建築物や土木構造物の設計において、適用される地震に耐えることができる構造の基準。
1981年(昭和56年)に耐震基準(旧耐震基準)が大きく改正され「新耐震基準」となった。
新耐震基準は、旧耐震基準の震度5程度の地震に耐えうる住宅の規定が
「震度5強程度の地震ではほとんど損傷しない建物であること」、「震度6強から7に達する程度の地震で倒壊・崩壊しない建物であること」に変わった。
背景には、1978年の宮城県沖地震(M7.4、震度5)で甚大な家屋の倒壊被害が発生したことにある。
旧耐震基準の建物は、大地震に対するチェックがなされていないため、新耐震基準にあわせた耐震診断が必要とされる。