味覚の一歩を育てる離乳食レシピ

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味覚の一歩を育てる離乳食

きほんのレシピ帳

離乳食づくりは、あまり難しく考えないで。
赤ちゃんがよろこんで食べてくれる
カンタンで栄養満点のレシピを紹介します。

レシピ/小野田レイ 栄養学監修/久保田洋子(NPO法人みんなの食育)


離乳食6たけのことトマト煮

きほんのレシピ
やわらかく煮れば赤ちゃんも食べられる
たけのことトマト煮

たけのこは、かつお出汁やトマトととても相性がよい野菜です。たけのこの穂先はやわらかく煮れば赤ちゃんも食べられます。またトマトは、たけのこの風味で酸味が和らぎ、生トマトより食べやすいです。

材料(4人分)
たけのこ(なければ、ゆでたけのこ):小1/2個 小トマト:4個
〈A〉米ぬか:1カップ  水:1L  とうがらし:2本
〈B〉かつお出汁:2カップ  塩:小さじ1/2  しょうゆ:大さじ1


作り方

1. たけのこの穂先を切り落とす
たけのこは泥を落とし、堅い皮を3枚くらいはがす。穂先が見えるくらいの位置で斜めに切り落とし、穂先に切れ目を1本入れる。

穂先を切り落とす

2. こめぬかでゆで、えぐみをとる
1を〈A〉に入れ、たけのこが浮いてゆでむらができないようにお皿などで重しをして50分ほどゆで、そのまま冷ましておく。
こめぬかでゆで

3. たけのこを真水に浸す
2が冷めたら、ぬかを洗い落とし、使うまで真水に浸けておく。


4. たけのこを切り、煮る
3のたけのこを薄切りにする。そして〈B〉の調味料に入れ、20分煮る。

たけのこを切り、煮る

5. トマトを入れ、さらに煮込む
4にトマトを丸ごと入れ、トマトが柔らかくなるまで煮る。

トマトを入れ、さらに煮込む



離乳食栄養コラム
栄養コラム
旬を味わう食材、たけのこ
久保田洋子(NPO法人みんなの食育 管理栄養士)

たけのこは漢字で書くと「筍」。たけかんむりに旬と書きます。今でこそ輸送技術が発達して、九州から北海道まで産地リレーし、長い期間たけのこを食べられるようになりましたが、本来は非常に短い期間しか食べられません。まさに旬を味わう食材です。

栄養面では、タンパク質を多く含むほか、体内の余分なナトリウムを排出して高血圧予防に効果のあるカリウムも豊富です。また、独特の歯ごたえの元である不溶性の食物繊維は、便の量を増やし、腸を刺激して蠕動運動を活発にするので、便秘を改善する働きがあります。不溶性食物繊維はコレステロールや有害物質を吸着して便と一緒に体外に排出する働きもあるため、動脈硬化や脂質異常症、大腸がんなどの予防に有効です。

しかし、食べ過ぎが原因で吹き出物やアレルギー症状を引き起こす場合があります。また、消化が悪いため、胃腸が弱い人、下痢気味の人は食べ過ぎに注意しましょう。

時間が経つとアクが強くなり、苦味やえぐみが増すので、手に入れたら早めに下ゆでしましょう。

[参考文献]
・青野治朗ほか監修 “食べものの栄養を知る野菜編”最新体にいい栄養と食べもの事典 東京.主婦の友社.2006.P74




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