OHSSになられた方いらっしゃいますか? | 七海 -- 2004/04/01 .. | ||
現在アメリカで不妊治療をしています、39歳の者です。 いつもこちらではたくさんの情報と元気を頂いて感謝しております。不妊治療の話題なのでコウノトリVoiceの方に投稿すべきなのかもしれませんが、もしかして既に妊娠されている方でご経験のある方もいらっしゃるかと思い、こちらに投稿させていただきました。 先日、初めてのIVF(ICSI、刺激法)で、採卵直後にOHSS(中程度)になってしまいました。 OHSSの状態がひどく、採卵後にモルヒネを入れられても痛みがとれず、その後、処方された強力な鎮痛剤を飲んでも下腹部の激痛は4日位は全くとれませんでした。 その他一番ひどい時の症状として、下腹部全体が引き裂かれるような痛さでベッドの上で足首を回す事さえできなかったり、吐き気、呼吸が苦しい、尿量の減少、下腹部の膨張と腹水、右卵巣が9cmに肥大(現在は5cmに縮小、経過観察中)、肝機能の悪化(現在も経過観察中)がありました。また、膀胱炎にもなりました。 現在は、もう下がらなくてはいけないはずの肝臓の値がまだ高いため、血液検査を引続き行なっている状態です。そういえば顔色も黄色くなっていました。 6日目の胚盤法でのETの予定だったのですが、ET当日に分割が止まってしまっていた為、結局ETもできませんでした。 今回使用したのは、Lupron注射(視床下部の働きを押える為、 1ユニットを1日1回 x 9日間) hMGは、Follistim (75IU2本)とRepronex(75IU1本)を混ぜた注射を1日2回 X 9日間。 hCGは、Novarelを75,000IU (最初は10,000の予定がOHSSを防ぐ為減量の指示) 卵胞は、右卵巣に10個(16-20mm7つ、15mm以上3つ)、 左卵巣に7個(12mm)の卵胞ができていました。 採卵2日前のE2は2,752, LHは0.8、P4は1.75です。 ETキャンセル後ドクターに、「エストラジオールが2752もあって、しかも右の卵巣には10個も大きい卵胞ができているのだから、OHSSになるのはあたりまえだ・・」みたいなことを言われました。 “あたりまえ・・・って、なったら困るんだけれど・・ちゃんとモニタリングで早期発見してくれなかったのでは?” と、正直思ってしまいました。 モニタリングは最初はhMG注射開始後4日目、次から1日置きで採卵前2日間はモニタリングなしでした。 アメリカでは注射は全て自宅にて自分で打つ為、刺激注射が始まると、特に問題があるケース以外は、クリニックに行くのは モニタリングの血液検査と超音波検査のためだけに行くようになります。 OHSSがでるかどうかは本当に個人差があって、 同じhMGの量を打ってもならない方も多いでしょうし、 また卵胞が同じように17個くらいできてもならないかたもいらっしゃるので、 やってみなければわからないというのは理解しているつもりです。 担当医からは次回のIVF(ICSI)はLupronの変わりにアンタゴン、hMGは今回と同じものを減量(1本と1本)、木目細かなモニタリングでOHSSには対処できると言われています。 いろいろ考える事がありまして、転院も考えており、他のクリニックのドクター2名とのアポをいれました。 その際、OHSSについての所見も伺うつもりで、いろいろネット検索で情報を集めている所なのですが もしみなさんの中にもOHSSの経験をされた方がいらっしゃいましたら、是非ご経験を聞かせていただけましたら心強いです。 よろしくお願いします! |
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としび〜さん、ありがとうございます! 七海 | |||
軽度でしたが私もなりました。 としび〜 | |||
>>> としび〜さん、ありがとうございます! | 七海
-- 2004/04/01.. | ||
としび〜さん、貴重なご経験を聞かせていただきまして、 本当にありがとうございます! OHSSにかかってしまうケースってあまりないのかな・・・と、 少々落ち込んでいたので、としび〜さんからのお話はとてもうれしかったです。 私は男性不妊(奇形精子)でIVF(ICSI)しか方法がないと言われ、今回初トライしました。 右の卵巣が背中にひっくり返ってしまっているとは、もう、本当に心配ですね。 卵巣が捻転してしまうと開腹手術になる・・と聞いています。 体に爆弾を抱えているような感じですよね。 お話を聞いているだけで、自分の卵巣も痛くなってきました。 今はとしび〜さんは、安静に近い生活を指示されているのでしょうか? 現在も不妊治療医でOHSSのモニタリングをされているのですか? としび〜さんは、LupronとGonal-Fを使われたとの事ですが、 OHSSが出やすい患者にとっては、この組み合わせがよいのでしょうか?なにか、そういう説明がありましたか? OHSS対策として、Lupronを通常の倍使われたとの事。 