火山災害には、「大きな噴石」「火砕流」「融雪型火山泥流」「溶岩流」「火山灰」「火山ガス」などがある。
また、噴火で噴出された岩石や火山灰が堆積しているところに大雨が降ると、土石流や泥流も発生しやすくなるので注意が必要。
火砕流
高温の火山灰と岩石、空気や水蒸気が一体となって急速に山体を流下する現象。
「噴火警報」などを活用し事前に避難するようにする。
融雪型火山泥流
積雪期に、噴火の熱によって斜面の雪が融かされ、土砂や岩石を巻き込みながら高速で流下する現象。
融雪型火山泥流の発生を確認する前に早めの避難が必要。
溶岩流
マグマが火口から噴出して、高温の液体のままで地表を流下する。
地形や溶岩の温度や組成にもよるが、流下速度は比較的遅いため避難が可能。
火山灰
火山灰は、その時の気象にもよるが数十kmから数百km以上運ばれ、広域に降下し堆積する。
農作物の被害、交通麻痺、家の倒壊など社会生活に深刻な影響を及す。
火山ガス
マグマに溶けている水蒸気や二酸化炭素、二酸化硫黄、硫化水素などのさまざまな成分が放出される。
ガスの成分によっては人体に悪影響を及す。
火山噴火に伴う堆積物による土石流や泥流
噴出した岩石や火山灰が堆積したところに大雨が降ると、土石流や泥流が発生しやすく被害が拡大することもある。
参照:気象庁 主な火山災害