熱性けいれんについて
3歳と10ヶ月の2児の娘の母親です。熱性けいれんの時の薬の使い方について知りたいのです。3歳の子が熱性けいれんをおこしました。
日曜だったので在宅医に診てもらい、けいれん発作時にセルシンの座薬、発熱時のけいれん予防薬としてエスクレの座薬をいただきました。ところが翌日かかりつけの病院に行ったところ全く逆の使い方を説明されました。普通はどのように使うものなんでしょうか。

熱性けいれんの治療ですが、結論から先に申し上げると、熱がでたときに使うのはセルシン坐薬、というのが正解です。
でも、エスクレにも強い抗けいれん作用があるので、最初のお医者さんのいった方法に効果がないかといえば、そうでもないのです。しかし、今世界中で一番よく行われている治療(予防)法は、セルシン坐薬(ダイアップ)を熱がでたときに使うというものです。
ただし熱性けいれんは自然に収まる、たちのよいケイレンですので、一切クスリは使わなくていいのではないか、という意見さえ学会などではささやかれている、ということも付け加えておきます。
( 答えた人:榊原洋一先生/東大病院小児科/BC Message Boardより'97/12)