これだけは知っておきたい育児のこと、遊びのこと
1〜3ケ月のケア「夜泣き」
・おむつの扱い方 ・夜泣き ・お風呂
赤ちゃんが3ケ月くらいになると、よく笑うようになったり、何かに反応してびっくりするようになったりします。これは、赤ちゃんに自我というか、自分と他者との違いが少しずつわかってくるようになるからです。
さらに成長すると、お母さんとお父さんの見分けがつくようにもなり、相手に対して笑ったり、泣いたりの反応を示すようにもなります。
とかく、おっぱいを上げているうちは、母子関係は父子関係より密接なので、お父さんの出る幕がないように感じられるかもしれませんが、やっぱり、父親と母親では、赤ちゃんに与えるものも違っていて、お父さんにはお父さんの役割があるもの。
仕事が忙しくて、赤ちゃんが寝ている時間にしか家に帰ることができなかったので、久しぶりに赤ちゃんを抱いたときに、泣かれてしまったと、言っていた父親がいます。しかし、彼は果敢にも、それでは悔しいと、その晩は、めげずに夜泣きにつきあったとか。「父も子も、さすがにぐったりして、ちょっとかわいそうだった」と妻は言っていましたが、そういうお父さんの気持ちがうれしい、と赤ちゃんも思っているのでは。
夜泣きに悩まされているお父さんもいました。夜泣きは誰でも経験するものですが、実際けっこう辛い。でも、そんなとき、いっしょに父親が悩んでくれるというのは、妻にとってはうれしいもの。赤ちゃんが泣いているのに、「うるさいなあ」というような顔をされると、母親も辛いし、そうした母親の不安な気持ちを察して赤ちゃんが、さらに泣きやまないということもあるかも。
一生夜泣きしている子はいない。辛いかもしれませんが、つきあってあげるしか方法はなさそうです。母乳の場合は、添い寝をしながら、泣いたらおっぱいを含ませることもできますが、ミルクの場合には、泣くたびにミルクを上げるわけにはいかないかもしれません。いろいろ工夫して、抱いて泣きやむのなら、抱き癖がつくと心配せずに、抱いてあげたほうが赤ちゃんは落ち着きます。