「赤旗」の「少子化」記事に怒り(2) | 自主独立の40代女性 -- 2005/02/25 .. | ||
強い不快感を抱きながら連載㈪㈫㈬・・・と毎朝目を通しました。若くて健康で妊娠・出産・育児の適齢期、その予備軍の女性が抱える問題という記事の視点が貫かれていると感じざるを得ませんでした。記事中取材されている人物は20代30代ばかり。 現実に20代30代の出産が多いのですから、取材が20・30 代に集中するのはわかります。 連載の冒頭で「20代30代の人たちはどう感じているのか、現場から探っていきます」という対象の限定的な言葉がなければ、紹介されている女性たちの産みにくく育てにくい労働環境・条件に素直に共感できたでしょう。 どうして20代30代なのか、赤旗編集局に電話しました。 「少子化」取材班の一員である若い女性が応答したのは、「取材したのが20代30代ばかりだったので、深い意味もなく記事に「20代30代がどう感じているのか」と書いてしまった」ということでした。 取材班のメンバー構成を聞くと、20・30代の女性3人、40・50代の男性2、3人だそうです。 自分たちが20・30代だから自然とそのように傾いてしまったのではないかと聞くと、「そうではない」と別の女性記者が答えました。 「深い意味」がなくとも、意識的に傾いた訳でなくとも、活字になれば読む側の受け取り方は様々です。 「深い意味」でなければ簡単に済まされることでしょうか。 「深い意味」もなく書いたのであれば一層問題です。 「少子化」問題、具体的に妊娠・出産・育児の問題は20・30代の問題だと多くの赤旗読者、及び全国の同党議員は強い先入観を抱くことになるのではないでしょうか。 精力的に街頭宣伝・演説、または演説会を行っている同党です。 私が耳にした限り、同党議員の演説は子育ての問題に触れると、 「『若い』お母さんの子育ての悩み・・・」云々と、必ず「若い」という形容詞がつくのを、苦々しく思っていました。 同党は政党別に見れば、地方議員数は政党中1番多いということを誇っています。その地方議員たちに「少子化」は若い世代に限るという思いこみで、全国津々浦々で、「若いお母さん」を連呼されるのは、私は嫌だと思いました。 「深い意味」がなく書き、活字化したのであれば、ジャーナリスト、ジャーナリズムとしての資質、資格、責任を問われるのではないでしょうか。 この時点で、記者だけでなく、赤旗編集局長(同党常任幹事委員)に真意を質せばよかったと今になって思います。 私は記者たちに「少子化の問題は、子どもを産みたい女性の全ての問題だ」と主張しました。 (続く) 投稿文が冗長になり申し訳ありません。 |
|||