子宮口がゆるい
6ヶ月から子宮口がゆるいと言われ、自宅安静をしています。この間の検診では子宮口が少し開いていると言われました。
破水しやすい状態だからと言われ、どのくらい安静にしていればいいのかいまいちわかりません。
実家に来ているので、少しは子供も見てもらえるし、家事もしなくても大丈夫ですが、先生はお風呂は入っていい。階段の上り下りはしないほうがいい。外にもあまり出ないほうがいい。と言われました。
一人目のときも切迫早産で9ヶ月にはいってから入院をしましたが、一人目と違う病院なので先生の「そんなに気にしなくて大丈夫だよ。あまり家にばかりいると気がめいっちゃうからね。」というような雰囲気が心配になっています。どこまで安静にしていれば、破水しにくいのか教えてください。
■アドバイス:
なんとも、説明しにくい「安静に」ってどれくらい、どんなふうに?
というご質問です。でも、よく聞かれることなんですよね。
まずはポイントを2点。
<子宮口が開いている>
<破水しやすい>
ということです。
子宮口が開いているという、表現でも、状態は様々です。
単に少し開いているのか、子宮頚管も柔らかく短く薄くなっているのかどうかです。
ただどちらにせよ、お腹の張りやお腹の冷たさ、痛みやだるさをともなっていないかが問題だと思います。
多少開いていても、お腹も温かく、苦痛を感じない調子のいい日々を送れていれば、無事に満期産の時期を迎えられると思います。
体を十分温めたり、腎臓に負担をかけない食生活を心がけたり、自分にとって一番精神的負担(ストレス)になりやすみことは何かを見つめそれを少しでも軽くするようにされるといいと思います。
破水に関しては、もちろん、子宮収縮が断続的に起こっていればしやすいのですが、それ以上に、絨網膜感染からくる破水の要因を取り除くことが大切です。からだを冷やさないとか、吸湿性・通気性のよい下着をつける、抵抗力をつけるような食生活をするなどです。
おひとりおひとりの、行動パターンを物差しではかれるものではなく、どれだけが安静で、どこからが無理なのかはなかなか表現できません。大切なのは、体を冷やさないように、中からも外からも温めること。
その人にとって心地よいという動き方をし、疲労を感じたらその日のうちに解消できるように休む。
そして、その人にとって一番ストレスになることを取り除き、その人にとって心地よいとか安心できることを増やしていくようにするということだと思います。自分のからだが示してくれるサイン「からだの声」をよく聞いてみてくださいね。
そして、もうひとつ、上のお子さんも含め、ご家族でお腹の赤ちゃんに10ヶ月を迎えるまで、ちゃんとお腹にいてねとゆったりと声をかけ続けてあげることも大切だと思います。
答えた人:吉原香織(助産婦)