子どものからだと病気 子どものからだと病気について
夏の心配事、夏の事故

赤ちゃんの顔の洗い方

・顔全体をいっぺんに泡だらけにすると洗いにくいので、顔を3つのパートに分けて洗う方法をお勧めします。赤ちゃんを寝かせて、背中のほうから腕をまわしてからだを支え、頭を手(利き腕と反対の手)で固定します。頭は少し後に傾けるような感じで。

・まず、目の上のおでこから頭部全体を石鹸で洗いましょう(家庭用の石鹸でも大丈夫、手で泡立てて指の腹でマッサージするように)。その後、ぬらしたガーゼなどで泡を流しとります。眉に頑固な汚れがついていることが多いですから丁寧に。

・右を洗うときは右耳をふさぎ、今度は立てて右に傾けると耳や目や鼻に水が入りにくくなります。このとき、耳や首のまわり、腋のくびれ部分も洗ってあげるといいですね。汗と汚れとでじとじとして、首などはただれやすいです。きれいに洗えたら、反対側のほっぺも同じ要領で。

一日一回は、石鹸でさっぱりと洗ってあげてください。眉のあたりにひどくこびりついたような汚れがある場合も数日できれいになってくると思います。赤みがひどい時は、洗った後に軟膏を塗るとより早くよくなると思いますので、受診してみるのもいいでしょう。軟膏の処置は、清潔にした肌に薄く丁寧にがいいと思います。
乳児期後半以降は、乾燥肌が目立つ子もいますので、そういう子は、石鹸でせっせと洗うと皮脂を取りすぎてしまうこともあります。
子どもの肌をよくみながら、判断してくださいね。

オムツかぶれ

オムツのむれで、かゆがってひっかき傷をつくる子も多くなります。
お座りが上手なら片付けたベビーバスなどで水浴びをさせておくのもいいですよ。
紙おむつはメーカーとの相性もあるようです。


虫刺され

虫さされもこの季節、だんとつに多くなります。子どもによってはひどく腫れたり水疱ができることもあるので、そういう場合は早めの処置を。
まず、よく洗って(またはさらに消毒して)、処方してもらった軟膏処置を腫れあがってしまう前に行います。ステロイドと抗生物質の入った薬やステロイドとかゆみ止めのはいった薬も使い様によってはとても効果的なので、「ステロイド」という言葉に過敏にならずに、メリットを受け入れてみては?
短期間に使うので、副作用はまずありません。


とびひ

とびひは、これらの皮膚の傷に化膿菌が感染した状態です。
ジクジクしている、赤みがある、びらん状(水疱部分がやぶけたような皮膚がズル向けになった状態)になっている時は、これも早めに処置することで、広がったり長引いたりすることが避けられます。
皮膚の処置は消毒と抗生物質入りの軟膏、そして抗生物質の内服が、一番いいと思います。


子どもは、とくに治りかけに手を出しますから、手をきれいにしておくこと、また、汗をかいたらシャワーで身体を清潔にすることも大切。お砂遊びはちょっと我慢です。
上手に冷房とつき合うと、このような皮膚のトラブルが早く治りますし、予防にもなります。設定温度を高めにする、風邪を直接あてない、などがポイント。ドライ運転でも快適に過ごせます。ただ、やはりいくら快適だからといっても、ずっと冷房に当たりっぱなしというのは、ちょっと不健康かなという気もします。冷え性のお母さんは辛いですし。夏ならではの夏の外遊びも楽しいものですから、子どもそれぞれの月齢や体質、環境に合わせた夏の過ごし方、遊び方を工夫してみてください。


皮膚のトラブル

 赤ちゃんの顔の洗い方
 オムツかぶれ
 虫刺され
 とびひ

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