おかあさん、あのね こどもがかいたおかあさんの詩
吉野弘・新川和江/監修 大和書房
おっぱい
おかあさんの おっぱい
でないよ。
ぼく ちいさいとき
ぜ−んぶ のんじゃったもの。
これは、小学校1年生の詩。
どんなに大人が言葉を考えて並べてみても、
子どもの言うことにはかなわない。
私は今、毎日笑いながらそれを感じて暮らしている。
もう手をつなげなくなったお母さん。
だいすきなおかあさん。おもしろいおかあさん。
いなくなったおかあさん・・・。
おかあさんを見つめる小学生の96編の詩。
そしてこれは2年生の詩。
お母ちゃんのこと
ぼくのおかあちゃんは、ほねだらけです。そしておこるとき、
ぶたないでしゃべるんです。
(文;森 ひろえ)