妊娠後期
いよいよ出産もま近にせまり、出産の準備にかかるころ。病院や助産院での準備クラスは、出席しておきたいもの。
大きな病院だと、クラスの担当助産婦がお産のときに出会えるとは限りませんが、小さなクリニックや助産院の場合、助産婦や医師との顔合わせにもなります。医療者側からしても、何回か面識があると、いざ本番のときにコミュニケーションがとれやすく、安心できるのです。健診も同じように大切なコミュニケーションの場。どんどん質問して、不安材料を解消して下さい。
とくに聞いておきたいのは、お産のときの医療体制。
陣痛促進剤、会陰切開のことなど、気になる点をチェックしておこう。
地域の保健所の両親学級も、まあ行って話のタネにはなると思いますが、バース・エデュケイターのやっているクラスは、充実しています。こういうクラスは講義の内容ももちろんですが、来ている人たちが、とてもおもしろいし、参加者との出会いも楽しいもの。妊婦ばっかりが集う不思議に心安らぐ場です。絶対、おすすめ!
産休が迫る時期になると、仕事の整理や申し送りなど、休む間のことが気になります。早めから準備をしたいもの。この頃、産休、育休をあけてからの育児の準備もしなけりゃならない。
パートナーとの話し合いも必要になってくるでしょう。お産に立ち合う予定のパートナーだったりすると、それだけで「育児も協力的だろう」と勝手に想像しがちですが、あにはからんや彼としてはお産に立ち合うことが免罪札になるかもしれないと、もくろんでいる場合もある。「〜だろう」はけして結果ではありません。きっちり、話し合っておいたほうがいい。子どもが生まれてから、パートナーが、あまりにもかわいい娘なので、「仕事をやめて、この子のめんどうをみてくれ」と言ったことから、離婚騒ぎになった家庭もあります。
保育園をまわったり、役所の福祉課に出むいて、相談や情報集めも。できることなら、子どもを預けるには、祖父母はうってつけ。実家や姑家族にお世話になれる人は、甘えてしまおう。預けるために、実家のそばに引っ越したという家族は少なくありません。同じように、保育園のそばに引っ越すというのも、考えて損はありません。
妊娠中、引っ越しをする人は多いのですが、できれば妊娠中期がベスト。どうしてもギリギリになってしまう場合には、コストはかかりますが、全部おまかせの業者に頼みたい。パッキングや運搬以外にも、やることは山ほどあって、妊婦にはかなりキツイ作業です、引っ越しというのは。
さて、産休に入る頃から、どうも頭の回転が悪くなったと感じる人も多いもの。「どうしちゃったんだろ〜!?」と、ここであせる人は多い。
「最近、本を読む気もおきなくて」とか「なんだか、自分がバカになったみたいで、いやだった」という人もいる。それって、お産をするために、頭の血液がからだの必要な部分に回っているのかもしれない。冗談じゃなくて、女として本能的にからだがお産の準備をしているから、いらない機能を閉じようとしているんだと思う。だから、とてもいい状態なのです
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