなかったという経験から、
助けを求めるかすかな声や物音を聞き取りやすくするために、一定時間、静かな状態にすること。
要救助者の反応を探るために設けられる。
生き埋めになった人を救出できるのは、災害発生後から3日間(72時間)とされている。その限られた期間での対応となる。
自分の居場所を知らせる命のホイッスルを、防災グッズとして備える人も増えている。