妊娠中の痒み
妊娠14週目あたりから体に痒み(かゆみ)を感じるようになりました。初めは、胸のあたりだけだったのですが、今はお腹、背中から腿のつけねまで広がっています。一度かかりつけの産婦人科へ相談に行ったのですが、何もつけない方がよいと言われ薬は今のところつけていません。でも、痒くて夜も眠れません。
このようなことは妊娠中よくあることでしょうか? また、薬はどうすればよいか教えていただけますでしょうか?
■アドバイス:
妊娠中にからだに痒みを訴えられる妊婦さんはとても多いです。場所も様々です。それは妊娠することによって、赤ちゃんとご自分自身のために有害なものに、とても素直になっていくのと、もし疲れすぎていたりしていると、肝臓や腎臓での老廃物の代謝排泄機能に負担がかかっていると、処理しきれず肌に症状が出てきます。
まずはあまり石けんでカラダをごしごし洗うのを止めてみましょう。
また、洗濯洗剤をできるだけカラダに優しいもの、合成洗剤などを止めてみたりお風呂のお湯を軟らかくするために、備長炭を入れてみたり、カモミールやヨモギのティーパックを入れてみると肌にいいでしょう。
そしてカラダの中から毒素を抜きやすくするためにも、添加物の多いものを摂らないようにしたり、ドクダミやハトムギの入った健康茶、西洋タンポポのハーブティーなどを飲まれるのもいいかもしれません。
かゆいのはとても辛いけど、そのこと自身は、赤ちゃんがお母さんに教えてくれている「カラダにいいことをしようね」というメッセージなのですよ。だからかゆみ止めなどに頼らずに、かゆみの素を少しでも減らせるようにしてみましょう。
答えた人:吉原香織(助産婦)