卵巣機能を押えに押えたというわけですよね。 私の場合効き過ぎたらしく、当初の予定の半分の期間でストップ命令がでました。 Lupronが効き過ぎてしまい、かつ、OHSSが出やすい私のようなケースでは、Lupronの量はどうすべきなのか、別の注射をした方がいいのか、としび〜さんのお話を念頭に入れながらセカンドオピニオンで聞いてみたいと思います。 また、Gonal-Fを少量使われたとの事、 私が打っていたhMGの一つのRepronexはかなり強い薬だそうなので、Gonal-Fを使った方がよいのかもしれないですよね(素人考えですが)。それも、聞いてみたいと思います。 それにしても、hCGの48時間前には6−7個だった卵胞が、たった2日で倍以上に増えてしまわれたとは・・・ 本当に怖いですね、OHSSって。未知数な所が更に怖い。 私の場合受精率が成熟卵の半分以下だったので、今までの担当医は、OHSSがでやすいにもかかわらず、ある程度の数の卵胞を作らないとだめだと考えているようです。 でも、こちらの掲示板で、日本で自然周期でIVFをされている方のお話(特にKLCで治療をされている方のお話)を読む限り、 卵胞は多く取れればいいってもんじゃないようですし、 一体どうしたらよいのやら・・・。 それにしても、どんなに慎重にOHSS対応をしても症状がでない保証はないということが、としび〜さんのお話からよくわかりました。自分がハイリスクの患者なのだ・・ということが、より実感できました。 でも万が一の時は、受精卵を冷凍保存してOHSS症状緩和後ET、という方法もありますものね。 としび〜さんの場合は、ETされた後にOHSSがでてしまわれたわけですから、そういう方法はとれなかったのですよね。 セカンドオピニオンでどういう質問をしたらよいやら、 なかなか手探りの状態だったのですが、 お陰様でまた新たなポイントがわかりました。 また引続きお話聞かせていただけると、とても嬉しいです。 最後に、としび〜さんの卵巣が捻転するようなことなく、早く元のサイズに戻られますように、心からお祈りしています。 | |||
>>> 軽度でしたが私もなりました。 | としび〜
-- 2004/03/31.. | ||
七海さん、はじめまして。 私もアメリカ在住で、昨年12月に初ICSIで妊娠することが 出来ました。現在18週です。 私の場合はもともと不妊の原因のひとつがPCOSだったため、 刺激が過ぎるとOHSSになりやすいため、Dr.は初めからすごく慎重で、Lupronも通常の倍量ではじめ、刺激はGonal−Fでしたが、その分量も少なめで、薬を頼んでくれるナースが再確認したほどでした。 ただ、刺激4日目で卵胞の成長が遅いため、増量はしましたが、 実際にHCGを打つ日の朝(採卵の48時間前)は左右合計で6-7個の卵胞が見えていただけで、採卵の当日いきなり合計16個採卵した。。。と言われてびっくり! 翌日にはそのうち15個がMature Eggsで14個が受精したと連絡が入り、一体最後の48時間に私の卵巣はどうなっちゃったの?と思いました。 でもそのときは卵の状態に気を取られていたので、OHSSに関しては、余り気にしていませんでした。 実際のOHSSの症状は、ETから1週間後ぐらいに腹痛がはじまり、10日目には痛みで歩くことも辛くなり、初めてこれはまずいかも。。。とDr.に連絡をいれたら、"今から即家に帰って横になって、明日の朝一番に診察にくること。入院したくなければ トイレとシャワーと、診察以外は1週間から10日は寝たきり!” と宣言されました。 翌朝の診察で、卵巣が左10cm、右が12cm、腹水も500mlぐらい溜まっているということで、結局クリスマス・年末年始の休暇をあわせて丸2週間はほとんど寝たきりで過ごし、 腹水は無くなりました。 その間に妊娠の陽性反応が出ていたので、卵巣の腫れは当分引かないでしょう、ということで、その後もモニターしていますが、 妊娠12週目で、まだ左6cm、右8cmと肥大しており、 特に右の卵巣は重みで背中のほうにひっくりかえってしまって、 もし卵管をねじってしまうと大変なことになるからと、 今も検診の度にチェックしてもらっています。 私が採卵時にたまたま私のすぐ後に採卵に来ていた方は、 他のクリニックで刺激周期中にOHSSの症状が出て、 3日前にうちのDr.にセカンドオピニオンを貰いにきて そのまま転院して、当日採卵をして、OHSSの症状が緩和されてから解凍してETするとのことでした。 片道1時間半かかるけれど、ここのDr.のほうが安心できるから 採卵直前に無理矢理うちのクリニックに変えたと、言っていました。 うちのDr.はそれだけOHSSに関しては敏感だということですが、私のケースなどはこれだけ気を使っても、身体のほうがどのような反応を起こすかはやはり未知の部分があるので、 避けられないようです。 七海さんの症状はかなり色々と大変そうですが、次回に向けてがんばってくださいね。 | |||