万引き小学生を捕まえて思ったこと(長文) | みかん -- 2004/02/26 .. | ||
旅先でのこと。 そこは海沿いの田舎で、の〜んびりした○○町なんていう土地。 のどかな畑や田んぼが広がり、道くさしている子どもなんかいて本当に都会とは全く違った環境でした。 超ど都会に住んでいる我が家は 「こんな環境で子育てしたいね。ここなら最近の変な事件を起こすような子どもにはならないよね」 なんて主人と話しながら、「学遊会館」という、いわゆる児童青少年育成施設を発見したのでちょっと覗いてみることに。 すると、事務室受付(事務員が2人居ました)の目の前の机で男の子二人が袋からモノを取り出していました。 それをよく見ると、ボールペンやビー玉、電池などなど。とにかく量が半端でなく(ペンだけで20本位、電池30個位)私が「?」と思っていると主人が無言でつかつかと歩き・・・ 「君達、全部でそれいくら?」 「レシートは?」 と問い出しました。 子どもは「レシートは捨てた」 「全部で5000円位」 と答えたのですが、よーく問いただすとあっさり白状し、やはり万引き商品でした。 それも、リュックサック内にはまだいっぱい入っていました。 「君達、初犯じゃないね。申し訳ないけど警察に電話するよ。」 と淡々と主人は電話を掛けました。 ここからが私のショックな出来事だったのですが・・・ まず、この子どもはいわゆる「野生児」っぽいカンジの子達。手や爪は土いじりしているせいか真っ黒。夏は海で遊んでいるせいか肌も浅黒く、健康そのもののカンジ。洋服が汚れていても全く気にしている気配もない。きっといつも泥んこになって遊んでいるのでしょうか。 そして、とても素直。すぐに白状した他に 「他の○○クンなんか20回位やってるよ。」 「僕達、手錠掛けられるの?牢屋に入っちゃうの?」 など子どもらしい心配な思いを話してきました。 主人が万引きという行為はどんな事か伝えると、もうしないと肩を落としていた少年達。 彼らの話を聞くと、クラスのほとんどの子がやっているので罪の意識がほとんどなかったという。それがかえって大量の万引き商品をしてしまった結果になっている。 こんなのどかな恵まれた環境の中でもこういう犯罪の芽が伸びているのかと思うと、日本の教育、本当にこのままでいいのだろうかと真剣に悩んでしまいました。 そして、この会館の役割ってなんだろうって思いました。 事務室の目の前で、二人が万引き商品を堂々分け前ているのです。事務員2人もいながら、見つけたのはふらっと立ち寄った主人。その間にもいろいろな大人が出入りしていました。 主人は 「日本の大人は子どもに対して本当に冷たい。みんな他人事としている。犯罪の芽を摘んであげれば、こういう子どもの人生を変えてあげられるのに」 と言っていましたが、本当にその通りです。 みなさんはどう思いますか? |
|||
わたしも経験あります。 くらすぷ | |||
>>> わたしも経験あります。 | くらすぷ
-- 2004/02/26.. | ||
以前、わたしもファンシーショップで万引きの現場を見て、後を追って小学生を問いただした経験があります。 その子はとても育ちのよさそうな感じで、恐らくは私立の小学生。 単独の行動でした。 たまたまちらっと、その子を目にしたとき「?」という直感があって、少しの間観察してました。 ヘアゴムとヘアピン?のようなものをスッと手の中に隠し、店から立ち去りました。 ワタシは単なる通りかかった人間なので、そこのショップの店員さんを連れてその子を追いかけて、商店街の隅に行き 「さっきのモノを出してごらん?」 と言いました。 初犯かどうか解りません。 「こういう事はもうしちゃだめだよ」 と言いましたが、なんだかとてもショックでした。 お店によってはそんな小さなモノを追求するのは、却って不経済なので見逃すというようなトコロもあるようですが、やはりそう言う問題じゃないと思うのです。 モノを手に入れるためにはそれなりの代価を支払わねばならないシステムを叩きこまないと、ダメなんだなあと思いました。 今の子ってお金には困らないけれど、お金の意味やお金というモノをぞんざいにしてると思います。 それは、親が教えないとイケナイ事なんじゃないかと思いました。 あらためて親というものの責任を感じた出来事でした。 | |||