私の出産体験記

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私の出産体験記

自分のしてほしいことはしっかりしてもらった

渋谷睦美さん(1997)


 6月27日、無事男の子が生まれました。
マタニティ・クラスではいろいろお話しを伺いましたが、“助産婦さんには何でも欲求していい”ことと“感情も、声も、出せるものは全て出した方がいい”ことはバッチリ頭の中に残っていて、今回は(三人目、稲田助産院では二回目のお産でした)「自分のしてほしいことはしっかりしてもらったお産」自分なりのお産でした。

 9ヶ月の終わりの健診では、「まだまだみたいだから・・・」とお散歩やキーゲル体操、船こぎ体操ect。何10回もやるように指示され、おまけに次回の健診は10ヶ月だけど「2週間後でいいでしょう」ということで、セッセとお散歩や体操にはげむ毎日でした。もちろん、少しですが、クラスで教えていただいたヨガもやっていました。そのおかげか、子宮口の開きもよくて、入院時4㎝でしたが、1時間たらずで全開となりました。けれど、その後、赤ちゃんがゆっくりゆっくりおりてきたようで、3時半になってもうまれず、又、陣痛も微弱になって、いきめなくなり、吸引してもらい、やっと生まれたという感じです。
 最後は吸引になってしまったので、本当はあまり良いお産ではなかったのかも知れませんが、それは私が希望してやってもらったことだし、ずっとおふろに入れたし、私としては私なりのお産ができた、というところです。

 黄だんが少しあって、ライトをおかりして当てたり、おしりに(赤ちゃんの)おできができてしまい、通院したり・・・と、いろいろ赤ちゃんの方もありますが、今から裸育児をとり入れて、気持ちの良い状態を作ってあげています。
 上のお兄ちゃんたちも、主人といっしょに、へその緒が私の体から出て赤ちゃんとつながっている状態で対面でき、陣痛の間(おわりの1時間弱ぐらい)2階や、ろう下や、外で遊びながら、「ママがんばれー」と応援してくれて、直接、お産に立ち合わなかったものの、お産の様子は充分感じてくれたようで、赤ちゃんのこともかわいがってくれています。

 今回吸引になってしまい。又、出血もかなりあったということで、藤井先生は残念がっていました。藤井先生はほとんど吸引はしたことがないらしく、「もう少しだったのよ」とくやしそうでした。私の方が少し申し訳ない気がしました。お産の前、なんとなく体調が今ひとつで、又、お産にそなえて、家の模様がえをしたり、買物に行ったり、大そうじまがいのことをしたりと、年末のようにバタバタしていたので、少し疲れていたのかもしれません。お産の前は心を安定させて、落ち着いて生活すべきだったと反省しています。

 なにはともあれ、私が自信をもって助産婦さんたちに「水がほしい」だ「氷がほしい」だの「おふろにもう一度入りたい」だの言えたのは、マタニティクラスのおかげです。又、えいんのマッサージのおかげで、どこも切れずに、とても楽でした。

 長くなってすみませんが、あと1つ。陣痛だと気付いたのは、朝の9:30ごろ。10:00から、5分おきにいたみがきて、助産院にTELし、「すぐ来て」といわれたのに、あまりにお天気だったので洗たく物をほし、主人のワイシャツと退院用の赤ちゃんのドレスにアイロンをかけ、さあタクシー、と思ったら1つめのタクシー会社は「そちらには行きませヨ!」。前もってちゃんと来てくれるタクシー会社のTELを調べておけばよかったです。又、車で30分なんて大まちがいで、なんと1時間20分ぐらいかかってしまいました。まあ、入院時は4㎝でしたから、よかったのですが、時間ではかると5分間隔から、2分間隔へと、タクシーの中でどんどん陣痛が来てしまい、一人ですごく心細かったです。私の話など、あまり参考になることはないような気がします・・・が、ご報告まで。
1997年


妊娠・出産、母乳ワード101妊娠・出産・産後ワード101
安産と楽しいマタニティライフに役立つ101用語を解説。 監修/医学博士・産婦人科医師(故)進 純郎先生(監修当時)葛飾赤十字産院院長





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