妊娠 3ヵ月(8〜11週)
卵子と精子が合体した受精卵は細胞分裂をくり返しながら卵管を漂って、そのうち子宮に着床します。
さらにどんどんとその中の形状を変えていくのですが、まず登場するのは背骨のようなもの。
やがて目ができて、それから魚のような形になり、しっぽが伸びて、手足がはえてトカゲのようになります。
はじめのうちはおだんご状だった手足にも、指の形ができ上がり、だんだんとヒトの姿になっていくのです。
これは、生物がおよそ三十数億年ほど前に地球に登場してからたどってきた系統発生の過程を、おなかの中でなぞっていることになります。
胎児になる前の“胎芽”と呼ばれる時期、胎芽は一週間で倍々の大きさに膨れ上がって、妊娠十ケ月間の中でももっとも激しい速度で成長します。
この一見あたりまえに思える胎児の発生は、よくよく考えてみると、とてつもなくすごくないですか。
だれが教えたわけでもないのに、だれもテクノロジーの手を差し伸べたわけでもないのに、胎児は自ら決められた道をたどってくるのです。
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