妊娠 4ヶ月(12〜15週)
それまでお酒を楽しんでいた人でも、つわりになったとたん、気分が悪くて飲みたいと思わなくなったという人もたくさんいます。
胎児が小さくて、外部からの影響を一番受けやすい時期に、アルコールを受けつけなくなるというのは、自然の摂理のひとつなのかもしれません。
アルコールは、母親のからだの代謝によって、ある程度分解されることもありますが、多量に飲んだ場合や、母親がアルコールをうまく代謝できない場合には、そのまま胎盤を通って、胎児に伝わっていきます。それが、どの程度有害であるか、はっきりと社会的にも言われていません。妊婦のアルコールは、多少容認されているような感じすらあります。
しかし、アルコールは薬物と同じです。薬だと考えれば、そのとり方の判断はつきやすいはず。
自分のからだのアルコールの代謝能力がどれくらいなのかは、アルコールを飲んだあとの血液検査で調べることができるとか。
代謝が悪い場合には、胎児への影響はますます大きくなりますが、代謝が順調に行われていると言っても、おなかの中にいる胎児がまったく影響を受けないと考えることはできません。
毎日、少しなら大丈夫という社会的な通年は、赤ちゃんにとってはいいとは言えません。
基本的にはやめることを目指し、ほんのたまに、ワイングラス1杯をたしなめる程度にしたいもの。
妊娠・出産・産後ワード101
安産と楽しいマタニティライフに役立つ101用語を解説しました。
監修/医学博士・産婦人科医師(故)進 純郎先生(監修当時)葛飾赤十字産院院長
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