おっぱいをかまれてしまいました
8ヶ月の娘におっぱいをガブリとやられてしまいました。ぐずっていたところだったので、まあ、自業自得なのですが。
ところが日が立つにつれ痛みが増して、今では授乳の度に激痛が。見ると乳首に傷ができていて、そこに上の前歯があたっているようです。
授乳の姿勢を変えてみたりしたのですが、効果なし。いいアドバイスはありませんか。

敏感な乳首をカプリとやられてはさぞかし痛くて、涙が出ちゃいそうですね。
さて、どうして赤ちゃんは噛んでしまったのでしょうか?
「歯が生えてくると噛まれる」とドキドキしているお母さんたちによく出会いますが、基本的に赤ちゃんは理由がなければ噛みません。噛むには噛む理由があるのですね。傷に何かを塗るよりもどうして噛まれたのか、ちょっと考えてみましょう。理由はひとつではありませんが、よくあるのは--
・お母さんがストレスを抱えていて、授乳の最中に気持ちがどこかにいっているとき(子どもは気を引こうとします)
・脂っこいものや甘いものを続けて食べてしまって、濁ったまったりとしたおっぱいになって溜まり乳ができているとき(かなりひっぱって飲んだり、飲みながら泣いてみたり、変な表情をします)
・お母さんが疲れていたり、イライラすると母乳が冷たくなることがあります。そうすると赤ちゃんもイライラしてきて噛んだりすることもともかく、まずはお母さんが体を温める食べ物や、ミネラルの多いものを食べるようにします。そしてイライラの原因はどこから来ているのか考えてみたり、ほんの少しでもそれを解決する糸口を探してみましょう。
足浴や腕浴、うなじにホットタオルを当てるなど、ほんの10分間でも自分をいたわる時間を作ってみるのもひとつの手です。
噛んだ赤ちゃんを怒るのではなく、「どうして噛んだの?」と赤ちゃんの瞳をのぞき込みながら、今一度じっくり向き合ってみることも大切です。落ち着いて楽しいおっぱいタイムが戻るといいですね。
( 答えた人:吉原香織さん/助産婦)