(文:小野田レイ・掲載:2014年8月)
●●● お菓子に付きもの、食物アレルギーの話
3大アレルゲンの小麦・卵・牛乳
お菓子はアレルゲンの宝庫です。クッキーやケーキには3大アレルゲンである小麦・卵・牛乳が材料に入っています。厚生労働省科学研究の「食物アレルギーの発症・重症化予防に関する研究」で、0歳から学童期までの532名を対象に食生活に関する調査を行ったところ、食物アレルギー児は41.2%が家族と違う献立の食生活を送り、その献立作りに保護者の69.8%が苦労していると回答しています。1歳半過ぎから、一品ずつ少量を
この調査では、0 歳が32%で最も多く、1 歳が20 %、以降加齢に伴い漸減しています。このことからもアレルギーの出やすい食物は、消化能力が整う1才過ぎてから、慎重に与えた方がよいでしょう。特に高タンパクの卵は、固茹でした黄身のみから初め、白身、半熟卵、生卵と段階を踏んで食べさせて下さい。 また、何でも初めて与える食物はスプーン2分の1杯を食べさせて様子を見て、次の日はスプーン1杯食べさせて、お子さんの様子を見ながら少しずつ増やして下さい。初めての食物を2種類以上混ぜると、症状が出た時、何のアレルギーかわからなくなるので、3〜4日程空けて1品ずつ増やしていきましょう。Point レッスン7のポイント
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