温水を利用した出産法。温水は体と心をリラックスさせ、陣痛を和らげる効果がある。陣痛緩和に温水を使うが、水中で出産しても危険はないといわれている。
水中出産の概念は2つに分かれている。ひとつは、陣痛の緩和、母親のリラックスのため。もうひとつは、誕生の環境としての水中を選ぶということだ。
アクティブ・バースあたりから、出産に温水を使うことはとり入れ初められていたが、その場合の水中出産は母親がお風呂やプールから出たくなくなって、結果的に水中で生まれてしまったというケースが多かった。しかし、一部の人たちはあえて水中で子供を生むことを初めから目的にしている人たちがいる。それは、子宮の羊水の中からこの世に誕生するときに、空気中より水中に生まれることで出生の外傷を少なくすると言われているからである。最近では、トランスパーソナル的考え方から、水中出産が見直されてきている。
日本では、水中出産用プールを設置している施設は数少ないが、助産院やクリニックなどで行われている。温水の中で、産婦は姿勢を自由に変えるこどができ、リラックスできるので、より本能的になれる。
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