◎つかむ → 口に入れる。
当然、赤ん坊は味を確かめる。
この行為を私は「検品」と呼ぶ。だから、安全なものを。
◎つかむ → はなす・投げる・おとす
つかんで放すと、音がして落ちる。
音が聞きたくて、またくり返す。
投げると、つみきが遠くに落ち、もっと大きな音がする。それに感心すると、止まらない。しばらくは投げ続けることになる。
大人に根気がなくなったら、さっさと片付けるのもいい。
◎ならべる → こわす
例えば、大人が4個の積み木をドミノのように並べ、赤ちゃんに倒してもらう。
◎つむ → こわす
例えば、大人が積んで壊してみせる。何度も見せているうちに、赤ちゃんもひとつ積んでみるときがくるかもしれない。
「じゃあ、次は私の番」と、大人がひとつ。
「次は赤ちゃんの番」と、ひとつ。
◎つくる → こわす
自分が積むより、大人が積んだのを壊すほうが、楽しい。
くり返していれば、突然、自分で積むようになる。「壊してばかり」とあきらめないで。
例えば、きょうだいだったら、上の子と大人が積んだものを、赤ちゃんカイジュウに壊してもらおう。壊してもらうために、つくってみよう。
つみき遊びは、このくり返し。
積み木でなかなか遊ばないと嘆く大人は、まずそれを理解しようね。