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不妊体験・不妊治療レポート
不妊を考える「ウノトリはやってくる?」


不妊治療体験レポート-7
gさん
1不妊治療、からだにいいことなんでもトライ

 40才。結婚して1年半。結婚するまで、子どもをもつということはまったくイメージしたことがありませんでした。子どものころから母親とのあいだに確執があり、むしろ親にはならないだろうと思っていました。 ところが、40才を目の前にして急に子どものことを考えるようになりました。夫は、子どもがいてもいなくてもかまわないと言っていて、そうしたプレッシャーを与えない彼の気持ちが、私を自由にしてくれ、子どもをもつということに私を向かわせたのかもしれません。

 結婚して半年、妊娠の徴候がないので産婦人科へ。卵管像影検査では、卵管に問題なし。排卵も確認されましたが、ホルモンバランスが悪いとのこと。今は生理周期に合わせてホルモンの投与をし、タイミング法をしています。15年以上前、以前結婚していたときに、出産には至らなかったのですが妊娠した経験があるので、人工授精の道は今のところ考えていません。自然に任せ、それでもできないとしたら、それを受け入れようと思っています。まだまだあがくと思いますが。

 産婦人科に通いはじめてから、数多くの本を読み、HPでも情報を集めました。毎日、基礎体温をつけ、タイミング法をすすめる一方で、からだにいいことをたくさんやっています。
まず、お灸。鍼灸院に行って、鍼を打ってもらい、おなか回りや三陰交に、カマヤミニというお灸を毎日しています。
冷え予防対策としては、足湯用の器械を買い、毎晩、足湯。これまでも同じように冷えていたのですが、自分では気がついていませんでした。半身浴もやってみたのですが、なかなか汗はかきません。長風呂はももともと苦手なほうなので足湯が中心です。5本指ソックスを買い込み、綿の靴下との重ねばきも。
エクササイズは、一日一万歩を目標にウォーキング。体を動かすのは苦手なのですが、やらないとと思って、今ヨガのクラスを探しているところです。アロマオイルのマッサージもはじめました。
飲んでいるサプリメントは、大豆イソフラボン、ビタミンE、亜鉛。アンデスのマカ。あと、念願がかなったときのために葉酸も。漢方薬の薬局にも行き、からだをあたためる漢方を調合してもらい、毎日朝晩飲んでいます。これは、すでに煎じたものをパックした液体状のもの。

 考えてみれば、これまで自分のからだとコンタクトをとるということを考えたことはなかったように思います。仕事が忙しく、夜半まで働くスケジュールを何年も続けてきて、からだをいたわるより、酷使してきた日常でした。

 漢方薬局に巡り会う前、漢方を処方してくれるという産婦人科に行ってみたのですが、医師は、40才という私の年齢のため、自然妊娠は可能性が低いと、体外受精の話しばかりしていました。結果を出そうとしてくれるのはありがたいのですが、今は気持ち的についていけない状態です。その病院には、これまでの生活、現状とり組んでいることなどを文章にして持って行ったのですが、医師は関心を示してくれず、ただカルテにホッチキスでそれを止めただけでした。

 話を聞くたびに気分が滅入るので、その病院は早々に引き上げ、病院に戻りました。今は、周期に合わせてホルモンを投与してもらっています。この病院の医師は、私のおなかに手を当てることもなく、基本的な体調を整えることなどにはまったく関心がないのか、そのことについては何も言及しません。ただ、超音波プローブで卵の様子を見て、排卵日を予測し、タイミングの日を教えてくれる。
その日は彼をそれとなく誘います。彼にはあまりプレッシャーをかけたくないので、「今日よ」とは具体的に言いません。でも、彼はなんとなくその日の誘いとわかっているのはないかと思うのですが、言葉にしない方が、毎月繰り返えさなければならないということがわかった最近では、よかったかなと思っています。

 不妊治療でありがちだと聞くのですが、女性の方が夢中になり、男性の方が覚めていく。私もさもありなん、と思います。夫は元より産まない私を受け入れてきたので、今さら結論を急ぐことはまったくしません。でも私の方が、欲しくなると夢がふくらみあれやこれやと手を出し、相乗効果なのか相乗悪しなのか、どっちなんだろうと思うこともあります。それと言うのも鍼灸と整体を両方やっていた頃、「あまり刺激を与え過ぎてもよくない・・・」と聞きました。この年齢からのからだの整え方がわからず、手探り状態です。もっと早くこれを始めておけば・・・といつも思います。年齢との追いかけっこですが、過去に戻れる術はないので、今からできる事!をやっていこうと思っています。


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