歯科医師北原先生のワンポイント・アドバイス


0歳からの歯のケア

乳歯から永久歯に生え変わったら、
歯から栄養バランスを考えてみよう!

One Point Advice
北原先生のワンポイント・アドバイス

 乳歯から永久歯に生え変わるのは、だいたい6歳〜13歳くらいまで。永久歯が生えそろうと、歯の数は全部で28本(親知らずが全部生えると32本)になります。前歯が上下で8本、犬歯が4本、臼歯が16本。歯にはそれぞれ役割があります。前歯は「切歯」と言って、まるではさみのように食べ物を噛み切ります。「犬歯」は文字通り犬の牙のように鋭い形をしており、肉を噛みちぎります。臼歯は臼のように食べ物をすりつぶして小さくします。
 ここで、歯の役割から食事のバランスを考えてみます。前歯に野菜や果物、犬歯に肉や魚、臼歯に穀類+根菜…と当てはめていくと、主食が50%、野菜や果物が30〜35%、肉・魚が15〜20%と、マクロビオティックのバランスに近く、実は日本人にとって理に適っていることがわかります。現代の食生活ではこれよりも肉や魚の割合が増えていますが、昔の日本の食生活はこのようなバランスだったのではないでしょうか。

 ちなみに現代の食事バランスは、年齢によって多少幅がありますが、主食(ごはん、パン、めん類)が5〜7、副菜(野菜、きのこ、いも、海藻料理)が5〜6、主菜(肉、魚、卵、大豆料理)が3〜5、牛乳・乳製品が2、果物が2という割合で摂るのが適切とされています。農林水産省の「食事バランスガイド」にはチェックシートもありますので、試してみてはいかがでしょうか。

※食事バランスガイドについて詳しく知りたい方は、農林水産省のホームページを参照
 http://www.maff.go.jp/j/balance_guide/

(アドバイス/北原信也先生)





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