夏の赤ちゃんの気がかり
日差し対策|食欲がない|血尿?|旅行|暑さ対策|
日差し対策
オゾン層が破壊され、紫外線対策が必要といわれたりしてます。
国によってはとても、気をつけているようです。黄色人種は、もともと皮膚癌が少ないので、あまり神経質ではないですが、母子手帳の日光浴の勧めが、改定で除かれました。夏の一番暑い日差しの強い時間帯は、外遊びを避けた方がいいでしょう。紫外線対策は帽子や日よけクリームでしょうか。
初めて使うクリームが肌に合うか心配な方は、パッチテストしてもいいと思います。
食欲がない
大人でもやはり夏は食欲が減ることがありますね。多少のムラはしょうがないと思います。冷えたもの、口当たりのいいものだと食べるかもしれません。場合によっては、塩気を幾分強めにするとよく食べるなんてこともあります。
いつまでも食べないということはないですから、やっきになって食べさせようとすると逆にこじれることもあります。元気な赤ちゃんは、必要な量の栄養は何らかの方法でとれているものだと思います。赤ちゃんの力を信じてあげましょう。
血尿?
夏の外来に結構多いのが「おしっこに突然血が混ざったんです。元気なんですが。」という訴え。
持参されたオムツをみてみるとやや濃い目の色のおしっこにシミのように血のような赤さではなくややオレンジ色に近いものがついています。これは血尿ではありません。血尿なら、おしっこ全部が赤くなるので、オムツにしみこんだ液体そのものが赤く(または茶色っぽく)なるでしょう。
これはもともとおしっこの成分が結晶化してみられるもので、だから夏場に多いのです。
旅行
夏は忙しいお父さんもお休みで、家族揃って帰省とかお疲れ様旅行に、ということが多いですね。楽しみではありますが、普段の生活リズムが狂い、子どもに負担がかかるという側面もあります。
旅行の予定は、あくまでもゆったりとって子どもの状態をよく見ること。
新幹線や飛行機はかなり冷房が強いですから、かける物を一枚用意したほうがいいでしょう。飛行機の離着陸時は、気圧の変化に対応させるため、大きい子は何か飲むとか飴をなめさせるとか、乳児ならおっぱいを含ませるのがいいかと思います。ベビーシートなどの子連れのためのサービスも会社によって違うようです。込んでない時は席も考慮してくれますので、伝えておくといいでしょう。新幹線では授乳をします、と車掌さんに伝えれば、個室の授乳室を貸してもらえます。
海外旅行も、子ども中心の日程でいきたいもの。
親のリフレッシュのためであっても、親中心に動き回ると子どもにしわ寄せが来て、病気になることだってあります。医者を探して、大変な思いをしてリフレッシュどころでない、ということにもなりかねません。
休憩をゆっくりとりながら無理せずに・・・。
暑さ対策
先程の夏の日差しと関係がありますが、海辺など強い紫外線は、やけどと変わらないので日中の日差しには充分な注意を。と同時に、旅行に限らず、夏は脱水には特に注意が必要です。
汗をかいて体温の調節をするのですが、子どもは体表面積が大きく、水分の必要量(体重あたりの)、体内の水分の割合も多く、簡単に脱水になりやすいのです。簡単にいうと、大人よりずっと暑さに弱いということができると思います。充分な水分の補給(それも塩—ナトリウムーの入ったもの、汗は水分だけでなく塩分も出てしまうので)と充分な休憩が必要なのです。
暑い時に外で遊んでいて、熱があることに気付いた時は要注意。すぐに涼しいところで休憩して、水分補給をして身体を冷やしてください。高熱、意識がしっかりしない、おしっこがでていない、吐くなどの症状があるときは、早く医療機関へ。
冷房してるからと車に子どもを置いて、ちょっと買い物へなんてことはとても危険なことです(アメリカではこれは虐待にあたり、通報の義務があるという話を聞きました)。炎天下の車内は50度以上になるそうです。
●皮膚のトラブル
赤ちゃんの顔の洗い方
オムツかぶれ
虫刺され
とびひ
●夏の赤ちゃんのちょっと気がかり
日差し対策
食欲がない
血尿?
旅行/海外旅行
暑さ対策
●溺れる事故
「溺れる」ということで怖いなあと思った記事